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2019年4月30日 (火)

・クローバーでたまに4枚の葉が出てくる「幸福の四つ葉クローバー」を見つけました

 

以前四つ葉のクローバーで、朝葉を開き夜葉を閉じる就眠運動をすることを紹介しました。実はあの四つ葉

クローバーは本来のクローバーではなく、デンジソウという水中や湿地に生える植物でした。すべての葉が

四つ葉になっていてそれはそれなりに面白いのですが、息子たちに言わせると「なんだか有難みがしない

ね」とあまり好評ではありませんでした。友人には面白がってくれる人も多く、簡単に株元からランナーが

伸びてきて増やせるので分けて配ったりしていました。元来が水生植物ということもあり、水やりを怠ると

葉が無くなることもあるようでした。ただ葉には模様もなく単調な葉なので、ガーデンセンターに行ってお

花を見ていると、「幸福の四つ葉クローバー」という名前で、葉の中央部は赤紫色で周辺は緑で、たまに四

つ葉のでるクローバーがありましたので買ってきました。

  • Dsc_0075aa

四つ葉のクローバー

三つ葉のクローバーが、ごくまれに四つ葉をつけることがあり、幸福を呼ぶといわれています。葉が分化す

るときに何らかの刺激を受けて、本来3枚のはずの葉が4枚分化するためのようですが、その仕組みはまだわ

かっていません。ただ比較的四つ葉を分化しやすい系統もあり、そんな中から園芸品種が育成されていま

す。今回買った「幸福の四つ葉クローバー」もそんな育成品種・ブラッククローバーのようで、おめでたい

時のプレゼントによく選ばれているようです。写真では分かりやすい位置にある四つ葉に、黄色の矢印を着

けています。

普通の三つ葉のクローバーは、マメ亜科シャクジソウ属の多年草で、和名はシロツメクサで、原産地はヨー

ロッパです。学名はTrifolium repens var. nigricans です。属名のトリフォリウムTrifoliumは、3

枚の小葉のあることを意味しています。

  • Dsc_0076-138

四つ葉のクローバー(デンジソウ、2013.8)

 これは前回に紹介した四つ葉のクローバーです。実際にはクローバーではなく、デンジソウ科デンジソウ

属の水草で、学名はMarsilea quadrifolia L. です。4枚の葉をつけた様子が田の字のように見えること

から、デンジソウ(田字草)と呼ばれています。小葉の形は扇状、クローバーの葉とは異なります。

 

  • Dsc_0077aa

四つ葉のクローバー

 位置を変えて葉を示しています。このクローバーは‘ブラッククローバー’と呼ばれる品種で、生育が進む

ほど四つ葉が増えてきます。葉の色が鮮やかで、葉のふちが緑色で中央部が赤紫色をしていて、冬にはほぼ

全体が赤紫色に変わるようです。株のあちこちに四つ葉が見られますので、分かりやすい上の方の3枚の葉

に黄色の矢印を着けています。

 

  • Dsc_0078aa

四つ葉のクローバー

 葉の形は普通のクローバーと同じで、黄色の矢印で示しているように中央部が赤紫色になっています。耐

寒性はあるが、暑さには中程度で強い日差しでは葉焼けするようです。

 

  • Dsc_0079aa

四つ葉のクローバー

 株の基部のも多くの四つ葉があるのですが、なかなか写真では分かりにくいので、比較的大きな四つ葉に

矢印を着けています。

 

  • Dsc_0080aa

四つ葉のクローバー

 生育が進むほど、四つ葉の現れる頻度も増すようで、写真のように周辺に大きく伸びた葉はたいてい四つ

葉になっています。

 

  • Dsc_0081aa

四つ葉のクローバー

 株の上の方でも大きく伸びた葉は、矢印で示したように四つ葉になっています。株の基部の葉は直射日光

に当たり黄色く変色した葉が少し見られます。

 

  • 少し大きな写真と特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介 に載せますのでそちらもご覧下さい。

 

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