カテゴリー「・園芸植物・園芸情報 Hort. Plants & Information 」の226件の記事

2017年11月17日 (金)

・東山のくろ谷にある金戒光明寺紫雲の庭などの見事な紅葉を見てきました

先に京都府立植物園では、イチョウの木とケヤキの木々の紅葉 半木神社周辺の紅葉を紹介しました。その後何時も参加している京都の名産品の展示会が、今年はくろ谷の金戒光明寺で開かれるとのことで、114日に楽しみに行きました。金戒光明寺は東山の平安神宮の北側に位置します。

金戒光明寺は浄土宗の寺で、開山・宗祖は法然上人です。比叡山での修行を終え、四十三歳の時念仏の教えを広めるために、この東山にある紫雲山山頂の石の上でお念仏をされた時、全山にみなぎり光明があたりを照らしたことからこの地に草庵をむすばれました。これが浄土宗最初の寺院となりました。

金戒光明寺は幕末に、重要な役割を果たしました。幕末の京都は暗殺や強奪が日常化し、手のつけようのない状態になっていました。その頃の勤皇浪士の足跡の一部を先に紹介しています。文久二年(1862年)京都守護職に任命された会津藩主松平公は12月に入洛し、このくろ谷に本陣を構えました。

この金戒光明寺に会津藩士1000名が常駐し、京都守護職本陣に選ばれたのにはそれなりの理由がありました。徳川家康は幕府を盤石なものにする為に、特に京都には力を注ぎました。直轄地として二条城を作ってその横に所司代を置き、何かある時には軍隊が出動できるように黒谷と知恩院をそれとわからないように城構えとしていました。寺に入ろうとすると後の写真にもありますが、かなりの石段に取り囲まれ、堅固な造りになっていて正にお城のようです。上からの眺望は良好で、特に西からやってくる敵に対しては大山崎(天王山)、淀川のあたりまで見渡せます。二つ目の理由として、御所などの重要な場所に近い点があります。御所まで約2㎞、三条大橋東(粟田口)までは1.5㎞の下りで、馬で走れば約5分、人でも急げば15分で到着できる要衝の地でした。更に、千名の軍隊が駐屯できる約4万坪の大きな寺域があり、居住するに十分な宿坊がりました。

その日に家人は大きな荷物を持っていたので、やっとの思いで階段を登りお寺に入りました。帰りには丁度客を載せて来たタクシーがあり、幸いそれで楽に地下鉄の駅まで行けホッとしました。行きには大変な思いをしましたが、洛趣会で見事な工芸品、名産を拝見し、また山の頂だけに色鮮やかな紅葉が見られて満足致しました。ここにはその時に見た見事な紅葉を紹介し、洛趣会の様子は次回に紹介します。

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金戒光明寺

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2017年11月13日 (月)

・植物園内にある半木神社の池周辺でも木々の紅葉が進んでいました

先に京都府立植物園では、イチョウの木とケヤキの木々が紅葉を始めていたことを紹介 しました。正門から入ってまっすぐ進むと大温室の前を通り、桜の木々の間を抜けると半木神社に着きます。半木は「なからぎ」と読み、この辺りは古くからこの地域の地名でした。しかしこれが読めない人が増えたせいか、今では「はんぎ」と振り仮名が住所標識などにふってあり驚きます。

紅葉(こうよう)と書くとモミジとも読み、また晩秋に落葉広葉樹の葉の色が紅葉や黄葉に変化することも意味します。また、モミジと打ち込むと紅葉あるいは黄葉に変換されます。モミジという植物は意外となくて、一般にカエデの類が対象となり、何か特定の植物を意味するものではありません。また色の変化も紅葉、黄葉と褐葉などの色の区別はなかなか難しい場合が多く、一般には紅葉と表現されることが多いようです。

落葉広葉樹の葉は常緑樹の葉とは異なり、一般に薄くて冬の寒さに対する抵抗性はなく、落葉することで木自体の身を守ります。先ず光合成をしていたクロロフィルが分解されます。その過程で種類によってクロロフィルが分解して元からあったカロチノイドが目立ってきたり、アントシアニンなどの色素ができたりして紫外線などから葉を守ります。その間に、葉に蓄えられた養分を茎や根に回収します。元からあったカロチノイドを持つ葉は黄葉し、アントシアニンができた葉は紅葉します。養分の回収が終わるとエチレンなどの老化ホルモンが作られて葉の基部に離層ができ、枝から葉は離れ落ちるようになります。回収された養分は、春になって新しい葉ができるのに使われます。

