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2018年2月 8日 (木)

・京都植物園の温室で行われている洋ラン展の入選作品他を見てきました

京都府立植物園では毎年1月末から2月にかけて、温室で洋ラン展を開催していて、2015年の折にその様子を紹介 しています。入賞作品と特別展示や、品種の即売も行われています。もちろん温室にはいつもの通り、各種のラン類が咲き揃い、種類ごとに展示されています。学生時代には栽培できなかったラン類も、今では入手も容易になり、また比較的栽培しやすいように改良された品種も多く、居間の窓際では毎年ファレノプシス デンドロビウム オンシジウムなど咲かせて紹介しています。

ファレノプシスは熱帯樹林の木に着生していて、木々の間の木漏れ日を浴びるだけで生育し、根(気根:きこん)も空気中の水分を吸収しています。そんな条件で生育しているため、とくに肥料を施してやらなくても毎年春には花を咲かせてくれます。我が家では薄い液肥を、時折水やり代わりに葉にスプレーしています。それもあまり多く与えると葉が茂りすぎて花付きが悪くなるので、水分だけスプレーもするように気をつけています。

今回は洋ラン展の入賞作品と、温室内で咲いていた綺麗なランの花を紹介します。

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デンデロをメインにしたラン園

 デンドロビウムを中心に、それに加えてシンビディウムなどの花がそれぞれに咲いていました。

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カトレア入賞作品

 純白のカトレアで、入賞作品ですカトレアは「洋蘭の女王」とも呼ばれ、北はメキシコから南はブラジルまでの中南米に広く分布しています。木の幹や枝、岩の上などに根を張って生きている着生ランです。花型や花の色もバラエティーに富み、株の大きさも様々です。花の大きさも2cmぐらいの小輪花から、20cm近い大輪花まであります。春・夏・秋・冬それぞれに開花期を持つ種類もあり、うまく取り合わせれば年間を通じて開花を楽しむことができます。

 

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カトレア

 比較的よく見かける、背ガク片、側ガク片、2枚の花弁と唇弁も赤紫色のカトレアです。

  高校以来の友人Tさんの奥様のお父上は、国立病院長の傍ら多くの蘭を育てておられ、平成になって亡くなられた折に、貴重なカトレア500鉢を本植物園にも寄贈されました。あいにく寄贈者名は記されてはいないため特定は困難ですが、これから紹介するカトレアにも寄贈されたカトレアが入っていることでしょう。

 

 

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カトレア

 これも純白の花弁ですが、唇弁の中央部が黄色くなっています。

 

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カトレア

 薄紫色の花弁で唇弁だけが赤紫色の株と、赤色花弁で唇弁が濃赤色の株です。

 

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カトレア

 外花被(ガク片)も花弁(内側の花弁と唇弁)も薄紫色のカトレアです。

 

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カトレア

 ガク片と2枚の花弁は純白で、唇弁だけが濃赤色をしています。

 

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カトレア

 先程の花とは色違いで、ガク片と2枚の花弁は黄色で、唇弁だけが濃赤色をしています。唇弁中央部には黄色の模様があります。

 

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カトレア

 ガク片は淡いピンク色で、上の2枚の花弁はピンク色をしています。唇弁は濃赤色で、中央部は黄色を帯びています。

 

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パフィオペディルム入賞作品 

園芸界ではシプリペディウムの名で呼んできていますが,植物分類学では現在はパフィオペディルム Paphiopedilumなど4つの属に分けるのが普通です。ラン科の地上生の多年草の1属で,日本ではアツモリソウ,クマガイソウに代表されます。北半球の温帯に分布しており、自生種とともに多数の園芸品種がつくられて盛んに栽培されています。花の唇弁が大きく袋状になり,またラン科の他の属と違って,おしべが2本あって (他属では1本のみ) ずい柱をつくっています。

 

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パフィオペディルム入賞作品

 背ガク片の周辺部は黄色で、中央の橙暗色部に濃い斑点があります。花弁と唇弁は赤桃色で、その基部には背ガク片と同様の斑点があります。

 

