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2018年5月17日 (木)

5月のベランダでは新顔でペチュニアと近縁属の赤紫色のカリブラコアが咲きだしてきました

家人が昨年の晩秋頃咲き終わった何株かの鉢を、実家から持ち帰ってベランダに置いていました。その一つは何か名前が分からないものの、宿根草ならまた春になれば、生長して来るだろうとベランダに置いていました。5月頃から新芽が伸びだしてきて、鉢からはみ出してきましたので丸い支柱を立てていましたら、シュートとの先端から赤紫色の蕾がつき咲いてきました。花弁が5枚ですが、一重でなくダブルになった花弁も見え、花弁の中にはっきりとしたスジが見えました。まだ生育初めのためかあまり草丈は伸びてこないのですが、もっと暑くなれば伸びてくるように思えました。先にラナンキュラスのリビエラ系統では、たくさんの白色花弁の中から緑色の葉が突き出ている ことを紹介しました。リビエラではおしべがツバキのように花弁化したものの、花弁も葉が変形してできており、この中央部の花弁は緑の葉に先祖返りをしているようです。

この花の名前を花の専門家のHさんにお聞きすると、ペチュニアの近縁属のカリブラコアではないかとのことでした。カリブラコアはナス科カリブラコア属の多年草で南アメリカ原産です。学名 Calibrachoa sp ですカリブラコアは1990年にペチュニアから分かれて独立した新しい属です。それまで「小さなペチュニア」「枝が垂れるタイプの小輪ペチュニア」と呼ばれていましたが近年はすっかりカリブラコアの名前が定着してきました。

 

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カリブラコア

 開花の様子と、ダブル化した花です。品種は「ティフォシー」だと思います。

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カリブラコア

 花もペチュニアによく似ていますが、オレンジやチョコレートなどカリブラコアだけにしかない花色が魅力です。花の大きさだけでなく、茎や葉も全体的に細く、小さくなり、繊細な雰囲気がアップしています。 ペチュニアより多年草の傾向が強く、低木のように育つ品種もあります。耐寒性、耐暑性が増しているのも特長です。ペチュニアのように茎に粘着性がないので、お世話しやすいのもうれしいですね。

 

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カリブラコア

草丈30cm程度で、耐寒性はやや強く、耐暑性は強いようです。花色は黄、ピンク、紫、白、赤、複色などがあり、4月~11月まで開花します。さし芽で小苗をつくって冬越しさせれば何年も楽しめますが、次第にウイルス病に侵されて花や葉にモザイクなどの症状が出て観賞価値が下がります。市販の苗はさし芽でふやされていますが、自分でタネをとってふやすこともできます。硬い皮に傷をつけてまけば簡単に発芽します。

 

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カリブラコアの花

 発達の程度に違いはありますが、多くの花の中に2重に花弁状の組織があります。品種名「ティフォシー」とは、イタリア語で「熱狂的なファン」という意味です。八重咲きでふんわりとしていますが、花の形がお星様のような形でラセン状に巻き、どんなお庭にでも似合いそうです。

 

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カリブラコアの花

 花の中には2重になった花弁状の組織以外に、また同じ色の毛弁状の構造が見えます。

 

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カリブラコアの花

 内側の花弁状組織の外と中に、おしべとめしべらしきものが見えます。

 

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カリブラコアの花

 内側の花弁状組織の基部には白い毛が生えているようです。

 

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カリブラコアの花

 内側の花弁状組織の外側にも、また別の内側の花弁状組織があるようです。

 

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カリブラコアの花

 ちょっと大きく拡大して見ました。

 

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カリブラコアの花

この花でも、内側の花弁状組織の外側にまた内側の花弁状組織が見えます。

 

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カリブラコアの花

 先程の花では平たくなっていましたが、この花では少し若いのか、内側の花弁状組織は立っているように見えます。

 

少し大きな写真と特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介  に載せますの

でそちらもご覧下さい。

関連の記事が 園芸植物・園芸事情  にもありますので、ご覧ください。

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コメント

こんにちは。
このお花、きれいですね。今年、家の前につるしておくお花を考えているのですけれで、こういうお花があったらいいな、と思います。

投稿: きいろひわ | 2018年5月21日 (月) 07時14分

こんにちは きいろひわさん!

ご無沙汰していますが、色々お忙しかったようですね。ブログも時間を取られますからね。(*^-^)

この花はまだ新しいようですが、丈夫で小さめのペチュニアで、良く咲いてくれますよ。
挿し木で簡単に増えるようで、誰かお近くで持っていればいいですね。(*^o^)

投稿: プロフユキ | 2018年5月22日 (火) 00時34分

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