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2018年5月13日 (日)

・あなたはキンギョソウ、ナデシコやパンジーなどの花が咲き終わった後の管理をなにかしていますか?

我が家のベランダでは春ごろから晩秋頃まで、ベゴニア・センパフローレンスの花名がいつも咲き続けています。ベゴニア・センパは以前にも書いたとおり、雌雄異花で、同じ株に雄花と雌花が付きます。どちらも綺麗な花ですが、雌花はめしべの子房にたくさんのタネをつけます。一つの雌花には数百個のタネができ、雌花がたくさん咲くとそれだけ養分を吸収してしまうため、盛りを過ぎた雌花は早めに摘み取る必要のあることを先に紹介 しました。

この時期には毎年、ベランダではキンギョソウ、ナデシコやパンジーの花が咲いています。しかしこれらの花も特にキンギョソウなどは開花後に大きなタネの入った果実をつけます。早めにこれらの開花後の花を取り除かないと、タネが大きくなるにつれて養分を消耗して株は弱ってきます。その結果、新しい花芽のできるのが遅くなったり少なくなり、旺盛な開花は期待できなくなります。家人はあまり苗を植えたり追肥はしませんが、咲き終わった花を見つけるとこまめに取り除いてくれるので助かっています。パンジーやベゴニア・センパなど小さな花をたくさんつける草花は、採種したタネでも十分使えますが、先にベゴニア・センパで示しましたように、1つの雌花で十分な数のタネが入っていますので、12花あれば十分な苗ができます。慣れた人人なら我が家でもそうですが、ベゴニア・センパやナデシコ、キンギョソウは多年草なので、冬さえ何とか超せば毎年咲かせることもできます。

この時期には先日紹介したボタンなど、大きなタネの入った実を着けていることを、あちこちのお庭でよく見かけます。またシャクナゲやイチハツ、ジャーマンアイリスなども大きな実をつけますので、やはりこまめに取ってやる必要があります。

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開花後の花の様子

左上はキンギョソウの開花後の様子、左下に開花後の結実した果実と中のタネを示しています。右上はナデシコ、右下はパンジーで、いずれも開花後の花を示しています。

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キンギョソウの開花後の花

 キンギョソウゴマノハグサ科キンギョソウ属の多年草で、地中海原産です。開花後に大きなタネが着くため株が弱って枯れることが多くて、一般には1年草として扱われています。写真中央の上側に開花後果実から突き出た雌しべと、その下に果実から抜けかけた花弁を黄色の矢印で示しています。どちらも、赤色の雌しべが突き出ているので、簡単に分かります。その下にある丸い果実を、他の蕾を傷をつけないよう指で丁寧に摘み取ります。 

 

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キンギョソウの開花後の花

 中央に花弁が抜け落ちた二つの果実の位置を示しています。

 

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キンギョソウの開花後の花

 中央左に花弁の抜けかけた果実の位置を、右には突き出た雌しべを示しています。どちらの果実もガク片に囲まれて見えません。

 

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キンギョソウの開花後の花

 中央に2本の雌しべが突き出ているのが見えます。このように落下した花のすぐ横に、次に咲く蕾が数個あるので、それらを傷めないように果実だけどを摘み取ります。  

 

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キンギョソウの果実

 上段にガク片に包まれて大きくなりかけている果実を、下段のその果実の断面を示しています。小さなタネがたくさん入り、乾燥すれば果実はどくろのような形になります。

 

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パンジーの開花後しおれた花

パンジーはスミレ科スミレ属の12年草で、大型の花から小型のビオラのようなものまであります。品種改良も進み、寒さにも結構強く暖地では冬から咲き出します。

 中央上に花弁のしおれかけた花、その下に4つほどさらに花弁のしおれた花を白色の矢印で示しました。パンジーでは花がしおれた状態で、子房が発達して果実になります。

 

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パンジーの開花後しおれた花

 中央に開花した2花を、その下に咲き終わった花を示しています。

 

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パンジーの開花後しおれた花

 下段にしおれた2花が見えますが、ピントは咲いた上の花にあっているため、その両脇に別のしおれかけて花を丸枠の中に示しました。

 

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ナデシコの開花後の花

 ナデシコはナデシコ科ナデシコ属の多年草で、別名はカワラナデシコです。日本固有種もあり、暑さ寒さにも強くて、夏から秋まで咲き続けることから、古くには常夏(トコナツ)とも呼ばれました。

 秋から咲き続けてきたナデシコとパンジーはもう直ぐ、我が家ではペチュニアに交代させますが、いましばらく頑張て咲いてもらいます。

 中央のこれから咲く花に交じり、5つの咲き終わった花が見えます。蕾に当たらないようにして保護しながら、指で咲き終わった花だけをねじり取ります。

 

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ナデシコの開花後の花

 右側の2花は、横に蕾がないので簡単に取り除けます。

 

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ナデシコの開花後の花

 あちこちに咲き終わった花が5つほど見えますので、これらも早めに取り除きます。

 

 

少し大きな写真と特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介  に載せますの

でそちらもご覧下さい。

関連の記事が 園芸植物・園芸事情  にもありますので、ご覧ください。

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