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2019年4月22日 (月)

・ベルフラワーのブルーの花が窓際では咲き続けています

 

先にミチュアプランツを3種紹介しました。それ以外にも狭い居間でも栽培できる小型の花として、窓際で

ベルフラワーを栽培しています。丈夫な花で、適度に水さえ補っていれば、4月から7月にかけて次から次へ

と蕾が現れ、ブルーの花をずっと咲かせています。ただそのためには咲き終わった花をこまめに取って、枯

れた花を残さないようにします。それと極度に乾かしたり、水をやりすぎるのも良くないようです。

ベルフラワーはキキョウ科・ホタルブクロ属(カンパニュラ属)の多年草です。学名はCampanula

portenschlagiana Schulで、英名はDalmatian bellflowerで、別名は乙女桔梗(オトメギキョウ)、

ダルメシアン、カンパニュラ・ポルテンシュラギアナなどがあります。原産地はユーゴスラビアです。花色

には青紫、ブルー、白色などがあります。

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ベルフラワー

 ベルフラワーの花は直径が1.5~2㎝くらいで、写真のようにブルーの綺麗な花が咲き続きます。ベル型の

可憐な花が、高さも10㎝くらいで株を覆うように横にどんどん広がってきますので、花壇に植えてもよいで

しょう。花言葉には、感謝、誠実、不変があります。

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ベルフラワーの花

 花を見るとこのように5枚のブルーの花弁(合弁花冠)が広がり、中央に雌しべがありその先端の柱頭が3

本に分かれています。左右のやや早く咲いた花では、柱頭も花弁にも花粉がたくさん付着しています。

 

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ベルフラワー花の雌しべ

 これは先始めたころの花で、雌しべの柱頭はまだ広がっていません。雄しべは見えませんが、花の基部に

5本あります。

 

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ベルフラワー花の雌しべ

 ベルフラワーの花は多くの虫媒花と同様に、雄ずい先熟で基部にある雄しべが先に成熟します。花粉が成

熟するころ、この花のように柱頭はやや3裂して広がってきます。花粉が成熟するころ蜜も出てくるため、

訪花昆虫がやってきて蜜を吸ったときに花粉を体につけます。花から飛ぶ立つときに柱頭に触れ、体に付着

した花粉を柱頭に残していき、受粉が行われます。

 

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ベルフラワー花の雌しべ

 この花では花弁に花粉がついているのが見えますが、3本に分かれた雌しべ(矢印)の柱頭にも花粉がつ

いています。

 

ベルフラワー花の雄しべDsc_0025a

 この花ではやっと雌しべの基部を取り囲んでいた、5本の雄しべが見えます。雄しべ(矢印)はもう茶色

くなっていて、花粉は全部放出してしまったようです。受粉が終わり、受精してタネができかけるようにな

ると、花弁は外側に反転して老化していきます。

 

 

でそちらもご覧下さい。

 

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