・2月半ばの窓際ではミニ胡蝶蘭に続き、デンドロビウムの花が満開しています
今年は暖かかったためか、1月半ばにはまず赤のミニ胡蝶蘭が咲き出してきました。それに続き赤色
と白色のデンドロビウムも咲き出してきました。ミニ胡蝶蘭の事は2020年に紹介し、また赤と白色
のデンドロビウムの事は、2019年に紹介しています。
一昨年に咲き終わった白色の胡蝶蘭を頂いて、新たに植え替えた胡蝶蘭は、花茎が伸びだしてきてい
ます。花茎が伸びだしてきた時には気根と紛らわしいのですが、少し伸びてくると違いが分かるよう
になります。
また、ポインセチアは苞葉が赤く色づいていましたが、それも2月になると新しい緑色の葉が先端か
ら伸びだしてきています。居間では夜遅くまで明るいので、短日植物であるポインセチアの葉はもう
赤く色づかないようですが、それでも葉柄や葉脈はやや赤味を帯びています。
●
ミニコチョウランとポインセチア
左上にミニ胡蝶蘭の花、右側にデンドロビウムの花、それに左下にポインセチアの新葉を示しまし
た。
ミニ胡蝶蘭
今年も良く咲いてくれた赤色のミニ胡蝶蘭です。1月半ばから3月頃まで、次ぎから次と咲いてきてい
ます。
このミニ胡蝶蘭は毎年たくさん咲いてくれますが、あまり沢山の花がつくと、花弁数が少ない奇形花
が出ることを2021に紹介しています。今年は幸い奇形の花はないようです。
ミニ胡蝶蘭(拡大)
花弁の名称を示しました。ガク片由来の3枚の花弁は、上の背ガク片、下側に2枚の側ガク片がありま
す。内側の本来の花弁は、上側に2枚の側花弁と下に1枚の唇弁になっています。唇弁はさらに複雑に
発達して、上側に2枚の側弁、下側に1枚の中央弁(唇弁)を作っています。中央弁には、雄しべと雌
しべを包んだずい柱とその上を葯帽が覆っています。
デンドロビウム(赤色)
赤色のデンドロビウムです。やや多肉になった茎の節部から、沢山の花がついてきます。
デンドロビウム(赤色・拡大)
一つの花を拡大して示しました。ガク片由来の3枚の花弁が外側に、その内側に3枚の花弁があり、そ
の内の唇弁がずい柱を抱いています。
デンドロビウム(白色)
白色のデンドロビウムです。これらのデンドロビウムは2月中旬から咲き出しています。
デンドロビウム(白色・拡大)
一つの花を拡大して示しました。下の唇弁では、白い花粉塊を緑色の葯帽が覆っています。
ポインセチア
暮から日長が短くなった短日で赤く色づいていたポインセチアも、先端から新しい葉が伸びだしてき
ています。居間では夜遅くまで照明がついていて長日条件になっているので、もう葉が赤くなること
はありません。
ポインセチア(拡大)
しかし赤く色づいた葉からの影響のためか、葉柄や葉脈はこのようにやや赤みを帯びています。
関連の記事が 園芸植物・園芸情報 にもありますので、ご覧ください。
| 固定リンク
「・園芸植物・園芸情報 Hort. Plants & Information」カテゴリの記事
- ・「いずれ菖蒲(アヤメ)か杜若(カキツバタ)」の杜若を、上賀茂の大田神社の池で見てきました(2024.06.04)
- ・つれづれに家人アンナがベランダで咲いている花を使って、先日作ったフラワーアレンジ10種を紹介します(2024.05.24)
- ・あなたは何故あの可愛いいキンギョソウが「噛みつきドラゴン」と呼ばれるのか分かりますか?(2024.05.08)
- ・今年も3月になると赤色・白色の胡蝶蘭が咲き出してきて、4月には満開になりました(後編)(2024.04.09)
- ・今年も3月になると赤色・白色の胡蝶蘭が咲き出してきて、4月には満開になりました(前編)(2024.04.07)
コメント