・京では暖冬のせいでキンギョソウ、ナデシコ、ノースポール、アリッサム、パンジー、ペチュニア、キクなどはベランダで咲き続けています。
咲き続けていたベゴニア・センパフローレンスも、先日の降雪のせいで残念ながら寒風に当たって枯れました。同じように危ぶんでいましたカランコエも葉が凍ったような状態になりましたので、根まで傷まないように地上部を刈り取り、居間に移動しました。暖かくなって芽が動くかどうかは分かりませんが。寒くなって先に居間に入れていた沖縄スズメウリの実は赤く熟してこないので、実を取り容器に入れ赤くなるのを待ち、株はベランダに出しました。居間の下にも鉢が並び、窓際にはミニシクラメン、ポインセチア、ラン類とマンリョウ、バジルなどがぎっしり並び日差しを一日中浴びてすくすく育っていますので、また紹介します。
ベランダの花
食用菊'坂本菊’
菊につきましては、先に厚物菊 、嵯峨菊(1) 、嵯峨菊(2)
ドーム作り、各地の菊などを紹介してきましたが、それ意外に食用菊があります。
菊は本来中国では古代より延命長寿の花として、菊茶・菊花酒、漢方薬として飲まれていました。その中でも食用菊は、苦味が少なく花弁を大きく品種改良された種類です。
茹でてお浸しにしたり酢の物や合え物、天ぷらや吸い物に用いられます。「坂本菊」
は大津市の在来作物である食用菊で、比叡山坂本で、古くから民家の貴重な食材
として栽培されてきました。
ペチュニア
南米原産のナス科ペチュニア属の草本で、和名はツクバネアサガオです。先にその生育を紹介しています。
パンジー黄
パンジー赤
スミレ科スミレ属の1,2年草で、大型の花から小型のビオラのようなものまであります。品種改良も進み、寒さにも結構強く暖地では冬から咲き出します。
撫子
ナデシコはナデシコ科ナデシコ属の宿根草で、別名はカワラナデシコです。日本固有種もあり、暑さ寒さにも強くて、夏から秋まで咲き続けることから、古くには常夏(トコナツ)とも呼ばれました。
キンギョソウ白
キンギョソウ白花
ゴマノハグサ科キンギョソウ属の宿根草で、地中海原産です。開花後に大きな種が着くため株が弱って枯れることが多くて、一般には1年草として扱われています。
キンギョソウ黄
キンギョソウ黄花
主な開花期は春~初夏ですが、品種を選べば促成栽培で真冬に花を咲かせる事もできます。一般的には背の高い高性の切り花向き、矮性の花壇(鉢植え)向き、草丈や花の咲き方などによって分類します。
キンギョソウ赤花
草丈は矮性種で20cm~30cm、高性種の温室用では1mに達するものもあります。花色は白、黄、ピンク、オレンジ、紅、緋色、紫などがあります。花の咲き方は通常の一重咲きの他、八重咲き、ペンステモン(ベル)咲きがあります。
ノースポール
キク科フランスギク属の1年草で、原産地は北アフリカです。別名はクリサンセマム・パルドーサム。生育は旺盛で、冬にも花を咲かせる冬のガーデニング定番の植物です。
アリッサム白
アリッサム赤
アブラナ科ミヤマナズナ属の宿根草ですが、一般には1年生植物として扱われています。育てやすくて丈夫な花で、早春から夏ころまで地面に広くびっしりと咲き続けます。
●少し大きな写真と特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介 に載せますの
でそちらもご覧下さい。
●関連の記事が 園芸植物・園芸事情 にもありますので、ご覧ください。
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コメント
こんばんは。
わ~見事は花々ですね。どれもきれい
ノースボールとアリッサムやパンジーはベランダで育てた事がございます。
今はミディの胡蝶蘭が5輪開きました。
食用菊(もってのほか)は好物ですよ。
さっとゆがいて甘酢で頂きました。
明日からまた冬に戻りそうで油断が出来ません。
ご自愛くださいますように・・・。
投稿: マコママ | 2017年1月30日 (月) 22時11分
こんにちは マコママさん
コメント有難うございます。2種類ほど寒さに弱い種類は枯れましたが、他のお花は

今年の寒さにも負けずに頑張っています。
今回はお花だけのアップで紹介しました。お花の花弁の色や模様などはいくら見ても
見飽きない不思議があります。
坂本菊は古い品種を大津のグループが守り育てているのをもらい、今増やしています。
さっとゆでて三杯酢でも美味しいですね。
海外にもいろいろ旅行されているのですね。また記事を楽しみにさせてもらいます。


本当に明日からまた寒くなるようでまだまだ油断できませんね。ご自愛ください。
投稿: プロフユキ | 2017年1月31日 (火) 23時17分