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紅葉

 落葉樹に交じり常緑樹もあり、紅葉の色合いが非常に複雑で、微妙な紅葉の色合いが楽しめました。

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2017年11月10日 (金)

・今年もイチョウの木は黄葉し、ケヤキの木々も紅葉が始まりました

キンモクセイが芳香を漂わせたと思ったら、京都府立植物園ではイチョウの木は黄葉して銀杏をつけ、エントランスではケヤキの木々が紅葉を始めていました。イチョウの木はイチョウ科イチョウ属に属する、中国原産の裸子植物です。普通に見かける被子植物と異なり、タネになる胚珠が裸状態で花の中にあります。世界古来の樹木の一つであり、世界的に繁栄したが氷河期にほぼ絶滅し、イチョウは唯一現存する種(シュ)なんです。現在イチョウは、生きている化石として絶滅危惧IB類に指定されています。

イチョウの木は日本ではよく見かけますが、ヨーロッパではあまり見かけません。それはヨーロッパのイチョウは細菌によって死滅した後に、1693年に長崎に来ていたケンペルによりヨーロッパに持ち帰られたものからだけ広がったためです。イギリスでお世話になったシュワーベ先生も、庭に植えられた小さなイチョウを自慢していたことを思い出します。

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紅葉

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2017年11月 7日 (火)

・今年も平野神社では酔芙蓉の花がお酒に酔ったように白色から薄赤色、赤色と色とりどりに変化していました

昨年秋にスイフヨウ(酔芙蓉)の花を偶然平野神社で見かけ、白色、薄赤色や赤い花が綺麗に咲いていることを紹介 しました。スイフヨウはアオイ科フヨウ属の落葉低木です。先に同じ科で同じ属のハイビスカスフヨウを紹介 していますが、葉の形態は共通で花弁も5枚で旋回し椀状に広がっています。先端で円筒状に散開するおしべは根元では筒状に癒合した雄ずい筒を作り、その中心部からめしべがさらに突き出て5裂しています。ただ酔芙蓉の花弁は一重ではなく、普通では八重の花でたくさんの柔らかい花弁が何層にも重なっています。

スイフヨウは朝咲いた時には白色ですが、午後にはピンク色から赤色の変化します。マツリカ(茉莉花、アラビアジャスミン)の花も同様に、同じ株から白色から薄紫、ピンクがかった紫色など、いろんな色の花が一緒に咲いてとても綺麗なことを紹介しました。

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酔芙蓉

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2017年11月 5日 (日)

・京都府立植物園で開催された第50回秋のバラ展をみてきました

京都府立植物園で1020日から22日までの3日間、第50回秋のバラ展が実施されました。市内のバラ愛好家により丹精込めて栽培された切り花約800本、オールドローズや新品種のばら鉢植え約150鉢が展示されました。そこで最終日に、花瓶に挿された各種の色のバラを見てきました。

バラにはいろんな分類がありますが、花の形・大きさからはミニチュア(姫バラ、     Minハイブリッドティー四季咲き大輪種、HT)、フロリバンダ(四季咲き中輪種、 FL)、クライミング(ツルバラ、CL)、ポール仕立て(P)などに分けられます。

今までに植物園バラ園に植えられていたバラなどを、ツルバラハイブリッドティーフロリバンダ ポール仕立てのバラについて紹介してきました。更にモッコウバラアンネのバラ晩秋のフロリバンダミニバラについて、またバラの切り方・剪定 について、植物のバラではない砂漠のバラも紹介 してきました。

 今回は、バラ展で見た見事な切り花のバラを紹介します。

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バラ展のバラ

見事な剣弁高芯の花を選んで示しました。

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2017年11月 2日 (木)

・秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 金木犀の 香にぞ驚く

秋になるとマンションの入り口に1本のキンモクセイが植わっていて、秋の訪れを知らせてくれます。今までに、芳香漂うキンモクセイについて紹介は一度していますその折にも書きましたが、父は外国航路の貨物船の船長をしていて留守がちで、若い頃の母はせめても秋の香りを父に届けようと、航空便の封筒にキンモクセイの花を入れて送っていたようでした。キンモクセイの香りがすると、いつもそのことを思い出します。そんなキンモクセイの花ですが、いい香りだなと思いつつ、ジックリと花の形を見ていませんでしたので、今年は接写して花を詳しく見てみました。図鑑を見るとキンモクセイは雌雄異株ですが、原産地の中国南部から日本へは江戸時代に雄株だけが渡来し、雌株は入ってこなかったようです。雌株は実をつけるのでその着花負担のため、花数は雄株より少ないので、日本には導入されなかったのでしょうか。日本での繁殖には、タネでなく挿し木で繁殖しています。挿し木をしても、花が咲くまでには5~7年かかりますので、気長に育てる必要があります。

