・京都府立植物園ではブーゲンビレアがカラフルな赤紫、ピンク、赤色などの花を咲かせていました
今年はいつまでも暑い日が続きますが、台風の襲来と共に朝夕は涼しくなってきました。先日久しぶりに京都府立植物園に行きましたが、温室の入り口付近には各種の色の鉢植えのブーゲンビレアが綺麗に咲いていました。家人が外国で見かけて好きになり、ベランダでも咲かせていましたが、うっかり寒さに合わせて枯らしてしまっていました。ポンセチアと同様にカラフルな花弁に見えるのは花弁でなく、苞葉が色づいています。沖縄に行けばゴムの木と同様に、ポンセチアもブーゲンビレアも大きく育ちますが、それ以外の場所では寒くて冬を越せないため、大きな木を見かけることはありません。以前、インドネシアで見かけた、大きなポインセチアの木を紹介しました。
ブーゲンビレアの花
赤紫色のブーゲンビレア1
赤紫色のブーゲンビレアの花1
ブーゲンビレアは、オシロイバナ科ブーゲンビレア属に属する熱帯性の低木。ただし沖縄などの温かい地方を除き、日本ではたいてい戸外では冬の寒さで枯れてしまいます。
赤紫色のブーゲンビレア2
赤紫色のブーゲンビレアの花2
和名はイカダカズラ、ココノエカズラです。 原産地は、中央アメリカ及び南アメリカの熱帯雨林。ブーゲンビレアという名前は1768年にブラジルで木を見つけたフランス人の探検家ブーガンヴィルに由来します。
赤紫色のブーゲンビレア3
赤紫色のブーゲンビレアの花3
花の色は赤から白まで変化に富み、ピンクやマゼンタ、紫、橙、黄のものもあるです。しかし、本当の花は中央部にある小さな3つの白い部分です。いろんな色の花弁に見える部分は、花を取り巻く葉(包葉)であり、通常3枚もしくは6枚あります。
ピンク色のブーゲンビレア1
ピンク色のブーゲンビレアの花1
そこでブーゲンビレアは、花の中に三つの花があると先に紹介しています。クリスマス頃によく見かけるポンセチアも花に見える部分は、やはり苞葉が色づいており、その中に小さくて目立たないな雄花と雌花があります。
ピンク色のブーゲンビレア2
ピンク色のブーゲンビレアの花2
前の薄いピンク色に比べ、やや赤味の濃いピンク色の花です。
オレンジ色のブーゲンビレア1
オレンジ色のブーゲンビレアの花1
ピンク色に黄色が加わり、オレンジ色に見える花です。
赤橙色のブーゲンビレア1
赤橙色のブーゲンビレアの花1
前の色の花と連続的に彩の異なる花ですが、一応赤橙色に分けました。
赤橙色のブーゲンビレア2
赤橙色のブーゲンビレアの花2
更に赤味の増した花です。開花後の経過でも、若干彩は変わってきます。
●少し大きな写真と特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介 に載せますの
でそちらもご覧下さい。
●関連の記事が 園芸植物・園芸事情 にもありますので、ご覧ください。
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