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2022年5月15日 (日)

・4月半ばの京都府立植物園では西洋シャクナゲが満開となっています

 

4月半ばになると、京都府立植物園ではいろんな花が咲き出してきます。正門を入ってすぐの右側には、洋

風庭園が広がっています。まず手前にちょっとした森があります。その木々の下には数品種の西洋シャクナ

ゲが植えられており、あちこちで艶やかに赤、真紅、ピンク、白の花が咲いています。4月中旬から5月上旬

ころが、シャクナゲの見頃です。

シャクナゲ(石楠花・石南花)はツツジ科シャクナゲ属の常緑低木です。シャクナゲは北半球の亜寒帯から

熱帯山地に広い範囲に分布し、特にヒマラヤ周辺に多くの種が分布しています。シャクナゲは原種が19世紀

中期にプラントハンターにより中国から西欧にもたらされ、その花の美しさから世界各地で5千を超す園芸

品種が作り出され、これらが西洋シャクナゲと呼ばれています。シャクナゲは日本にも自生していますが、

高山性のため耐暑性が弱く、暖地で育てにくいようです。一方、西洋シャクナゲは比較的暑さに強い性質に

なっています。

ツツジやサツキ(サツキツツジとも呼ばれます)とも、シャクナゲと同じツツジ科ツツジ属の仲間です。開

花時期ではツツジが早くて3~5月に咲き、それに遅れて5~7月にサツキが咲きます。サツキに比べてツツ

ジの花径と葉径は大きく、開花後に新芽が出ます。花は同時期に揃って咲き、冬に葉は半落葉します。サツ

キの花と葉はツツジより小さく、新芽が出てから花が咲きます。花は1週間くらいの間に徐々に咲き、葉は

落葉しません。

シャクナゲは4~6月が開花時期で、枝の頂部に球状に5~10輪の花がまとまって咲きます。シャクナゲの

葉には光沢があり、やや硬くて細長い形をしていて、常緑樹です。蕾から徐々に咲いてきます。

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西洋シャクナゲの花

上段左から太陽、金子玄海ツツジ、春一番です。

下左からアイボリー・スカ-レット、ハーフダン・レム、アカボシシャクナゲです。

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アイボリー・スカーレット

鮮やかな赤い大輪の花が、まとまって枝の先端に咲いています。いったい幾つの花が集まって、咲いている

のだろうと思います。

 

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アイボリー・スカーレット

1か所の花の集まりを見ていますが、15~20花くらいありそうです。一般に雄しべ数は多くて、10~14本

くらいあります。

 

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ハーフダン・レム

これも鮮やかな赤色の花が、たくさん集まって枝先で咲いています。花弁の一部が白っぽく見えます。やや

開花盛期を過ぎていて、花弁が開いているようです。

 

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ハーフダン・レム

この品種も15か16の花が集まって咲いているようです。黄色の葯を着けた雄しべも、10本以上ありそうで

す、

 

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太陽

極早咲きの大輪品種で、赤紫色の花です。柔らかそうな花弁です。

 

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太陽

18~20位の花が集まって咲いているようです。赤紫の花弁の基部に黒い斑点が散在しています。黒っぽい葯

を着けた雄しべが10本見え、その中央から長い雌しべが伸びています。

 

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金子玄海ツツジ

早咲き種で、西洋シャクナゲと玄海ツツジの交配種です。枝先に多数の淡紫紅色の花をつけ、ボール咲きと

なる華麗な花です。花のまとまっている数は、それほど多くはないようです。

 

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金子玄海ツツジ

花弁の中央に、褐色の斑点が散在しています。約10本の雄しべの先の葯も褐色のようです。本当に透けるよ

うな淡紫桃色の花弁です。

 

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春一番

これも西日本に自生する玄海ツツジなどと西洋シャクナゲとの交配種です。早咲きで、まさに春色とも言え

るピンクの花は春一番の美しさです。花数のまとまりは金子玄海ツツジと同じくらいです。

 

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春一番

春らしいピンクの色は鮮やかです。花弁にやや白っぽい部分が見られ、その部分に褐色の斑点が散在してい

ます。雄しべ数は10本程度のようです。

 

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アカボシシャクナゲ

台湾原産の常緑低木のシャクナゲで、白色の花弁は漏斗状で5裂しており、綺麗な花です。花の中央部に赤

い斑点模様があり、そのため赤星石楠花と言われています。薄いピンクのつぼみが開くにつれ、ピンク色が

消えて白色となっていく綺麗な花です。

 

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アカボシシャクナゲ

蕾の時には赤色が濃いですが、開花するにつれて白っぽく変化している様子がとても綺麗です。ちょっと桜

の花を思わせます。雄しべは10本で葯は褐色、斑点の付近の花弁は赤色を帯びています。

 

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アカボシシャクナゲ

こちらでは蕾ももう咲きかけているためか、薄いピンク色です。開いた花弁は殆ど真っ白になっています。

 

 関連の記事が 園芸植物・園芸情報 にもありますので、ご覧ください。

 

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