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2019年6月27日 (木)

・我が家の「ど根性ファレノプシス」は花茎の曲げ直しの際、折れた花茎がその後再生して咲いてきました

 

今年もァレノプシスが咲いてきた事を先に紹介しました。ファレノプシスでは花茎が2本くらい伸びてき

て30㎝くらいの長さになり、その両側に12~14個くらいの花をつけます。そのため上に伸びてきた花

茎を、あらかじめ軟らかいうちに下方にまげて支柱で固定しやります。1月に咲いてきたピンクのファレノ

プシスでは、大体の伸びる様子が分かっていて、うまく曲げられその両側にたくさんの花をつけました。

しかし1株残っていた白花のファレノプシスはやや株が小さめで、これくらい曲げればよいかと思って曲げ

ていました。ところが思いの外その花茎がぐんぐん伸びてきて、この分ではポットを持ち上げないと床に当

たりそうなくらい伸びてきました。ついつい安易に花茎を曲げにかかり、ちょっと無理かなとは思いながら

木化しかけていた花茎に力を入れた際、「ポキッ」と折れてしまいました。まあまだ蕾ができていないの

で、花茎の下の部分から花芽ができてくるだろうと、まだ能天気に考えていました。ところが2週間経って

も3週間経っても、蕾のできそうな気配はありませんでした。まさに「角を矯めて牛を殺す」のことわざの

ように、欲張りすぎたようでした。

あきらめてもう暑くなってもきたので太陽光に当たらないよう、ベランダの壁面に張ったラテイスに他のラ

ン類と共に置いていました。ところが6月のある日水やりをしていると、何と花茎が新しく伸びてきて、蕾

が数個ついていました。

  • Dsc_0015

我が家の「ど根性ファレノプシス」

 左上は伸び過ぎてきた花茎を、白線で示した位置に曲げ直そうとしました。ところが上右のように折れて

しまいました。あきらめていたら、右下のように花茎が再生して咲いてきました。その後下左のように、2

番目の花も咲きました。

 

  • Dsc_0016

花茎の再生したファレノプシス

 あきらめていた花茎が再生して、咲いてきたファレノプシスです。蕾は4,5個ついていましたが第1花

が咲いた後、2番目の蕾を残して他の蕾は落下しました。

 

  • Dsc_0016_20190627164601

花茎の曲げ直し

 緑色の花茎は予想外に伸びてきたため、①の位置では早く曲げすぎたようで、②の位置で曲げた方が良

かったようでした。そこで①の位置で上に曲げ直しをしようとしました。

 

  • Dsc_0016_20190627164701

花茎の折れたファレノプシス

 ところが花茎はもう柔軟性を失い木化しかけていたようで、①の位置で「ポキッ」と折れてしまいまし

た。

 

  • Dsc_0018

ファレノプシス

 ところがあきらめていたら、このように花茎が再生して咲いて来てくれました。

 

  • ●●
    Dsc_0019

再生した花茎

 折れた跡から、このように花茎が再生してくれました。

 

  • Dsc_0020

花茎の再生部

 まるで接ぎ木をしたように、折れた花茎の後から傷口が修復され、元あったと同じ向きに花茎が再生され

てきました。

 

  • Dsc_0023

ファレノプシスの花器

 咲いてきた花の花茎を示しました。ファレノプシスの花器は先にも示しています。

ランの花は3枚のガク(外花被)と3枚の花弁(内花被)が同じ色をしていて、どれも花弁のように見えま

す。チューリップなどではガク(外花被)と花弁(内花被)が同じ形をしていますが、ラン類ではそれぞれ

の形は変わっています。とくに花弁のうち下に大きく伸びて目立っている唇弁は、授粉昆虫を招き入れるよ

うにきれいな模様があり、雄しべと雌しべは一緒になりずい柱となり花粉はまとまって花粉塊となり、授粉

の際にまとまって運ばれるようになっています。それはランの果実には数万から数十万のタネが入るためで

す。

 

  • Dsc_00262

2番花の咲いたファレノプシス

 6月中旬になると、2番目の花も咲いてきました。もう気温も高くなって来たのと体内養分も少なくなっ

て来たためか、他の蕾は落ちてしまいました。

 

  • Dsc_0033

ファレノプシスの2花

 どちらの花も、いつも通りに大きさに咲いてくれました。

 

  • Dsc_00352

2番花の咲いたファレノプシス

 花が2つになったので、バランスもちょうど良かったようです。

 

 

  • 少し大きな写真と特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介 に載せますのでそちらもご覧下さい。

 

●関連の記事が 園芸植物・園芸事情 にもありますので、ご覧ください。

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