自然災害に対して人間の無力さを今更ながらに、知らされた思いがします。某知事の言ではないけれど、まだまだ我々は自然の脅威を制御できないでいることを、謙虚に受け止める必要があるでしょう。

昭和8年の被災者の子供の目として、次のような作文が残っています。

「津波」と題する作文の途中から引用します。
…………
私は、きくさんと一しょにはせておやまへ上がりますと、すぐ波が山の下まで来ました。
だんだんさむい夜があけてあたりが明るくなりましたので、下を見下ろしますと死んだ人が居りました。
私は、私のおとうさんもたしかに死んだんだろうと思いますと、なみだが出てまいりました。
下へおりていって死んだ人を見ましたら、私のお友達でした。
私は、その死んだ人に手をかけて、
「みきさん」
と声をかけますと、口から、あわが出てきました。…………

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