・挿し木したランタナからたくさんの花が咲き、花が咲き進むにつれ花弁の色が黄から橙、赤へと変化してきました
窓際で咲いていたランタナが咲き終わりました。家人が実家にも咲いているというので、
何本か切ってきてもらいました。それは家のランタナの葉がカサカサであったため、普通でもそんなにカサ
カサなのか疑問に思い確認したかったからでした。花はなかなか綺麗な花で、七変化の別名があるとおり、
花の色が咲き進むにつれて黄から橙、赤色と変わり、また外側から咲いてくるため花序全体がカラフルに見
えます。咲き終わると丸い緑色の実ができていました。葉はやはりカサカサでこれが普通なのだと納得しま
した。咲き終わり花瓶から抜くと根が沢山生えていましたので、そのままポットに植えて咲かせてみまし
た。
ランタナはタマツヅラ科ランタナ属の常緑小低木で、学名はLantana camaraです。和名はランタナで、七
変化(シチヘンゲ)や紅黄花(コウオウカ)の別名があります。原産地は熱帯アメリカですが、耐寒性もあ
るようです。
ランタナの花序と花
ランタナは外側の花から咲き、咲き進むにつれて花弁の色が黄から橙、赤へと変化します。そのため花序の
外側の花と内側の花で色が異なり、カラフルに変化してきます。咲き終わると、右下のような丸い緑色の実
になります。
咲き終わったランタナ(2021.11.23)
ランタナの花が咲き終わった11月23日の様子です。咲き終わった花の後に、緑の丸い実が沢山できてきてい
ます。
ランタナの実
咲き終わった一つ一つの花の跡に、緑の丸い実が着いてきます。
ランタナの実
この実では数が少ないですが、先端にはまだ元の花が残っています。一つ一つの実の横には苞葉が伸びてい
て、実が太るまで保護の役割をしていました。
ランタナ(2022.1.25)
それぞれの花を抜いたところ根が出ていたので、すぐにポットに植えて育てていました。これは今年の1月
25日の開花してきたランタナです。ランタナは散形花序を作り、それぞれの花は周辺から咲き始め、花の色
は黄から橙、赤へと変化してきます。
ランタナの花序
そのため花序の周辺の花は赤くなり、中心の花はまだ黄色をしていいます。葉はカサカサでごわごわしてい
ます。
ランタナの花
まだ咲き始めの頃の花序です。外側の花の花弁が赤く変化しています。一つの花の花弁を取っても、花弁の
端の色が黄、白色から赤色と変化しています。また内側の花ほど赤味がまだ少なく、白あるいは黄色をして
います。中央部の蕾の色は黄色をしています。
ランタナの花
少し咲き進んだ花です。外側の花ほど、花弁は赤く変わっています。それより内側の花の花弁は白くて、そ
の内側は黄色をしています。内側の中心部の蕾はまだ黄色で、最も中心部の若い蕾はまだ緑色をしていま
す。
ランタナの花
花を少し拡大してみました。花は長さ1cm、径6~8㎜で花冠の先が4~5裂しています。中央部では葉状の
グリーンアイらしきものが見えます。
ランタナの花
もっとも咲き進んで花ではこのように、ほとんどの花は赤色となり、中央部少しだけ黄色の花が見えます。
このように花の色が変化することから、その花言葉には「心変わり」というものがありますが、小さい花が
集まって咲くことから「協力」や「合意」というものもあり、また花の色が変化しながら長期間咲くことか
ら「厳格」というものもあります。ランタナはカラフルで、変化に富んだとても可愛い花です。
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