profyuki.cocolog-nifty.com > プロフ・ユキの紹介する日本の街角 Highlights of Japan

大阪・玉造教会10:「最後の日のガラシア夫人」

大阪・玉造教会10:「最後の日のガラシア夫人」

大阪・玉造教会

2010年10月 9日 (土)

大聖堂の正面には日本画家の堂本印象による、「最後の日のガラシャア夫人」、「栄光の聖母マリア」と「高山右近」の絵があります。

「最後の日のガラシア夫人」では、石田光成の手の者による炎に包まれた部屋で、着物姿のガラシャが十字架に祈る姿が描かれています。家臣に槍を構えさせ死を目前にして、現世での種々の苦しみから逃れられるためか、その穏やかな表情に胸が打たれます。

玉の父・明智光秀は本能寺で織田信長を討った10日余り後、謀反人として非業の最期を遂げました。玉を愛する忠興は「謀反人の娘」となった妻を、光秀の死まで秀吉から隠し通します。また、キリシタンとなったガラシャを終生隠し通します。

その後、1600年に忠興は徳川家康に従って 会津上杉を征伐に出陣しますが、その留守中 反家康の石田三成が大名妻子たちを大阪城中に人質にしようとして屋敷を取り囲みますが、玉はそれを拒み死を遂げることになります。

ガラシャとしては主人忠興に数々の義理があり、またキリシタン信者として生き続けることの困難さを十分理解していたことでしょう。

関連記事:・高山右近と細川ガラシャの足跡(2010年10月 9日)

| トップページ |