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2023年10月

2023年10月19日 (木)

・今年の猛暑を乗り切って、我が家のアサガオも何とかタネをつけてきました

 

7月末に府立植物園で丁度変化アサガオ展があり、その幾つかを紹介しました。更に、今年の

ように真夏日が続くと、明け方に咲いたアサガオも後はすぐに閉じてしまい、タネもできてい

る気配はありません。

早く涼しくなって元気に咲き、タネができるのを待っていますと書いていました。

この夏の猛暑日は京都市で37回を記録し、過去最多になりました。京都市では1881年の観

測開始以降、81年前の1942年(昭和17年)の36回を上回り、過去最多の猛暑日となりま

した。2010年にもかなり暑い夏があり、アサガオの花着きの悪い事を紹介しています。

アサガオの花は、夏は朝早くに咲きます。ただし正確に言うとアサガオは朝に咲くと決まって

いるのではなく、日没になり日が暗くなってから910間後に開花する性質があります。日

没と日の出の時間も季節により変わりますので、ウエザーニュースによれば7月には日の出後

に、8月には夜明け頃、9月では夜明け前に咲いてるようです。

アサガオが咲いても高温の日が続くと、受粉の活動が弱まって実をつけにくくなります。 従っ

て受粉・受精がうまくいかないと、花は枯れ落ちてしまいます。

我が家の今年のアサガオは8月にはあまり完全に開花しているようには見えず、いつ見ても花

はしぼんでいました。9月になるとやっと早朝には開花していましたが、すぐしぼんでしまう

ようです。やっと9下旬になり早朝から10時頃まで開花しているようになりました。しかし

タネができた気配はなく、しぼんだ花は元から落花しています。10月中旬になってやっと、

タネのふくらみが見られるようになってきました。

 

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アサガオ

上段左は97日のすぐしぼむアサガオ、上段右は924日の開花したアサガオ。

下段左は924日の開花の全体写真、下段右は1017日の膨らみかけたタネです。

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2023年10月 6日 (金)

・あなたはバジルを長く収穫できるように葉を摘んでいますか

 

バジルはシソ科の1年草で、熱帯アジア・アフリカ・太平洋諸島などに広く分布します。別

名にはバジル、バジリコ(イタリア名)、メボウキなどがあります。中世以来ヨーロッパで

は普通に用いられてきたハーブで、現在ではトマト料理によく用いられ、チョウジのような

芳香が尊重されます。我が家では毎年バジルを栽培していて、2012年に「これからますま

す需要の伸びるスイートバジルの栽培と利用」を、2017年に「秋に室内に移動したバジル

は元気に生長し、今も良い香りがして花盛りです」を紹介しています。

日本には江戸時代に中国から薬草として導入され、種子を水につけると吸水してできるゼリ

ー状の膜を、洗眼に利用したことからメボウキと呼ばれました。

葉縁には細かい切れ込みがあり、強い芳香があり、花穂の出る時期にもっとも香は強くなり

ます。花は小さくて白色あるいは淡桃色で、シソ科特有の唇形花が茎頂に総状に着きます。

芳香の精油主成分は、メチルチャビコールとリナロールです。精油以外にミネラルやタミン

を豊富に含み、葉の新鮮重100g当たりカリウムを420mg、カルシウムを240mg、β―

カロテンを6300μg、ビタミンCを16mg含んでいます(七訂日本食品標準成分表)。

我が家では毎年ベランダにプランターを置き、春に2,3株植えれば秋に寒くなるまで、い

つもパスタやサラダなどに適宜摘んで利用しています。花が着くと葉の生育が悪くなるの

で、早めに摘み取り天ぷらなどにしています。

 

 

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バジルの利用

上段左は生育を開始したバジルで、右は花をつけたバジルです。

下段左は収穫をしているバジルで、右はバジルの収穫方法を示しています。

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