« ・あなたはパンジーのことを「ママ母ちゃん」なんて呼ぶ国があるのをご存知ですか? | トップページ | ・イタリア野菜関連の本の3冊目が4月に刊行されます »

2018年3月 7日 (水)

・如月の初め花屋には小さな花がいっぱいのサクラソウなど春の花が並んでいました

勤め始めた頃、栽培した花にサクラソウ類がありました。小さな花がいっぱい集まって咲いていて、それまで育てていたギクの花などとは随分変わっていました。花の中心を見ているとさらに小さな蕾が見え、それぞれに細くて長い花柄がついていました。

そんなサクラソウを見ていると、古文で習った清少納言の「枕草子」の「小さきものいとおかし」そんな文章だったかを思いだし、ちょっと調べてみました。

「うつくしきもの。瓜にかきたる児(ちご)の顔。すずめの子の、ねず鳴きするに踊り来る。

二つ三つばかりなる児の、急ぎてはひ来る道に、いと小さき塵(ちり)のありけるを目ざとに見つけて、いとをかしげなる指にとらへて、大人などに見せたる、いとうつくし。」

(かわいらしいもの。瓜に描いた幼い子供の顔。すずめの子が、ねずみの鳴きまねをすると飛び跳ねて寄って来る様子。 2、3歳ぐらいの子どもが、急いで這って来る途中で、とても小さい塵があったのを目ざとく見つけて、とてもかわいらしい指でつかまえて、大人などに見せている様子は、たいそうかわいらしい。--フロンティア古典教室より--

 中略

 「雛(ひな)の調度。蓮(はちす)の浮き葉のいと小さきを、池より取り上げたる。葵(あおい)のいと小さき。なにもなにも、小さきものはみなうつくし。」

(人形遊びの道具。蓮の浮き葉のとても小さいのを、池から取り上げたもの。葵のたいへん小さいもの。何もかも、小さいものは全部かわいらしい。)

 今日は先日見た、春の花の小さな蕾などを紹介します。

 

Dscn5090_2

サクラソウ類

 

Dscn50911a

オブコニカ1

プリムラ・オブコニカの科名はサクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)の多年草です。学名はPrimula obconicaで、原産地は中国西部-ヒマラヤで、主な開花期は12-3月です。和名はトキワザクラ(常磐桜)で、別名のシキザキサクラソウ(四季咲き桜草)とも言います。たいていは単にオブコニカと呼ばれています。

 

 

 

Dscn5092a

オブコニカ2

毎年花を咲かせる多年草で、花茎を長く伸ばしてその先に数輪~十数輪の花を咲かせます。野生種の花色は淡いピンクですが、白、オレンジ、濃~淡紫、白く縁取りされるものなどバラエティーに富んだ園芸品種があります。今回の花もその縁には白い線があり、淡い色合いの可愛い花です。

 

 

Dscn5093a

ジュリアン

プリムラ・ジュリアンあるいはポリアンタは、サクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)の多年草です。学名はPrimula ×polyanthaで、原産地はヨーロッパで、殆どが交雑された交配種です。主な開花期は12月~4月です。放射状に出る丸みのある葉とその中心に咲く花のバランスがよく、コンパクトにまとまるので鉢植えや寄せ植えに広く利用されます。また、耐寒性も強く、花壇にも適しています。ポリアンタに他の種を掛け合わせてできたのがジュリアンで、花はやや小型です。性質や姿は互いに似ており、園芸ではこの2つをまとめて1グループとして扱われます。

 

 

Dscn5094a

サクラソウ

サクラソウはサクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)の多年草です。学名はPrimula siboldiiで、原産地は日本、朝鮮半島、中国東北部などです。主な開花期は4-5月です。川岸や木のまばらに生えた草原に自生し、群生することもあります。野生種の群生地は今となっては貴重で、特別天然記念物に指定され、保護されている場所もあります。花は付け根が筒状で先端が開いて5片に裂けます。野生種で花径は約2cm、色は桜色、白などです。桜に似た花を咲かせる草なので、サクラソウの名前があります。

 

 

Dscn5096a

サイネリア

 シネラリア(サイネリア)はキク科ペリカリス属の多年草です。学名はPericallis ×hybridaで、別名にペリカリスあるいはフウキギク(富貴菊)やフキザクラ(富貴桜)などがあります。原産地はカナリア諸島で、主な開花期は1-4月です。早春~春の代表的な鉢花のひとつで、日本には明治10年に渡来し、昭和初期に鉢花栽培が始まりました。

花色は黄色とオレンジ色以外はほぼ揃っています。

 

 

Dscn5097a

ベルフラワー

 このベルフラワーはキキョウ科  ホタルブクロ属の1年草または多年草です。学名はCampanula portenschlagiana で、和名はオトメギキョウ(乙女桔梗)で、別名はフウリンソウ、ツリガネソウです。主な開花期は46月です。名前の通り、ベル状の花をつけます。小輪ですが多花性なので見ごたえ抜群です。英名では「カンタベリーベル」とも呼ばれます。イギリスのカンタベリー寺院を訪れる巡礼者の持つ鈴に似ていることから、その名がつきました。

 

 

Dscn5108a

お子様用の買い物カゴ

 これは花ではありませんが、ショッピングセンターで見かけた子供用の買い物カゴです。お母さんと一緒に買い物に来た子供が、小さなかごを良く押しているのを見かけます。

 

少し大きな写真と特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介  に載せますの

でそちらもご覧下さい。

関連の記事が 園芸植物・園芸事情  にもありますので、ご覧ください。

|

« ・あなたはパンジーのことを「ママ母ちゃん」なんて呼ぶ国があるのをご存知ですか? | トップページ | ・イタリア野菜関連の本の3冊目が4月に刊行されます »

・園芸植物・園芸情報 Hort. Plants & Information」カテゴリの記事

コメント

プロフユキ先生
 こんにちは。
春爛漫の可愛らしい花々ですね?
桜草は好きなお花の一つです。
ベルフラワーですが、カンタベリー大聖堂に関係があるのですね?
大聖堂へはへ行きましたが、存じませんでした。

 今日、当地は真冬のお寒さとなりました。

投稿: マコママ | 2018年3月 7日 (水) 16時57分

こんにちは マコママさん

寒かったり暖かったりで、春の天気は忙しいですね。でも日差しは強くなってきました。

だいぶアップするのが遅れたのですが、花屋さんの店先ではもう春の装いが早くから始まっていました。

サクラソウの仲間のポリアンサ、マラコイデスや、ジュリアンなど、華やかで春らしい雰囲気満点ですね。

サクラソウは日本の野山にも生えているし、可愛い花ですね。 

投稿: プロフユキ | 2018年3月 7日 (水) 18時12分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ・如月の初め花屋には小さな花がいっぱいのサクラソウなど春の花が並んでいました:

« ・あなたはパンジーのことを「ママ母ちゃん」なんて呼ぶ国があるのをご存知ですか? | トップページ | ・イタリア野菜関連の本の3冊目が4月に刊行されます »