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2016年8月 9日 (火)

・あなたはコンニャクイモができる野菜を見たことがありますか? 

コンニャクは好きな食べ物の一つで刺身にしてもよいし、おでんやすき焼きにはなくてはならない食品です。タイの山岳部に行くと、よくコンニャクが生えているのを見かけましたが、あまり利用されている様子はありませんでした。しかしそれも商社の人が目を付けたようで、最近では東南アジアからペットフードの増量用に輸入されていると聞きました。コンニャクは低カロリーでいて、食物繊維を豊富に含むので、将来のダイエット用の需要拡大が期待されます。ただ、そのイモ(球茎)の肥大に年数がかかるのが問題で、一度作ってみたいと思っていました。ちょうどご近所の人が週末に岐阜に行き、そこでコンニャクも栽培していると聞き、種イモを一つ分けて頂きました。イモを植えてしばらくすると芽が現れ、その後見る見るうちに背が高くなってきました。その様子を見ていると、先にインドネシアにラフレシアを探しに行ったときに見かけた、スマトラオオコンニャクを思い出しました。まったく同じような姿をしており、茎のように見える葉の表面には、独特の斑入り模様がありました。

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コンニャクの育ち

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コンニャク芋

いただいたイモは2年生くらいで、直径8㎝くらいの大きさでした。

 

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16.7.1伸びてきた茎

 芽が伸びだしてきたと思うと急に、その芽はぐんぐんと伸びだしてきました。

 コンニャク(蒟蒻、菎蒻、学名:Amorphophallus konjac)は、サトイモ科の植物で、その球茎から製造される食品も意味します。サトイモ科の多年草で、学名はAmorphophallus konjac。英名はelephant footあるいはdevil's tongueともいいます。

 

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全体の様子

 何枚かの葉が丸く巻き付き、そのぞれの葉脈が折りたたまれているようでした。

 地下にできる球茎がコンニャクイモ(蒟蒻芋)です。原産地はインドまたはインドシナ半島(ベトナム付近)とされ、東南アジアに広く分布しています。

 

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茎状部の上部

 上部の斑入り模様の葉に包まれた中に、先端部の折りたたまれた葉が見られました。

 扁平で円形の球茎から、地上には葉だけを出します。茎と見えるのは実は葉柄で、高さ1mほどに伸び、先端は平らに大きく開いて鳥足状に小葉をつけます。

 

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16.7.11 10日後の生長

 伸びだしてきた芽は、あれよあれよといううちに急速に伸びてきて、これが10日の草姿です。

 株は次第に大きくなりますが、ある程度大きくならないと花はつきません。栽培して5-6年で開花するようになります。開花するときには葉は出ず、とうが伸びて開花後に株は枯れます。インドネシアで見たスマトラオオコンニャクの花は先に示しました。

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葉が1枚開く

 中の葉を包んでいた外側の葉が一枚開いてきました。 

 コンニャクの花は全体の高さが2mほどにもなり、ミズバショウやサトイモのような肉穂花序が高くまっすぐに伸び上がり、仏縁苞は上向きにラッパ状に開きます。花全体は黒っぽい紫色で、独特の臭いを放ちます。サトイモの花もよほど暑い年にしか咲きませんが、その花を先に示しました。

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茎状部の先は3本に分岐

 折りたたまれていた3枚の葉が、3本仕立てのように開いてきました。それぞれの葉にたくさんの小葉がついています。

 コンニャクを食用としている主な地域は日本、中国、ミャンマー、韓国等のアジア各国ですが、低カロリーの健康食品としてもっともっと消費が増える可能性があります。

 

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分岐部

 3本にわかれた葉のそれぞれは、更に先では2本に分かれていました。

 コンニャクのカロリーは300g(1)21キロカロリーと非常にカロリーが低く、食物繊維が豊富なこともあり、ダイエット食品としても人気があります。

 

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分かれた葉は更に展開

 先端の3本にわかれた葉のそれぞれはたくさんの小葉をつけ、ぴっしりとお互いが重なりあっていました。

 生のコンニャクイモはシュウ酸カルシウムのエグ味が強いので、食用とするには茹でるなどの下処理が必要です。

 

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葉を横から見ると

横から見ると小葉が、何層にも重なっている様子がよくわかります。

 コンニャク芋の主産地は群馬県 (89.5%) で、それ以外に栃木県 (4.1%) 、茨城県 (1.7%) で栽培されています。それ以外でも栽培でき、各地の山などで農家は自家用に栽培しています。

 

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7.13 12日後の生長

 伸びだしてきてから12日目には、160㎝くらいの高さにまで伸びてきました。

 コンニャクの栽培上の問題はその芋(球形)の肥大の遅さで、球がなかなか大きくならず収穫までに数年かかることです。

 

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外側の葉の模様はクリアに

 外側の葉の不模様はこんな様子で、なぜこんな不気味な模様をしているのか不思議ですが、他の動物に食べられないようにでもしているのでしょうか。

 春にタネイモを植えると新イモができ、そこから地下茎が伸びて秋には生子(きご)というコンニャク芋の赤ちゃんができます。

 

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大きく開いた葉

 背丈が伸びるとともに、先端の葉も水平に大きく開いてきました。

 生子から1年生では種イモは510倍に、2年生から3年生ではさらに58倍に生長し、3年生になると大きいものでは直径30cmほどに生長します。コンニャク作りに適しているのはこの3年生ですが、連作を嫌ったりしてなかなか大きくは育ってくれないようです。

 

少し大きな写真特性などは、右サイドの 野菜とその花の紹介 載せますのでそちらもご覧下さい


関連記事が 園芸植物・園芸事情 にもありますので、ご覧ください。


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コメント

プロフユキさん、こんにちは♪
 
記事を拝見しながら、
あら?コンニャクの芋と花は見たことがあるけれど
そういえば葉っぱはなかったような… と思いましたら、
記事の中の「開花するときには葉は出ず…」の一文で納得しました。
そういうことだったのですね。教えていただきありがとうございます。
産地のコンニャク畑では、こんな葉が茂っているのでしょうか。

投稿: ポージィ | 2016年8月10日 (水) 17時14分

こんにちは ポージィさん sign01

コンニャクの生育が旺盛なのには驚きます。暑い熱帯育ちなので早く伸びて葉を広げ、株元を
暑い日差しから守っているのかなあと思ったりしています。happy01

彼岸花みたいに花の咲く時期と葉の出る時期が違うのですね。コンニャクのほうはかなり大きな
球茎にならないと花は咲かない様ですが、以前見たスマトラオオコンニャクでは7,8年ころに
なってやっと咲くようで、かなりのエネルギーが必要なんだろうなと思っています。smile eye

投稿: プロフユキ | 2016年8月11日 (木) 00時09分

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