 

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キンモクセイ

 キンモクセイの木とその落ちた花、それに花の接写した拡大を示しました。

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2017年10月18日 (水)

2017.10.17・秋の訪れとともに今年もヒガンバナが色鮮やかに咲いています

秋らしくなると共に、汗をかかずに散歩できる良い気候となりました。いつもの散歩道の途中で平野神社に寄り、今年のヒガンバナの開花程度はどうかなと庭園に見に行きました。咲いていました。いつもより数が増えて、真っ赤なヒガンバナとシロバナマンジュシャゲが咲いていました。今までにもその球根には毒があること 、更に夏から秋への草花のバトンタッチとして咲くこと、また京都府植物園でもヒナサンショウバラの丸い実が熟する頃、赤や白のヒガンバナも満開に咲いているのを紹介しました。

今年は植物園で毎月開催している講演会で、ヒガンバナの分類と来歴を調べておられた樽本先生に「ヒガンバナと日本人」と云う題で講演をして頂いたところでした。興味を持っておられる方は、先生が「農業および園芸」(養賢堂)2016年第3号から2017年第6号までの15回の連載記事がありますので、図書館ででもご覧ください。その要点は、マンジュシャゲは中国から渡来したとされるが、その時期は稲と共に弥生時代に来たのではなく、室町時代に禅宗の留学僧がもたらしたこと。それは仏教発祥の西方(天竺)にあると聞き及ぶ、天上に類なく美しい曼珠沙華と考えたため、持ち帰ったようです。ヒガンバナは救荒作物として水にさらせば食べられますが、その増殖率は低く作物として栽培されたのではないようです。田の畔などに植えられ、雑草やモグラの浸入を防ぐため利用されてきたようで、1000以上の里名が日本各地にあります。

今年は講演を聞いた影響もありますが、花の形態が気になり詳しく観察してみましたので紹介します。

 

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ヒガンバナ3

平野神社のヒガンバナ、シロバナマンジュシャゲと家人の実家で栽培しているピンク色のヒガンバナです。

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2017年9月24日 (日)

・9月にいつもの散歩道でアメリカチョウセンアサガオとフヨウの花を見ました

東大路通を歩いていると、ダチュラですが上向きに咲いているのを見かけました。よく生け垣などで見かけるエンゼルストランペットは、大きな花が下向きに咲いています。でもこのダチュラではどの花も上向きに咲いていて、調べてみるとアメリカチョウセンアサガオのようでした。道端の街路樹の下で、しっかりと枝を広げて咲いていました。  

また散歩の途中でいつもお参りする平野神社ではキョウチクトウの隣には、フヨウのピンクから赤の綺麗な花が次から次と咲いていました。フヨウはフヨウ属で、多くの仲間があり、どれも綺麗で大きな花を咲かせます。ここには、アメリカチョウセンアサガオとフヨウの花を紹介します。

 

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ダチュラとフヨウ

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2017年9月19日 (火)

・窓際ではパイナップルリリーとペンタスの可愛い小さな花が咲いています

先日家人が友人から、こんな花をご存知ですかとパイナップルリリーの花を貰ってきて、プラスチックの筒に入れ水を足して持ってきました。たくさんのちっちゃな緑色の花が群がって咲いていて、初めて見る花でした。またその横には苗で買ってきたペンタスが大きくなり、たくさんの五角形の星型の花を着けていました。どちらの花もあまりじっくり見たことが無かったので、接写して観察してみましたので紹介します。

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ペンタスとパイナップルリリー

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2017年9月15日 (金)

・窓際にはミニファレノプシスが咲き、ベランダではパッションフラワーが咲いています

先には窓際で毎日ハイビスカスの花が、一花ずつ咲いてくることを書きました。その横には春から黄色と赤色のミニファレノプシスが、次から次へと咲いてきています。最近では花のタネを播くのが面倒になり、園芸店で苗をよく買います。草花の苗を買うときには3月に苗が売り出される頃になるとすぐ園芸店に行き、良い苗を選びまた珍しい種類を買います。またラン類を買うときには、5月頃になって売れ残った苗が安くなったのを見て買います。1番花は終わっていますがまだ蕾が付いていることが多いので、それを来年がメインにと買い大事に肥培して咲かせます。いま咲いている黄色と赤色のミニファレノプシスもそんな売れ残りを買ったのですが、4月からずっと咲き続けている優等生です。

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ミニファレノプシスとパッションフラワー

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