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2019年4月13日 (土)

・マンションの窓際で育てられるミニプランツのユーフォルビア・セリーナ

 

マンション住まいの悩みの1つは、狭い空間でいかに自分の好きな植物を育てられるかです。狭い空間でそ

れほど暖房をしないでも育てられる、そんなミニプランツが最近育成されてきており、代表的な一つのグ

リーンネックレスを、次いでカンパニュラ・メディウムを紹介しました。今回紹介するユーフォルビア・セ

リーナは、トウダイグサ科ユーホルビア属の常緑の多肉植物で、原産地はマダガスカルです。学名は 

Euphorbia milii var.splendens で、和名はハナキリン(花麒麟)です。乾燥には強い植物ですが過湿

には弱いようで、水を控え気味に管理しますが、サボテンよりは水を与えます。熱帯植物なので、最低気温

は約10℃以上に保ちます。強い日差しにも平気で、真夏には戸外に出しても大丈夫なようです。茎は直立し

たり、横に張ったりいろいろ変化したりします。本種は特にミニチュアに改良されていますが、大きなとげ

があるので、手で触る際には気を付けます。

 

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ミニプランツ

 右端がユーホルビア・セリーナで、その花を中央上に示しています。中央はグリーンネックレスで、左端

はカンパニュラ・メディウムです。

  • Dsc_0101a_1

ユーホルビア・セリーナ

 ユーホルビア・セリーナは葉の間に、細くて長いトゲがあるので、不用意に触らないことです。枯れた葉

などを取る際には、ピンセットでつまんで取ります。一つの花の直径は2㎝くらいで、たくさんの花が着き

ます。ポットの直径は約5㎝で、どこにでも置けるサイズですので、これは赤い花でしたが、黄色の花の株

もその後に見つけて買いました。

 

  • Dsc_0102a

ユーホルビア・セリーナ

 この赤色の花の株では、わりと葉柄が伸びてきました。暖かくなって花の葉柄が伸びたのか、あるいは水

をやりすぎたのかもしれません。葉は古くなると落葉し、そこには鋭いとげだけが残ります。

 

  • Dsc_0103a_1

ユーホルビア・セリーナの花

 この花を拡大してみました。赤く花弁に見えるのは花弁ではなく、苞葉で2枚できます。赤色の苞葉の中

に花弁はなく、5本の雄しべとその中に雌しべがあります。赤紫色の花糸の先に、黄色の葯(やく)が2個付

いています。ユーホルビアの仲間にはポインセチがあり、花の形状は似ていて先に紹介しています

 

  • Dsc_0103b

ポインセチアの花

ポインセチアでは総苞が赤く色づき、中央に小さな数個の雄花とやや大きな雌花があります。

 

  • Dsc_0104_inpixioa

ユーホルビア・セリーナ

 赤く色づいた苞葉の中に、5本の雄しべがあり、それぞれが2個の葯を持つため、10個の葯がきれいに円

状に並んでいます。中央のめしべは伸びだすまで見えません。

 

  • Dsc_0105a

ユーホルビア・セリーナ

 これは後で買った黄色のユーホルビア・セリーナです。こちらは同じように管理していますが、葉柄はあ

まり伸びてきません。もっと高温がいるようです。

 

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ユーホルビア・セリーナの花

 黄色い苞葉の中に、黄色の5本の雄しべがあります。その中央には先端が3本位に分かれた薄黄色の雌しべ

が見えます。

 

  • Dsc_0107a

ユーホルビア・セリーナの花の拡大

 更に花を拡大してみました。5本の雄しべの先に、2個の葯が着いていているようです。ユーホルビア・セ

リーナの花言葉には、「控えめ」、「地味」、「明るく照らして」などがあります。

 

  • 少し大きな写真と特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介 に載せますのでそちらもご覧下さい。

 

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