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2016年6月14日 (火)

・いつもの散歩道で見かけた天神川沿いのカキ、ザクロ、サクランボの実とキョウチクトウの花

最近は夕方の散歩に平野神社、北野天満宮を回って帰ってくるのですが、その中央には天神川が南に流れています。ただし北区など天神川の上流では紙屋川とも呼ばれていまして、橋の名前にも紙屋川橋とよく書かれています。最近では散歩距離を伸ばすため時々は、北野天満宮から更に南に一すじ下がり、妖怪通りとも呼ばれる一条通まで足を延ばして帰ることもあります。一条通りには以前紹介しました、散りツバキと天野屋利兵衛ゆかりの地蔵院があります。このあたりの紙屋川沿いには大きな木が植わっており、カキ、ザクロやキョウチクトウなどがありました。

 

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散歩道筋の花と果実

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カキ

 一条通りから紙屋川沿いに北に歩いていると大きなカキの木が生えており、もう小さな実がなっていました。カキはカキノキ科カキノキ属の東アジアの固有種です。東北地方では渋柿、西日本では甘柿が一般に栽培されています。この木はたぶん渋柿だと思われました。学名はDiospyros kaki Thunb.で英名はJapanese persimmonと言います。

 

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カキの実 

 カキには雄花と雌花があり、雌花では5~6月にかけて目立たない白い花が咲き、幼果を4枚の萼片が保護するように包んでいます。これはまだ未熟果ですが、黒ずんだ花弁は離れ落ちて、実はかなり肥大しかけています。

 

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ザクロの木

 近くには大きなザクロの木があり、たくさんの朱色の花を着けていました。ザクロはミソハギ科ザクロ属で、小アジアからアフガニスタン、ヒマラヤにかけて分布する低木です。

 

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ザクロの花

 学名はPunica granatum L.で、英名はpomegranateです。

秋に成熟してはじけたザクロについては、先に紹介しています。

 

 

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花々

 花は新梢の先端につき6月頃開花します。ガクは基部で子房と癒着しており、花弁はふつう6枚で、雄しべは多数あります。

 

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ザクロの花と果実の形態(園芸大事典)

 ザクロの花では、花弁や雌雄ずいの付着部位より下に子房があるため、子房下位の花に分類されます。子房は花床と呼ばれる、花を着けている茎の中に取り込まれています。また果実の中は写真のように上下2層となり、上に5室で下に3室あり、それぞれに多数の胚珠が入っています。果実は秋に成熟し、橙紅色の果実を着けます。

 

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花(拡大)

 果実は花床部が肥大したもので、割ると中に赤くて透明の果肉がありそれを食べます。しかし果実を食用とするより、花を観賞する花ザクロとしての利用が多いようです。

 

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はじけたザクロ

以前に紹介しました、成熟してはじけたザクロの実です 

 

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キョウチクトウ

 少し行くと今度は、キョウチクトウの大きな木がありました。

キョウチクトウはキョウチクトウ科キョウチクトウ属で、インド原産の常緑小高木です。葉が竹に、花が桃に似ていることから夾竹桃と書かれます。

 

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キョウチクトウの花

 学名はNerium oleander L. var. indicum (Mill.)で、英名はsweet-scented oleanderです。花は6~9月頃まで咲き、花弁の色には白、ピンク、黄色などがあります。花弁の先端が5弁に分かれて、プロペラ状に広がります。多数の園芸品種があり、八重の花もあります。

 

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花(拡大)

 乾燥や大気汚染に強いため、街路樹などに良く植えられています。以前ハワイのホノルル大通りで両側にピンク、黄、白色の高さ67mの綺麗な並木を見たことがありました。ただ最近では、手で触れるだけでは害はありませんが、毒性があると敬遠されることが多いようです。強い経口毒性があるため、枝を箸代わりに使ったり、樹液をなめたり、燃やした煙を吸わないなどの注意が必要です。

 

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サクランボ

 マンション近くのご近所には、いつも桜の花が咲いた後にサクランボの可愛い実がついています。今年も可愛いサクランボが育っていました。サクランボの木はスイートチェリーで、果実がサクランボになります。学名はPrunus avium L.で英名はsweet cherryです。バラ科サクラ属の果樹で、花を観賞する桜では果実は大きくなることはありませんが、品種により稀にこの品種のように果実が肥大することがあります。先に、北海道余市で見た見事なサクランボを先に紹介しています

 

 

少し大きな写真特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介 載せますのでそちらもご覧下さい

 

関連記事が 園芸植物・園芸事情 にもありますので、ご覧ください。


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コメント

こんばんは☆
 
どれも見事な木々ですね。
 
柿は今時分、道を歩いていますと ベイビー柿が 道に落ちていることがあります。
自然に淘汰されたものなのか、鳥などが落としたものなのか・・・。
ザクロも季節ですね。
昔、実家で鉢植えにしていたことがありました。
花は覚えていますが、実の記憶が無いので 結実はしなかったのだと思います。
キョウチクトウも 白とピンクの花を育てていました。
東京に来た時、路地に お写真のような大きな木があったのには 感動致しました。
 
サクランボが美味しそう cherry
食べたくなりましたよ♪

投稿: 花mame | 2016年6月14日 (火) 23時29分

こんにちは♪
 
先日、私も歩いていて小さな青い柿の実と、
鮮やかなザクロの花を見かけました。
また一つ季節が進んだと感じたものです。
 
ザクロの花は蛍光カラーかしら?と思うほどに
鮮やかですね。 あまり近くで見ることはなく
プロフユキさんの載せて下さった図で、
花と実の構造が初めてよくわかりました。
花が終わった後、実が大きくならずにガクが落ちているのも
よく見かけますね。
見るたび、タコさんウィンナーそっくり!と思っています smile

投稿: ポージィ | 2016年6月15日 (水) 11時56分

こんにちは 花mameさんsign01

立派な木々でしたので、写真で紹介しました。川の傍で水分もあったため大きく育ったんでしょうね。happy01
カキなんかもジューンドロップと言って6月の梅雨ごろには、長雨で着いたみんなの果実も
育たないで、落果することが多いんですね。happy02

ザクロも花はたくさん着きますが、大きく育つのは少ないようですね。wobbly

キョウチクトウも育てていましたか。最近は嫌われますが、汁液にさえ触れなければ大丈夫
なんですけどね。大きく育った木は真夏でもたくさん花をつけ立派ですね。

あのサクランボは葉で囲まれていたので、鳥の被害にも会わなかったようです。smile

投稿: プロフユキ | 2016年6月15日 (水) 22時17分

こんにちは ポージィさん sign01

カキの木やザクロは以前はもっとあちこちで見かけましたね。最近植えられたのではない
木々が、共有地や川端には結構植わっているようですね。happy01
香川では、甘ガキでも全部収穫しないで枝に実を鳥たちのために少し残しておくしておく
習慣があり、そんな残ったカキの事を木守りと呼んでいましたね。そんな名前の和菓子も
ありますが。wink

ザクロの花は小さいのですが、葉の緑に映えて綺麗でしたので、全体の様子も撮って
みました。実物どおりの色でしたよ。smile
珍しく実の中にタネの詰まった袋部分が上下に入っており、いっぱい種が詰まって
いるんですね。delicious

言われてみれば本当に、蛸ウインナーそっくりですね、今後はそう呼ぶことに
します。note

投稿: プロフユキ | 2016年6月15日 (水) 22時29分

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