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パフィオペディルム

 典型的な色合いの花で、背ガク片の周辺は白色で基部は緑色で、中央部に紫色の斑点があります。同色の側ガク片も、唇弁の背景となっています。花弁と唇弁は赤紫色で、花弁の基部から下側に紫色の斑点があります。

 

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パフィオペディルム

 先程とは色違いで、背ガク片の周辺は白色で基部は緑色で、中央部に紫色の斑点があります。花弁と唇弁は黄緑色で、花弁の基部に紫色の斑点が少しあります。

 

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パフィオペディルム

 背ガク片の周辺は白色で基部は黄色で、緑色の縦すじがあります。側ガク片も同じ色合いでやや大きく広がり、唇弁の背景となっています。花弁と唇弁は黄色になっています。

 

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デンドロビウム・クスバートソニー入賞作品

 デンドロビウム・クスバートソニー(学名Dendrobium cuthbertsonii)は、ラン科植物の一つです。この種類ではごく小型種に属し、植物体に比べて大きな花を着けます。花色は多様で、また開花期がごく長いことでも知られています。ニューギニア高地に生息しています。

 

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リカステ属入賞作品

 近年人気急上昇中のリカステです。メキシコ、グアテマラやエクアドル、ペルーなどの中南米に広く分布する着生ランです。5cm程度の小輪花をたくさん咲かせる可憐な種類や、15cmくらいの大きさの花を咲かせる大輪系種があり、その色彩も様々です。約30種類の原種が知られており、標高1,500m前後の冷涼な高地で比較的雨の多い地域に自生するため、涼しい気候と水を多く好む種類が多いのが特徴です。

 

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リカステ属入賞作品

 先程のリカステは淡い黄色でしたが、これは全体にブロンズ色の綺麗な色をしています。

 

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リカステ属

 この3枚のガク片は乳白色で、中央の花弁も同じ色合いですが、基部は黄色を帯びています。

 

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ファレノプシス

 温室で見事に咲いていたファレノプシスです。ファレノプシス(コチョウラン)は 東南アジアを中心とした熱帯・亜熱帯地域におよそ50種が分布するランの仲間です。日本ではコチョウランの名前でやや高級な贈答用の鉢花として知られています。自生地は昼夜の気温差が大きく高温多湿な森林内で、風通しのよい樹木の高い位置にある枝や幹に根を張り付かせて生育しています。

 

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ファレノプシス

 あまりに見事にたくさん咲いていましたので、その花を拡大して見ました。

 

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アングレクム セズキペダーレ

アングレクム セズキペダーレ はアングレクム属に属するマダガスカル固有の着生ランです。本種にはまだ標準和名が無く、学名で表記されています。

 

 

少し大きな写真と特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介  に載せますの

でそちらもご覧下さい。

関連の記事が 園芸植物・園芸事情 にもありますので、ご覧ください。

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コメント

プロフユキ先生
 こんにちは。
お寒い日が続きますね。
御地は雪は如何でしょうか?
北陸地方は大変ですね。
早く暖かくなってほしいものです!

まぁ見事な洋ランですね。カトレアはランの女王とか
言われますが、さすが・・・とため息をつきながら
拝見させていただきました。
 拙宅の貧弱な?胡蝶蘭、やっと一輪綻びました。
画像近々載せたいと思っております。

投稿: マコママ | 2018年2月 8日 (木) 11時12分

こんにちは マコママさん 

いつまでも寒い日ですね、地球温暖化はどこへ行ったんでしょうか? 
京都市内は深々と寒いですが、雪はたまにチラつく程度で助かっています。
京都市内では誰もスノータイヤを持っていませんから、タクシーまで。

ランと言えばやはりカトレアが一番華やかで女王様ですね。贈答用には胡蝶蘭が多いですが。
お宅の胡蝶蘭も咲いてきましたか。
薄い液肥を水やり代わりに、葉にスプレーをしてやると花付きが良くなるようですよ。
アップされるのを楽しみにしています。

投稿: プロフユキ | 2018年2月 9日 (金) 00時52分

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