« ・天皇誕生日に両陛下の外国訪問時のエピソード2話をyou tubeで紹介します | トップページ | ・今年は年男なので、酉にまつわるポルトガル土産のコレクションなどを紹介します »

2016年12月27日 (火)

・初冬のベランダでは干し柿が吊るされ、その下にはバラの花がまだ咲いています

家人は徳島の産地から干し柿用にと毎年大和柿を何箱も注文し、吊るし柿を作っています。先に、「干しガキに ベランダとられて 風呂場干し」と、その光景を書きました 。干し場所が狭いので何度かに分けて送ってもらっていますが、同じLLサイズでも値段がどんどん下がってくるので、毎年遅く注文すれば良かったねと笑いながら話しています。

またその下にはもうだいぶ寒くなって来たのに、まだバラの花が元気に咲いています。ふといつも聞いている「冬の蛍」という加藤登紀子の歌を思い出しました。最初に「冬の風に咲く花びら あなたにあげるわ ……」と歌詞がありバラのこととばかり思っていましたが、最後まで名前は出てきませんでした。

Dsc_0120a_2

干し柿と薔薇

 

 

 

Dsc_0121

大和柿1

 干し柿用の品種はいろいろありますが、吊るしで脱渋するのには徳島県産の「大和柿」

が最高級品です。皮をむいて吊るし3週間くらいで脱渋できた、蜂蜜色でまだ柔らかいうちに収穫します。家人は作る人で私は食べる人で、家人はほとんど食べません。子供家族やお世話になった人に送るのが好きで、毎年作っているようです。

Dsc_0122

大和柿2

甘柿のタンニンは不溶化していて、口の中に溶け出ることはありません。しかし渋柿のタンニンは水溶性で、口の中にタンニンが溶け出てきて渋みを感じます。そこで皮をむき日差しの下で乾かすことで、タンニンが不溶性になり甘くなります。

Dsc_0123

大和柿3

脱渋方法は干す以外に、アルコールかお湯につける、リンゴと一緒に密封する、ドライアイスと一緒に密封する、米・米ぬかにつけるなどの方法があります。

Dsc_0124

大和柿4

脱渋したカキにもいろいろあり、吊るし柿以外に、巻き柿、ころ柿、あんぽ柿などがあります。我が家では色鮮やかで柔らかい内に収穫し、冷凍保存しています。

Dsc_0125

イザベル1

 以前高槻や高松で住んでいた折には庭にスペースがあり、バラの品種をかなり栽培していました。マンション暮らしになりましたが、またバラを作ってみたくなり、ミニバラを鉢植えにしてみました。

Dsc_0126

イザベル2

ミニバラの品種は、デンマークのポールセン社育種のミニバラの「イザベル」です。

大輪で花弁が多く、カップ型の花を咲かせ、耐寒性があり、とても芳しい香りがします。

Dsc_0127

イザベル接写1

今年は暖かかったためか、いまだによく咲いています。あまりにきれいなので思い切ってちょっと斜めから接写してみました。

Dsc_0128

イザベル接写2

これは正面から撮りましたが、雨上がりで中に水滴があったようでした。

Dsc_0129

イザベル接写3

ちょっと蕾の堅いバラも撮ってみました。

それでは加藤登紀子の「冬の蛍」をニコニコ動画からお聴きください。

少し大きな写真特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介  載せます

でそちらもご覧下さい

関連記事が 園芸植物・園芸事情  にもありますので、ご覧ください。

 

 

 

 

|

« ・天皇誕生日に両陛下の外国訪問時のエピソード2話をyou tubeで紹介します | トップページ | ・今年は年男なので、酉にまつわるポルトガル土産のコレクションなどを紹介します »

・園芸植物・園芸情報 Hort. Plants & Information」カテゴリの記事

コメント

プロフユキさん、こんにちは♪
 
ベランダで作られている干し柿、綺麗ですね。
そして、とてもとても!美味しそうです。
干し柿はこの何年間か食べたことがありません。
(夫が好きじゃないので買うのを遠慮しています)
なんだか無性に食べたくなってきましたよ。
買っちゃおうかしら 

