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2022年3月20日 (日)

・挿し木したランタナからたくさんの花が咲き、花が咲き進むにつれ花弁の色が黄から橙、赤へと変化してきました

 

窓際で咲いていたランタナが咲き終わりました。家人が実家にも咲いているというので、

何本か切ってきてもらいました。それは家のランタナの葉がカサカサであったため、普通でもそんなにカサ

カサなのか疑問に思い確認したかったからでした。花はなかなか綺麗な花で、七変化の別名があるとおり、

花の色が咲き進むにつれて黄から橙、赤色と変わり、また外側から咲いてくるため花序全体がカラフルに見

えます。咲き終わると丸い緑色の実ができていました。葉はやはりカサカサでこれが普通なのだと納得しま

した。咲き終わり花瓶から抜くと根が沢山生えていましたので、そのままポットに植えて咲かせてみまし

た。

ランタナはタマツヅラ科ランタナ属の常緑小低木で、学名はLantana camaraです。和名はランタナで、七

変化(シチヘンゲ)や紅黄花(コウオウカ)の別名があります。原産地は熱帯アメリカですが、耐寒性もあ

るようです。

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ランタナの花序と花

ランタナは外側の花から咲き、咲き進むにつれて花弁の色が黄から橙、赤へと変化します。そのため花序の

外側の花と内側の花で色が異なり、カラフルに変化してきます。咲き終わると、右下のような丸い緑色の実

になります。

 

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咲き終わったランタナ(2021.11.23)

ランタナの花が咲き終わった11月23日の様子です。咲き終わった花の後に、緑の丸い実が沢山できてきてい

ます。

 

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ランタナの実

咲き終わった一つ一つの花の跡に、緑の丸い実が着いてきます。

 

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ランタナの実

この実では数が少ないですが、先端にはまだ元の花が残っています。一つ一つの実の横には苞葉が伸びてい

て、実が太るまで保護の役割をしていました。

 

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ランタナ(2022.1.25)

それぞれの花を抜いたところ根が出ていたので、すぐにポットに植えて育てていました。これは今年の1月

25日の開花してきたランタナです。ランタナは散形花序を作り、それぞれの花は周辺から咲き始め、花の色

は黄から橙、赤へと変化してきます。

 

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ランタナの花序

そのため花序の周辺の花は赤くなり、中心の花はまだ黄色をしていいます。葉はカサカサでごわごわしてい

ます。

 

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ランタナの花

まだ咲き始めの頃の花序です。外側の花の花弁が赤く変化しています。一つの花の花弁を取っても、花弁の

端の色が黄、白色から赤色と変化しています。また内側の花ほど赤味がまだ少なく、白あるいは黄色をして

います。中央部の蕾の色は黄色をしています。

 

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ランタナの花

少し咲き進んだ花です。外側の花ほど、花弁は赤く変わっています。それより内側の花の花弁は白くて、そ

の内側は黄色をしています。内側の中心部の蕾はまだ黄色で、最も中心部の若い蕾はまだ緑色をしていま

す。

 

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ランタナの花

花を少し拡大してみました。花は長さ1cm、径6~8㎜で花冠の先が4~5裂しています。中央部では葉状の

グリーンアイらしきものが見えます。

 

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ランタナの花

もっとも咲き進んで花ではこのように、ほとんどの花は赤色となり、中央部少しだけ黄色の花が見えます。

このように花の色が変化することから、その花言葉には「心変わり」というものがありますが、小さい花が

集まって咲くことから「協力」や「合意」というものもあり、また花の色が変化しながら長期間咲くことか

ら「厳格」というものもあります。ランタナはカラフルで、変化に富んだとても可愛い花です。

 

 

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