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2019年7月11日 (木)

・あなたは「母の日」などに頂いたカーネーションの花をもう一度咲かせられましたか?

 

「母の日」を過ぎてしばらくしたある日、「誰もくれないので自分でカーネーションを買ったのだが、2番

目のつぼみがカスカスになって咲きそうにないのはどうして?」と相談を受けました。我が家でも毎年「母

の日」に息子の嫁たちからカーネーションが送られてきますが、一度咲いた後は咲かずに枯れてしまうこと

が多いようでした。日数をかけて送ってきた鉢植えだから、弱っているのだろうと半ばあきらめていまし

た。他の人に聞いても大体同じようで、つぼみが中身のないカスカス状態になることが多いようです。

以前にナデシコなど宿根草の花後の管理を書きました、ナデシコもカーネーションの仲間で、同じナデシ

コ科ナデシコ属の植物です。ナデシコは日本にも自生していて暑さ寒さにも抵抗力があります。そこで開花

後にタネができないよう花殻を摘み取るだけで、また元気に咲いてきます。しかしカーネーションは高温多

湿には弱く、30℃を越すと花付きだけでなく生育も悪くなります。販売されている鉢植えのカーネーション

は管理が楽なように、水持ちの良い土に植えられていることが多いようです。そこであまり栽培したことの

ない人でも一度は十分に咲かせられますが、栽培経験のある人はついつい水をやりすぎる傾向があります。

「母の日」頃から気温がどんどん上昇してきており、そこに水をやりすぎ過湿になって根が弱り、生育は悪

くなってきます。そのためカーネーションでは開花後、風通しが良いように細い茎やわき芽は取り除きま

す。残した茎も1/3くらい先端を切り戻しします。そのうえで水やりを控え、なるべく涼しい場所に移し、

即効性の薄い液肥を週に1回程度葉の色が良くなるように追肥します。そこで元気を取り戻せば、また咲い

てくるようになります。今年頂いたカーネーションは開花後も比較的元気なようでしたので、切り戻しして

液肥を与えていましたら、開花してきましたので紹介します。

 

  • Dsc_0487a

切り戻し後に咲いてきたカーネーション

 切り戻した後で、2輪の花が咲いています。この生育ではもう少し、わき芽をすかしてもよかったかもし

れません。

  • Dsc_0488

ナデシコの開花後の花

 これは以前紹介しました、ナデシコの開花後にはこまめにその枯れた花(矢印)を取り除くように示した

写真です。枯れた花を除くとタネができるのを抑えられ、その養分を取られることもなく次の花に使えるの

で、また開花してくるようになります。

 

  • Dsc_0489

カーネーションの花後の切り戻し

 カーネーションの開花後の切り戻しと整枝をして、茎の間の風通しと採光を良くしてやれば、過湿になる

のをふせげます。込み合ったところでは、茎ごと基部から取り除きます。葉の色が薄くなっていれば、液肥

で追肥をします。

 

  • Dsc_0490_inpixio

カーネーションの2番花

 咲いてきた2番花です。1番花と同じくらいの大きさもあります。

 

  • Dsc_0491_inpixioa

カーネーションの2番花

 この2番花でも、花弁数も多くなっています。

 

  • Dsc_0492a

切り戻し後開花してきたカーネーション

 切り戻し後では2輪だけでなく、左上にもつぼみが見られ、次いでまたつぼみもできてくるでしょう。も

し切り戻ししていない株があれば、今から切り戻ししてもよいでしょう。秋にはまた咲いてくれることで

しょう。

 

 

  • 少し大きな写真と特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介 に載せますのでそちらもご覧下さい。

 

 

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