ミニバラがまだこんなに綺麗に咲いているのですね。
花びらの巻きがとても素適です。
 
さて、今年も様々な興味深い記事を楽しく読ませていただき
ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
どうぞ良いお年をお迎えください。
 (本日より恒例の冬休みに入りました)

投稿: ポージィ | 2016年12月28日 (水) 12時16分

こんにちは。
 御地は雪でしょうか?
干し柿、私も知人さまから毎年手作りを
頂いておりますよ。
甘くて美味しい!
 ミニバラ素敵ですね。
年の瀬も押し寄せ、どうそご自愛の上
よいお年をお迎えくださいませ。
拙いブログ、お世話様になりました。御礼申し上げます。

投稿: マコママ | 2016年12月28日 (水) 15時08分

こんにちは ポージイさん 

吊るし柿で脱渋できたときにはきれいな蜂蜜色で、とても柔らかくてきれいですよ。そのまま
干しておくと固くなって色も濃くなってしまいますので、早い内に収穫するのがおすすめです。

私は干し柿が大好きでよく食べました、最近はあんまりたくさんはたべらっれなくなりましたが、
独特の風味があリ美味しいですよ。

是非干し柿をご賞味ください。なますなど料理にも入れてもいいですし、パウンドケーキや
チーズケーキに入れていいですし。

高血圧や脳卒中などの予防、むくみ軽減にも効果があるようですよ。ただしタンニン
が多いので食べすぎは避けた方が良いようです。

冬のバラは意外でした、この品種は特にデンマーク育成で寒さに強いのかもしれませんが、
今日も雪がちらついていましたが、元気でした。

花弁の色が鮮やかで花弁数も多いのでより豪華に見えますね。今はせっせとミカンの皮を乾かせて、
細かく砕いて土に乗せ、根が寒さに傷まないようにしています。

今年も色々植物に交わるお話を、たくさん有難うございました。来年もよろしくお願いします。 

投稿: プロフユキ | 2016年12月28日 (水) 22時14分

こんにちは マコママさん 

はい今朝は朝早くから昼過ぎまでボタン雪がちらついて、ベランダの植物が寒そうでした。
でも午後には日差しが強くなって暖かかったです。

手づくりの干し柿がいただけるのはいいですね。良く日光に当て風を通さないと、すぐカビが
生えたりしますから、乾くまで手がかかりますね。

ミニバラも寒さに強い品種だったのか、鮮やかに咲いてくれているので、寒くなればビニール袋を
かけてやろうかと思っています、

毎日上手にまとめてブログを書いておられますね、また来年もたくさんの記事を拝見させて
ください。来年も良い年でありますよう。

投稿: プロフユキ | 2016年12月28日 (水) 22時24分

こんばんは。
父方の実家が干し柿の産地なので毎年この時期になると干し柿を頂いております。あまりに頂きますので私の兄弟らは干し柿はもう食べたくないなどと言っております(笑)私は時々食べるくらいなら別にそう嫌ではないのですが、昨今は美味しいスイーツがたくさんありすぎてこのような素朴なスイーツの良さが忘れられているような気もします。干し柿を手作りされているとはすごいですね、さすが。来年も京都エピソードや珍しい植物のお話しを楽しみにしております。よいお年を。

投稿: poem | 2016年12月31日 (土) 23時33分

こんにちは poemさん

昨年はいろいろお世話になり有難うございます。本年もよろしくお願いします。

実家が干し柿の産地でしたか、あまり食べなれると有難味がないですが、
作っていない所では結構買うと高いものですよ。

少量なら胃腸の働きを助けますが、食べ過ぎると便秘気味になるので要注意です。

冬の京都は寒いですが、人が少なくなり一層趣があり、八瀬大原の三千院や
寂光院はおすすめスポットですよ。

細く長く続けていますので、またよろしくお願いします。

投稿: プロフユキ | 2017年1月 1日 (日) 14時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ・初冬のベランダでは干し柿が吊るされ、その下にはバラの花がまだ咲いています:

« ・天皇誕生日に両陛下の外国訪問時のエピソード2話をyou tubeで紹介します | トップページ | ・今年は年男なので、酉にまつわるポルトガル土産のコレクションなどを紹介します »