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2019年11月28日 (木)

・11月初めになっても宿根アサガオのブルーの花はまだ元気に咲いています

 

夏にはどこのお庭でもアサガオの花が咲き、最近ではグリーンカーテンとしてもアサガオが、フウセンカズ

やゴーヤに交じり咲いています。アサガオの花については先に紹介しました。アサガオは毎年タネを取っ

ていましたが、小さい花のタネはたくさん取れますが、大きい花のタネはあまり取れないようです。最近の

大きい花は大きすぎて花弁が弱くて破れたり奇形になりやすいようで、だんだんと普通サイズの花だけを咲

かせています。時々街角でブル-のアサガオがたくさん咲いているのを見かけ、ベランダのプランターでも栽

培してみました。普通のアサガオはよく咲いたのに、ブルーのアサガオはつるはかなり伸びたのですが、花

は咲きませんでした。その内このブルーのアサガオは宿根草で、かなりつるが伸びて良く繁茂してから咲く

のだと気がつき、プランターではだめだろうと思っています。先日府立植物園に菊花展を見に行った際、入

り口近くにアーチ状に長く伸びた宿根アサガオのブルーの花が咲いていたので紹介します。

 

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宿根アサガオ

 植物園のバラ園への入り口に、この宿根アサガオのアーチがありました。左右のアーチはちょっと離れて

いましたので、むりやり並べて一つにしました。たくさん咲いていますが、株はかなり大株になっているよ

うです。

 

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宿根アサガオ

 右側のアーチから垂れ下がって、幾つかのブルーの花が咲いています。このアサガオはヒルガオ科サツマ

イモ属の宿根草です。学名はIpomoea indicaで、英名はBlue ocean, Capetown blueです。別名には琉球

アサガオがあります。沖縄や亜熱帯地方に自生しています。サツマイモに似た丸みのあるハート型の葉を茂

らせます。タネをつけない多年草で、関東以西では越冬し(地上部は枯れ根が残ります)、その他地域では

一年草になります。草丈は10m以上に伸びます。

 

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宿根アサガオ

 花の色はブルーから、赤みを帯びた花も見られます。植えても一年目はなかなか咲きません。実際に咲く

のは9月以降くらいのちょっと涼しくなってからです。株がある程度成長しないと花が咲きません。だから

花を見かける株はかなり大株に茂っています。タネが出来ないので、苗から育てます。

 

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宿根アサガオ

 かなりつぼみが着き、順次咲いてくるようです。普通のアサガオは朝から午前中に開花しますが、この種

類は朝から夕方まで開花しています。短日性で普通のアサガオより少し遅くなった、9~10月が開花時期の

ようです。

 

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宿根アサガオ

 左側のアーチ付近の花です。かなり茂ったつるの先に花が咲いているようです。タネが出来ないので、増

やすには挿木するか株分けをします。暖地での生育はかなり旺盛で、雑草のように繁茂するようです。

 

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宿根アサガオ

 花は普通のアサガオよりは若干大きいようです。花言葉には、『はかない恋』、『愛情の絆』と『明日も

爽やかに』などがあります。

 

  • 少し大きな写真と特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介 に載せますのでそちらもご覧下さい。

 

 

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