・紫式部の墓所と平野神社で見たムラサキシキブとシロシキブ
秋になると、多くの木々は赤い色の実をつけます。散歩の途中で見かけたそんな赤い実のナンテンや、モチノキを先に紹介 しました。一般には赤色や白色の実が多く見かけますが、ムラサキシキブは珍しく艶やかな紫色の実をつけることを、先に紹介 しました。また白い実を着ける、シロシキブもあるようです。
先日北大路通りを通りかかった際に、北大路・堀川の交差点の西南角を少し下がったところに、紫式部の墓所があるのを思い出し寄ってみました。入口の石碑には、もたれかかるようにムラサキシキブの実がたくさん着いていました。その後平野神社に行ってみましたが、ここにはムラサキシキブとシロシキブの株があり、どちらもたくさんの実を着けていました。

ムラサキシキブ

紫式部墓所
北大路・堀川の交差点西南に、紫式部と小野篁の墓所があります。平安時代の歌人・紫式部(973?-1031?)は、この地に葬られたとされています。この付近はかつて、雲林寺の境内に含まれていたとみられています。また御所の東側の廬山寺は紫式部の邸宅があったとして知られています。

紫式部墓所2
紫式部墓所を示す石碑にはムラサキシキブの枝がかかり、艶やかなムラサキ色の実が付いていました。ムラサキシキブはクマツヅラ科の落葉低木で、日本と東アジア原産です。花は7~8月に咲き、10~1月に実を着けます。

ムラサキシキブ
江戸時代初期にはまだムラサキシキブの名前はなく、実ムラサキあるいは玉ムラサキと呼ばれていたようです。その後江戸時代の植木屋が、商魂たくましく「紫式部」になぞらえてムラサキシキブと名付けたともいわれます。

ムラサキシキブの実
ムラサキシキブは背丈が0.5~4mくらいになりますが、それよりやや低い2mくらいのコムラサキがあります。庭園などに植えられているものは、コムラサキが多いようですが、その判別は雑種もあるため難しいようです。

紫式部像・千本閻魔堂
千本通りの千本閻魔堂には高さ6mのムラサキシキブの供養塔があり、その横にこの可愛らしい紫式部像があります。

紫式部像・石山寺
先の像は少し幼い紫式部でしたので、石山寺で見かけた成人になった紫式部 の像を載せました。紫式部は石山寺で、源氏物語を執筆したとされています。

ムラサキシキブとシロシキブ
先日新聞に、平野神社ではたくさんのムラサキシキブの実がなっているとありましたので、散歩のついでに寄ってみました。紫色のムラサキシキブだけでなく、白い実のシロシキブもたくさんの実を着けていました。

ムラサキシキブ
平野神社には酔芙蓉が満開で、白からピンクに変わりかけたたくさんの花を見かけました。その下側には、たくさんの紫色の実を着けたムラサキシキブが植わっていました。

ムラサキシキブの実
艶やかな紫色の大きな実が着き、葉の下半分では切れ込みは少なく、また実の下の果柄も長いため、コムラサキと思われました。

シロシキブ
ムラサキシキブより数は少ないものの、やはり大きな白色の実を着けたシロムラサキもありました。

シロシキブの実
ムラサキシキブよりやや小さいようでしたが、シロシキブもたくさんの実を着けていました。
●少し大きな写真と特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介 に載せますの
でそちらもご覧下さい。
●関連の記事が 園芸植物・園芸事情 にもありますので、ご覧ください。
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