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2023年1月14日 (土)

・今年の晩秋は暖かかったためか、京都府立植物園ではフウとイロハモミジの紅葉が鮮やかでした

 

今年の晩秋は比較的に暖かくて、葉緑素のクロロフィルが徐々に分解してきたためか、秋の紅葉・黄葉が色

鮮やかなようです。府立植物園にはフウの木があり、毎年その紅葉を見に行っています。

葉が紅葉・黄葉して落葉するのは落葉樹ですが、常緑樹では落葉しません。なぜでしょうか?冬に寒さが増

す地方に生えていた常緑樹では、葉を作り維持するエネルギーより、葉緑素を使って作る栄養分の方が下

ってくることになります。そこで、冬季には落葉して暖かい期間にだけ葉をつけて光合成をした方が、効

が良い事になります。そのため長い進化の過程で、落葉樹ができてきたのでしょう。

落葉樹では秋の気温低下に伴い、葉を落葉させる準備を始めます。葉に含まれるクロロフィルや黄色色素

カロテノイドを分解して、少しでも養分を回収して幹に運ぼうとします。普段でも葉にはカロテンが含ま

ていますがクロロフィルの方が多いため、緑色に見えています。まず多量に含まれているクロロフィルが

解されるため、残されたカロテノイドの黄色が目だってきて黄葉が起こります。紅葉するタイプの種類で

クロロフィルが分解されると同時に、赤色色素のアントシアニンが作られてきます。クロロフィルが分解

れるに伴い、アントシアニンが増加してくるため紅葉が起こります。

今回は府立植物園で見た、フウとモミジの鮮やかな紅葉を紹介します。

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フウ

フウはフウ科フウ属の落葉高木です。原産地は台湾、中国南部で、日本には江戸時代中期に入ってきまし

た。高さ20mほどで、葉は3裂して周辺にギザギザの鋸歯があり、秋に紅葉します。写真では、特に先端部

と周縁部が紅葉してきています。

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フウの説明

説明版です。晩秋に紅紫色に色づき美しいとあり、毎年多くの人が見にきます。

 

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フウ(先端部)

先端部では綺麗に紅葉しています。緑色から黄色味を帯び始め、やがて紅色に染まってきます。

 

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フウ(先端部の拡大)

先端部を更に拡大しました。先端ほど紅色が濃くなっているようで、枝の内側になるほど黄色がまだ勝って

いるようです。

 

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フウ(先端部の直下部)

紅葉程度の違いが、よりはっきりと見えるようです。

 

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フウ(幹からの紅葉)

黒っぽい幹から小枝が出て、その葉も綺麗に紅葉していました。

 

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フウ(中央部)

木の中央の紅葉です。外側の葉では黄色から紅色への紅葉が進んでいますが、内側ではまだ黄色の葉が多い

ようです。

 

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フウ(基部の横)

基部の横の紅葉です。1本飛び離れた位置にあるこの枝では、鮮やかな紅色に紅葉して綺麗でした。

 

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フウ(基部)

幹の基部です。基部になるほどまだ寒風に当たらないせいか、黄色の葉やまだ緑色の葉も見られました。

 

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モミジ

フウの木から少し池の方に行くと、鮮やかに紅葉したモミジがありました。

 

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モミジ(拡大)

拡大してみると、いっそうその紅葉の鮮やかさが際立っていました。

 

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イロハモミジ(全景)

更に園内を西側に進むと芝生の広がる所に、1本のイロハモミジがありました。なかなか綺麗な樹形で、紅

葉が進んでいました。一般にモミジというと、カエデ類を代表してこのイロハモミジを指します。

ムクロジ科カエデ属の落葉高木です。日本を含めた東アジア原産の木です。植物学ではカエデとモミジを区

別していません。園芸的には、葉が鋭く深裂する場合はモミジと呼び、浅く切れ込んでいる場合はカエデと

呼んでいます。

 

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イロハモミジ(先端部拡大)

先端部を拡大してみましたが、紅葉の鮮やかさが一層はっきりと見えてくるようです。

 

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イロハモミジ(側部)

側部を拡大しましたが、この木でも外側では紅葉が進み紅色に色づいています。枝の内側では黄色の葉が多

くなり、まだ緑の葉も見られます。

 

 関連の記事が 園芸植物・園芸情報 にもありますので、ご覧ください。

 

 

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