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2023年3月22日 (水)

・北野天満宮では3月になると、今年も菅原道真公ゆかりの紅梅と白梅が見事に咲いていました

 

弥生の花咲く時候となり、北野天満宮の梅花祭はもう過ぎましたが、散歩がてら菅原道真公ゆかりの紅梅と

白梅を見に行きました。いつものコースで北門から入りましたが、文子(あやこ)天満宮の紅梅も見事に咲

いていました。南側の大鳥居をくぐってすぐの梅園ではちょうど咲き頃の梅園が公開されていて、抹茶のサービスもされています。境内には1500本の梅の木が植えられています。本殿周辺での梅の木の周りには多

くの参拝客と、梅の花を撮りに来たカメラ愛好家でいっぱいでした。何度も北野天満宮の紅白梅は紹介し

ていますが、特に2022年4月には、紅梅・白梅以外に緑色の梅もある事を紹介しています。今回は主に紅

梅と白梅ですが、今年も綺麗に咲いていましたので紹介します。

 

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北野天満宮の楼門

楼門の上部に掛けられた額には、「文道大祖 風月本主」の文言が刻まれています。平安時代中期の学者

・慶滋保胤(よししげのやすたに)、大江匡衡(おおえのまさひら)が菅公を讃えた言葉です。今日も多

くの人がお参りに来ていました。

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花手水

先に「北野の花手水」を紹介 しましたが、最近ではコロナの感染防止のために手水の使用を控え、その代

わりにお花を浮かべています。手水の際に柄杓を使えないけれど、この花手水を見て、心を穏やかに清め

て参拝をする気持ちを新たにしてくれる心遣いに、爽やかな気分になりました。この花手水は毎週新しく

されるとのことで、大変なご苦労に感謝します。

 

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飛梅(紅梅)・ご神木の紅梅

北野天満宮のHPによれば、境内に数ある梅の中で、ご神前に植えられることを許された唯一の梅です。北

野天満宮に遺されている史料や文献等から、平安時代、菅公が自邸の紅梅殿で丹精込めてお育てされた紅

梅を絶やさぬよう、北野天満宮創建以来、代々御神前で守り受け継いできたとあります。創建以来、接木

によりその種(しゅ)を絶やさないよう守り受け継がれてきた飛梅は、天神信仰に語り継がれる飛梅伝説

のはじまりの梅なのです。

 道真公は「東風(こち)吹かば 匂いおこせよ梅の花 主(あるじ)なしとて 春をわするな 」の歌を詠

まれた、平安期の文化人でもありました。菅原道真公は、梅を特に愛されたそうです。九州の大宰府に左

遷され流されるさい、京都の自宅庭の梅の木と家族への別れの歌として詠まれました。ただし私たちは、

「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ 」と習いました。

 

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紅枝垂れ梅

梅園の入り口付近に見事な紅枝垂れ梅がありました。どの花もつぼみから大きく膨らみかけていました。

 

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紅梅

西回廊の前にも、綺麗な紅梅がありました。先程の紅枝垂れ梅とは色合いも異なり、艶やかな濃い紅色の

花でした。

 

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紅梅

少し近寄って紅梅を大きく撮りました。どの花も奇麗に満開状態でした。

 

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紅枝垂れ梅

別のところで見た、紅枝垂れの花を接写しました。5枚の花弁は大きく水平に開き、雄しべと雌しべが垂

直に突き出ています。

             

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紅梅

先程の紅梅は一重の花でしたが、この紅梅は八重の花で、花弁は24,5枚はあるようです。

 

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白梅

西回廊の前で見た白梅です。かなりの古い木のようですが、どの枝にもしっかりとたくさんの白梅を着け

て、良い香りがしています。

 

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白梅

社務所前の白梅です。先程の白梅とは異なり、どちらかと言えば緑味を帯びた色合いです。とても清楚な

感じがあり、私の好きな色です。

 

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紅白梅

紅梅と白梅を大きくして並べてみました。どちらも一重で、花弁数は5枚です。梅の花弁はこのように先

端中央が丸くなっています。桜の花では、花弁先端の中央は割れて切れ込みがあります。面白い事に、桃

の花では花弁の先端はとがっています。

 

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紅白梅

社の前に咲く紅梅と白梅です。どちらも八重の花のようで、またその花が群がるように咲いています。

 

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紅白梅

これも紅梅と白梅ですが、紅梅の色が鮮やかな紅色で、白梅との色の対比がとても鮮やかで綺麗です。

 

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紅白梅

こちらの紅梅と白梅では、白梅に囲まれた紅梅の色合いが異なり、ピンク色の花と濃い紅色の花が見られ

ます。

 

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紅白梅

白梅を背景に、鮮やかな紅梅が対比をなして咲いていました。

 

関連の記事が 京の街角 にもありますので、ご覧ください。

 

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