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2016年4月14日 (木)

・京都府立植物園での椿展のため、柊野の奥村邸でツバキの花寄せをしてきました

前回に引き続き、3月下旬の京都府立植物園での椿展に展示するため椿花寄せに、上賀茂神社北側柊野にある旧家・奥村邸に行ってきました。ツバキ類原産地中国南部を中心に東アジアに広がっています。その内のヤブツバキ日本原産であり、色々の変異が出ています。日本人古くから椿の花を好んだようで、幾つかのツバキ品種万葉集で詠んでいます。このように古い歴史を持つツバキ品種は、京都貴族寺院などで古くから保存されてきたようです。今回ツバキ展でも多くの珍しい椿名花が一堂に展示され、多くの人が見に来られました。

 

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五色八重散り椿の花々

奥村邸ツバキは、その名前の通りいろんな色の花が見られ、また花弁が次々とおちる散り椿特徴を持っています。散り椿の礼として、先に豊臣秀吉から北野茶会の宴で寄進された「五色八重散椿」地蔵院にあることを紹介しています。

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五色八重散り椿

 ここに紹介するツバキは、すべてこの1咲いた花です。今年は暖かかったためやや適期を過ぎていましたが、多くの花色のツバキが見られました。

 

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奥村邸のツバキ

これは昭和596月に京都市により、市の天然記念物として指定された柊野チリツバキ説明立札です。柊野旧邸奥村宅前庭にあるこのは、高さ、幅とも9で、樹齢450とされています。この辺りは柊野(ひらぎの)の地で、京野菜柊野ササゲ産地でもあります。地元では「ひらぎの」と読み、「ひいらぎの」とは言わないようです。

 

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五色八重散り椿

 椿の花はやや盛りを過ぎて、枯れかけたも見られます。違った花色ツバキ接ぎ木したのではないかと思うほど、正に五色赤、白、ピンクなど色とりどり花色が見られます。

 

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五色八重散り椿

大きく分けて4本の枝骨格として見られますが、ごとにある程度花色のまとまりがあるようです。

 

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五色八重散り椿

この枝部分では、赤色の程度の異なるいろいろの花色が見られます。

 

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五色八重散り椿

前に紹介しました地蔵院散り椿同様に、花単位ではなく花弁が別々に落下します。

 

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五色八重散り椿

これは淡いピンク色の花で、花弁に縦赤絞りの部分が見られます。

 

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五色八重散り椿

これが上の花と異なり、やや赤みを帯びた八重の花のようです。

 

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五色八重散り椿

これは二つ上の同様にピンクの花ですが、ピンク花弁に縦赤絞りが広がっています。

 

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五色八重散り椿

 この花では白地花弁に、縦赤絞り細いスジが入っています。

 

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五色八重散り椿

 このでは外側花弁ほどやや赤い色をしており、内側花弁には白い色部分が入っているようです。

 

 

少し大きな写真特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介 載せますのでそちらもご覧下さい

 

関連記事が 園芸植物・園芸事情 にもありますので、ご覧ください。

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