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2019年8月30日 (金)

・小学校の修学旅行以来久しぶりに二見が浦に参拝し、それから伊勢神宮の外宮と内宮を参拝してきました

 

 家人の希望でお伊勢参りをしようということになり、新聞に載っていた阪急交通社のバス旅行に参加しま

した。京都駅アバンテイ前に8時20分に集合し、名神経由で草津まで行き、そこから新名神経由で伊勢市に

向かい、まず二見が浦に行きました。途中は雨がかなり降っていましたが、伊勢市に近づく頃に雨は上が

り、太陽も顔を出してきました。実は二見が浦に来るのは、昭和31年11月6日の小学校の修学旅行以来で

す。覚えていた二見が浦とはずいぶん異なり、観光地として整備がかなり進んでいました。その後、伊勢夫

婦岩めおと横丁で伊勢神宮奉納食材を用いた縁起の良いお食事を頂き、伊勢神宮へと向かいました。所定の

順序通り外宮・内宮を参拝し、おかげ横丁を散策したのち、また同じ経由で京都に戻りましたが、バスに乗

るとまた雨模様となりました。

 お伊勢参りには6年前にも、20年に一度の社殿の造り替えの大祭が終わったばかりの2013年にも来てい

ます。外宮と内宮の説明はその折に紹介していますので、今回は省略します。また外宮には今から1500年

前に、天照大御神の食事をつかさどる御餞都神(みけつかみ)として、丹波国の籠神社(このじんじゃ)か

ら豊受大御神が迎えられています。先に「・京都歴史探訪・浦島伝説ととよを祭る元伊勢の社の籠神社」で

紹介しましたように、大和王朝では滅ぼした出雲大朝の助けを借りて祟りを鎮めるために、手厚くお祭りす

る必要があったようです。

 

  • Dscn919

伊勢神宮参拝

 左の6枚のスタンプは、小学校の修学旅行で記念に押したスタンプ帳(旅の思い出)がありましたので、

そこからスキャンしました。右上は二見が浦、右下は伊勢神宮・内宮です。

  • Dscn91921

伊勢修学旅行記念1

 修学旅行のスタンプ帳がなぜか何度の転居にもかかわらず、本棚の本の間に残っていました。左のスタン

プから外宮参拝、昭和31年11月6日の修学旅行記念それと内宮参拝です。

 

  • Dscn91932

伊勢修学旅行記念2

 左のスタンプから興玉神社からの二見が浦参拝、海女作業、二見が浦です。修学旅行では伊勢神宮以外

に、ミキモト真珠島の見学もしています。

 

  • Dscn9194a

興玉神社

 私の印象では二見が浦の興玉神社に行った思いはなかったのですが、スタンプに残っていますので、やは

り行ったのでしょう。二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)は、拝殿付近より富士見橋・手水舎(茶色の

屋根)・御札授受所・天の岩屋(朱塗りの建物)を望めます。猿田彦大神と宇迦御魂大神(神宮外宮の豊受大

神の別名)を祭神としています。二見興玉神社の起源は、境内(沖合700mの海底)にある御神跡(興玉神

石)を拝むための遥拝所(ようはいじょ)として創建されたのが始まりです。ここでお祓いを受けた後、二

見が浦の夫婦岩を参拝します。

 

  • Dscn9195a

二見蛙

 ここではカエルは祭神・猿田彦大神の使いと信じられ、「無事カエル」、「貸した物がカエル」、「若ガ

エル」等の縁起により御利益を受けた方の献納したカエルがあちこちに見られます。二見興玉神社の社伝に

よれば、これらの蛙は「二見蛙」と呼ばれ、猿田彦神の神使(しんし)であるとされているようで、パワー

スポットになっています。

 

  • Dscn9200a

二見が浦の夫婦岩

 いよいよ夫婦岩です。左側が男岩(高さ9m)で、右側が女岩(高さ4m)です。この二つの岩を結ぶ大注連

縄は、年に3回かけ替えられます。なお夏至の時期になると夫婦岩の中央に太陽が見られ、空気の澄んだ日

には遠くの富士山も見られるようです。

 

  • Dscn9209a

神宮杉

 ここから伊勢神宮・外宮の参拝です。資料によれば、伊勢神宮」というのは実は通称で、単に「神宮」と

呼ぶのが正しいようです。神宮は天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祭神とする皇大神宮(内宮)と、

豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祭神とする豊受大神宮(外宮)とから成り、両宮は約6km離れて

います。外宮では左側通行になりますが、内宮では右側通行です。参道には外宮も内宮も、樹齢数百年を超

すと思われる巨大な神宮杉が林立しており、保護されてきた太古の雰囲気が今に残っています。神宮杉のそ

の幾つかは、参道の中央にも立っています。樹に巻かれた竹製の保護材は、樹皮の補修と害虫からの保護の

ためです。ただし、この杉の皮を持っていると長生きできるという俗信があり、皮をはぎ取っていく人があ

り、それを防ぐという目的もあるようです。

 

  • Dscn92102a

外宮・正宮

 五十鈴川の畔に内宮が鎮座してから481年後、丹波の国から食事を司る神として迎えられたのが外宮で

豊受大御神が祀られています。社殿は、伊勢神宮・内宮とほぼ同じで、唯一神名造(ゆいいつしんめいづく

り)です。

 

  • Dscn9214a

古殿地

 20年ごとの式年遷宮により前に正宮があった場所です。上に書きましたように、2013年(平成25年)

に式年遷宮が行われ、その折にも参拝しています。

 

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清盛樟

 来た時には気が付きませんでしたが、帰りにはこの巨木が気になりました。外宮の表参道沿いに佇むこの

大楠は、清盛樟と呼ばれています。平安の昔に平清盛が勅使として参向した時、この木の枝が冠に触れたた

めに西側の枝を切らせたという言い伝えにより、この名で呼ばれています。

 

  • Dscn9217a

清盛樟

 裏側から見るとこのように、中央が腐って空洞化し、両側の幹部分が多肉上に盛り上がってきています。

 

  • Dscn9223a

内宮

 最近ではこの内宮にも数度訪れていますので、今回はこの写真しか撮りませんでした。

詳しくは上に書きましたように、過去のブログ記事をご覧ください外宮の南東約5kmの五十鈴川畔に佇

む内宮は、日本人の総氏神といわれる天照大御神を祀り、2000年以上の歴史を持ち、神宮125社の中

で最高位のお宮とされています。2016年には伊勢志摩サミットが行われ、安部首相がサミット参加国の首

脳を案内して、この伊勢神宮にも参拝されています。 

 

  • Dscn9224a

赤福本店

 参拝の後はおかげ横丁を散策し、赤福本店にも寄りました。赤福本店は創業300年余りで、本店建物は築

130年余の建物とか。内宮から来て赤福内宮支店のあるところからおかげ横丁と思っていましたが、この辺

りはおはらい町で、赤福本店の西側がおかげ横丁のようでした。

 

  • 少し大きな写真と特性などは、右サイドの 日本の街角 に載せますのでそちらもご覧下さい。

 

  • 関連の記事が 日本の街角 にもありますので、ご覧ください。

 

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