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2019年7月29日 (月)

・マンションを覆った外壁修理にも生き残ったハゴロモジャスミンは健在で今も良く咲いています

 

今までにもジャスミンの仲間として、ベランダでハゴロモジャスミンが咲いていることを紹介しています。た

だしその際の中心は、四条の西院駅近くで見たニオイバンマツリでした。その際ニオイバンマツリを間違っ

て、アラビアジャスミン(茉莉花)と書いていました。ニオイバンマツリの和名は匂蕃茉莉で、茉莉(ジャ

ミン類)の名前がついていますが、ジャスミンのモクセイ科ソケイ属ではなく、ナス科ブルンフェルシア

属(バンマツリ属)でした。またその折にハゴロモジャスミンも紹介していました。ハゴロモジャスミンは

ジャスミンの仲間の一つで、モクセイ科ソケイ属に属しています。

 ジャスミンの仲間にはこのハゴロモジャスミン以外に、アラビアジャスミンとも呼ばれるマツリカ(茉莉

花)、ジャスミナムレックス、カロライナジャスミンなどがあります。

 

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ハゴロモジャスミン

ハゴロモジャスミンは、中国雲南省原産の半常緑のつる植物で、花に強い香りがあります。一般に普及した

のは最近ですが、ジャスミンの仲間では、比較的寒さに強く、暖地では庭植えで栽培することができます。

1年近い外壁修理の間、ベランダは黒い膜で覆われていまして、多くの植物は弱りましたが、ハゴロモジャ

スミンは無事生き残って今も咲いています。

 

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ハゴロモジャスミン

 今ハゴロモジャスミンの手前に、ミニバラやユーコミス、ハイビスカスを置いていて、手が届かず枯れた

枝などが取れていません。しかし何本もの枝が伸びて、たくさんの花を着けています。

 

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ハゴロモジャスミン

 花の内側は白色、外側は薄いピンク紅色で、4月から5月ごろに開花してきます。花芽は5~15℃の気温に

4~6週間当たると形成されるので、秋に花芽が形成されていて、気温の上昇する4,5月頃から開花してき

ます。

 

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ハゴロモジャスミン

 花序には30くらいの花がまとまってつき、そろって開花してくるのでなかなかにぎやかです。蕾の時は花

の外側のピンク色が目立ちますが、咲いてくると花弁の表が白いので、花序全体が白っぽくなってきます。

満開期になると、真っ白の花がピンクの羽衣をまとっているように見えることから、ハゴロモジャスミンと

名付けられました。

 

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ハゴロモジャスミン

 花弁の基部は筒状で長く伸び、花弁の先端は5裂して広がります。筒状部はややピンク色をしています

が、花弁は白色です。

 

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ハゴロモジャスミン

 花の基部の筒状部は、若い蕾の時にはピンク色が残っています。雄しべ、雌しべはちょっと花弁から出る

くらいで、ほとんど見えません。来年沢山の花を咲かせたい場合には、開花後に摘心してたくさんのわき芽

を出させます。こうすると、たくさん伸びてきたわき芽が秋に低温に当たった結果、晩秋までに花芽になり

翌年咲いてくれます。

  

  • 少し大きな写真と特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介 に載せますのでそちらもご覧下さい。

 

 

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