・暖冬の今年でも2月に珍しく雪が積り、金閣寺も雪化粧をしました
今年の京都は暖冬で雪がちらつくだけでしたが、2月20日には珍しく雪が積もりました。テレビのニュース
でも金閣寺界隈の雪景色を報道していまして、普段は金色の舎利殿も雪化粧で白い衣をまとっていました。
屋根の雪の白色とその下の建物の壁の金色との対比が鮮やかでしたので、紹介します。
金閣寺はよくご存じの通り、室町幕府三代将軍の足利義満が公卿・西園寺公経の別荘を譲り受け、山荘北山
殿を造ったのが始まりです。金閣を中心とした庭園・建築は極楽浄土をこの世にあらわしたと言われ、有名
な一休禅師の父である後小松天皇を招いたりしています。正式名称を鹿苑寺といい、相国寺の塔頭寺院の一
つです。舎利殿「金閣」が特に有名なため、一般的に金閣寺と呼ばれています。義満の死後遺言によりお寺
となり、夢窓国師を開山とし、義満の法号鹿苑院殿から二字をとって鹿苑寺と名づけられています。
金閣寺
雪の降った時の金閣寺と、雪の降っていない時の金閣寺です。
金閣寺舎利殿
金閣寺で一番有名な建物、舎利殿です。建物はすっぽりと雪に覆われ、周辺の木々にも雪が積もっていま
す。
鏡湖池
舎利殿とそれを取りまく鏡湖池で、一面の銀世界です。
金閣寺舎利殿
舎利殿も屋根一面には雪が積もり、その下の建物の金色との対比が素敵です。
屋上の鳳凰にも雪が積もっています。
舎利殿の鳳凰
舎利殿の鳳凰をアップしてみましたが、金色の体にも雪が積もっているようです。
金閣寺鳳凰
晴れの日の舎利殿の鳳凰です。太陽の日を浴びて燦然と輝いています。鳳凰は中国で聖徳をそなえた天子の
兆しとして現れるとされた、孔雀(くじゃく)に似た想像上の瑞鳥(ずいちょう)です。宇治平等院の鳳凰堂や
この金閣寺の屋上の鳳凰が有名で、1万円札の裏にも鳳凰が描かれています。
金閣寺舎利殿
晴れた日の金閣寺です。外国からの観光客には銀閣寺に比べ、この金閣寺の方が人気のようです。
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