・鉢植えにしたハクチョウソウの白い花が今年は6月初めから咲いています
昨年はグリーンカーテンにしているフウセンカズラとアサガオの間から、8月の終わり頃になってハクチョ
ウソウの白い花が咲いていたことを紹介しました。昨年が鉢植えにしていたハクチョウソウの開花した最初
でした。今年もベランダに置いていましたが、6月6日にかなりの白い花が茎の先に着いていました。茎の先
端に8~14花くらいのつぼみが着き、下から順位上へと咲いていきました。今年は昨年より大株になってい
たためか、茎がかなり分枝を繰り返して枝数が増え、かなりの花が着きました。枝は細いので花数が増えて
きたため少したわみ、昨年に比べて本当に白い蝶々がひらひらと飛んでいるように見えました。
ハクチョウソウはアカバナ科ガウラ属またはヤマモモソウ属の多年草です。原産地は北アメリカで、日本へ
は明治時代に渡来し、観賞用に栽培されています。40㎝~1mにもなる茎の先端に、5月~10月まで約
1.5cmの小さな花を咲かせます。花は咲いてから3日ほどで散りますが、春から秋の長い期間次から次に花
が咲くため、長期間観賞できます。暑さや寒さに強い耐性があり、どこでも育てやすい植物です。
ハクチョウソウの花
群舞するハクチョウソウの花と、その花のアップです。
ハクチョウソウの花の群舞
7,8本の伸びた茎の先端に8~14くらいのつぼみが着き、下から順次咲いてきます。開花期間は3日程度
で長くありませんが、次から次と咲いてきます。
ハクチョウソウの花の群舞
真白の4枚の花弁が風にそよぐ姿が、ひらひらと飛んでいる蝶々のように見えることから、和名がついて
います。ヤマモモソウという別名もあります。学名のGaura(ガウラ)は、ギリシャ語で立派だということ
を表す「gauros」に由来しています。これは、他の花に負けずに旺盛に咲く花の様子から付けられたので
しょう。
ハクチョウソウの花の群舞
8本ある雄しべとそれより長い雌しべが長く伸びるため、いっそうそれらも蝶々の足か触角の様にも見え
ます。
ハクチョウソウの花
ハクチョウソウの8本ある雄しべは下向きに着いていて、長く伸びてきます。その中から1本の雌しべがさ
らに長く伸びてきます。
ハクチョウソウの花
上の花を大きく拡大しています。雄しべの基部は緑色で、花の中央部から下向きについています。
ハクチョウソウの花
雌しべの先の柱頭は、この写真のように4本に分かれます。
このあと1か月すれば、わき芽が側枝となり伸びてきて、またたくさんの花をつけてくれることでしょう。
- 少し大きな写真と特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介 に載せますのでそちらもご覧下さい。
- 関連の記事が 園芸植物・園芸情報 にもありますので、ご覧ください。
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