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2023年12月10日 (日)

・今年は猛暑のせいでアサガオの開花が遅れ、11月中旬になってやっとタネができてきました

 

我が家では狭いベランダですが、毎年アサガを咲かせています。小さい花や大きな花などいろ

んなアサガオも咲かせてきましたが、20159月には「我が家のべランダを彩る朝顔の花は、

どれも皆バックシャンです」と紹介しました。私が今まで張ったネットはキュウリネットで目

が粗かったので、花は内側でも咲いていました。しかし業者の張った鳩よけネットはかなり目

が細かく、アサガオの花がみんな外向きに咲いてしまいます。そこで大きく咲いた綺麗な色の

アサガオの花も、後ろから見るだけになりました。

2010年9月には今年と同じ猛暑で、今年の夏はアサガオの花つきが悪いのでは?と開花・

結実の悪いことを紹介しました。潅水は遅れることがあるものの、十分に水はやってきまし

た。考えられる原因は気温が高かったこと、特に夜温が高かったせいではないかと思いまし

た。9月半ばになり、気温も夜温も下がってきたので、再びつぼみが見え出してきて、10月に

は綺麗に開花しました。

今年も10月に、今年の猛暑を乗り切って、我が家のアサガオも何とかタネをつけてきまし

た」とアサガオの様子を紹介しました。今年のように真夏日が続くと、明け方に咲いたアサガ

オも後はすぐに閉じてしまい、タネもできている気配はありません。早く涼しくなって元気に

咲き、タネができるのを待っていますと書いていました。

我が家の今年のアサガオは8月にはあまり完全に開花しないで、花はしぼんでいました。やっ

と9月下旬になり早朝から10時頃まで開花しているようになりました。しかしタネができた気

配はありませんでした。10月中旬になってやっと、タネのふくらみが見られるようになってき

ました。11月16日になってやっとタネがわずかずつ穫れてきました。12月に入って寒くなっ

てきて、タネは成熟してだいぶ収穫できました。

 

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アサガの花・タネとキクの花

上左が11月9日に開花したアサガオの花、上右は12月1日に収穫したアサガオのタネ(実)、

下左は収穫したタネと実、下右には11月9日に咲いてきていた赤色のキクの花を示しました。

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アサガオの花とタネ(11/9)

今年は猛暑で夜温が高かったためか、なかなか綺麗に開花せずにしぼんでしまいました。9月

下旬になると綺麗に開花してきましたが、タネはできませんでした。10月中旬になると開花後

に、タネがついてきました。この写真は11月9日の開花の様子です。

 

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アサガオの花(11/9)

11月9日に咲いていたアサガオの花です。やや小ぶりですが、綺麗に咲いてきています。

 

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アサガオの未熟タネ(12/1)

11月になると完全に成熟したアサガオのタネが収穫できてくるようになり、毎日すこしずつ採

種しました。これは12月1日のアサガオの果実で、実はまだ緑色で、実を包んでいるガク片は

立っています。

 

  • 4dsc_00041201

アサガオのタネ(12/1)

同じ12月1日に実が成熟して茶褐色になった果実です。実の中は6室に分かれていて、最大で6

個、普通には3~5個のタネができています。ガク片は写真のように反転して、実から反り返っ

ています。

 

  • 5dsc_00121201

収穫したアサガオのタネ(12/1)

12月1日に収穫したタネと、成熟した3個の実、未熟の2個の実を示しました。下に見える黒褐

色のタネは4x2.5mmくらいの小粒でした。上の左3個の成熟した実ではガク片は完全に反転

していますが、右の2個の未熟な実ではガク片は上に伸びたままで実を包んで保護していま

す。

 

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キクの花(11/9)

もう11月9日ともなりますと、写真のように赤色のキクが咲き出してきました。これは昨年買

ったキクの株から今年の6月に挿し芽を取り、発根後に鉢上げして栽培していました。

 

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キクの花(11/9)

中輪のキクですが、たくさんの花が着き、花弁数も多いようです。

 

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キクの花(11/9)

キクの花は一つの花でなく、たくさんの花が集まった花序になります。この1枚1枚の花弁のよ

うなのが、舌状花と言って一つの花なのです。品種によっては中央に筒状の花が見られること

もあり、それは筒状花と言います。

 

  • Dsc_00531109

キクの花1109

このキクの花の中央部は舌状花で包まれて見えませんが、恐らく舌状花ばかりのようです。舌

状花は60~70くらいはあるようです。

 

関連の記事が 園芸植物・園芸情報 にもありますので、ご覧ください。

 

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