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2024年3月 8日 (金)

・2月半ばの窓際ではミニ胡蝶蘭に続き、デンドロビウムの花が満開しています

 

今年は暖かかったためか、1月半ばにはまず赤のミニ胡蝶蘭が咲き出してきました。それに続き赤色

と白色のデンドロビウムも咲き出してきました。ミニ胡蝶蘭の事は2020年に紹介し、また赤と白色

のデンドロビウムの事は、2019年に紹介しています。

一昨年に咲き終わった白色の胡蝶蘭を頂いて、新たに植え替えた胡蝶蘭は、花茎が伸びだしてきてい

ます。花茎が伸びだしてきた時には気根と紛らわしいのですが、少し伸びてくると違いが分かるよう

になります。

また、ポインセチアは苞葉が赤く色づいていましたが、それも2月になると新しい緑色の葉が先端か

ら伸びだしてきています。居間では夜遅くまで明るいので、短日植物であるポインセチアの葉はもう

赤く色づかないようですが、それでも葉柄や葉脈はやや赤味を帯びています。

 

  

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ミニコチョウランとポインセチア

左上にミニ胡蝶蘭の花、右側にデンドロビウムの花、それに左下にポインセチアの新葉を示しまし

た。

 

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ミニ胡蝶蘭

今年も良く咲いてくれた赤色のミニ胡蝶蘭です。1月半ばから3月頃まで、次ぎから次と咲いてきてい

ます。

このミニ胡蝶蘭は毎年たくさん咲いてくれますが、あまり沢山の花がつくと、花弁数が少ない奇形花

が出ることを2021に紹介しています。今年は幸い奇形の花はないようです。

 

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ミニ胡蝶蘭(拡大)

花弁の名称を示しました。ガク片由来の3枚の花弁は、上の背ガク片、下側に2枚の側ガク片がありま

す。内側の本来の花弁は、上側に2枚の側花弁と下に1枚の唇弁になっています。唇弁はさらに複雑に

発達して、上側に2枚の側弁、下側に1枚の中央弁(唇弁)を作っています。中央弁には、雄しべと雌

しべを包んだずい柱とその上を葯帽が覆っています。

 

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デンドロビウム(赤色)

赤色のデンドロビウムです。やや多肉になった茎の節部から、沢山の花がついてきます。

 

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デンドロビウム(赤色・拡大)

一つの花を拡大して示しました。ガク片由来の3枚の花弁が外側に、その内側に3枚の花弁があり、そ

の内の唇弁がずい柱を抱いています。

 

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デンドロビウム(白色)

白色のデンドロビウムです。これらのデンドロビウムは2月中旬から咲き出しています。

 

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デンドロビウム(白色・拡大)

一つの花を拡大して示しました。下の唇弁では、白い花粉塊を緑色の葯帽が覆っています。

 

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ポインセチア

暮から日長が短くなった短日で赤く色づいていたポインセチアも、先端から新しい葉が伸びだしてき

ています。居間では夜遅くまで照明がついていて長日条件になっているので、もう葉が赤くなること

はありません。

 

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ポインセチア(拡大)

しかし赤く色づいた葉からの影響のためか、葉柄や葉脈はこのようにやや赤みを帯びています。

関連の記事が 園芸植物・園芸情報 にもありますので、ご覧ください。

 

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