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2020年12月 3日 (木)

・今年も秋の深まる頃になり皇帝ダリアが草丈を伸ばして、たくさんの花が咲いてきました

 

毎年普通のダリアの花が咲き終わる11月頃になって、京都府立植物園でも皇帝ダリが草丈を伸ばし、茎や側

の先端に赤紫色の花が咲くようになります。ダリアには多くの仲間があり、そのうちの草丈の伸びる木立

ダリアの代表がこの皇帝ダリアです。キク科ダリア属(テンジクボタン属)の多年草で、原産地はメキシ

コ、中米とコロンビアです。学名はDahlia imperialis 、英名はTree dahlia、別名は木立ダリアです。草

丈は5~6mにもなり、茎と側枝の先端に直径7~15㎝の頭状花序を多数着けます。花序を着けるには日長

が短日になっている必要があり、普通11月下旬ころ頃になって開花してきます。短日要求性が大きいため、

街灯などの光の当たる場所では開花は遅れます。鉢植えにして草丈をあまり伸ばしたくない場合には、茎頂

を何度か切り戻しをして、高さを調節します。冬には地上部は枯れて地下には塊根が着いて越年し、毎年春

に萌芽して生育を再開します。

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コウテイダリア

皇帝ダリアはその名前らしく大きく伸び、茎の側枝の先に赤紫色の大きな頭状花序を着けています。

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コウテイダリア

草丈は4mくらいでしょうか、かなり高く伸びています。主茎と側枝の先端に何度か分枝して、大きな花序

を着けています。赤紫色の花が、青空に鮮やかに咲いています。

 

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コウテイダリア

主茎の中ほどで、花序は分枝してたくさんの花をつけていりあたりです。

 

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コウテイダリア

花序の正面から撮りました。頭状花序となり、周辺の舌状花は7,8枚あります。舌状花は普通には雌性花

で、雌しべだけがあります。花の中央の茶色の部分は頭状花で、雄しべと雌しべが両方ある両性花です。舌

状花は、鮮やかな赤紫色です。

 

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コウテイダリア

花はややうつむき加減に下を向いて咲いていますので、花の正面から撮りました。

 

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コウテイダリア

普通にはこのように、やや下にうつむき加減に咲いています。

 

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コウテイダリア

1つの花(花序)を撮りました。中央の舌状花の雄しべから、たくさんの花粉がついているようです。皇帝

ダリアは、普通には挿し木か株分けで増やします。株分けでは塊根がついている少し上の茎部分に芽ができ

るので、少し茎をつけて切取ります。

  

 

 

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