・身近な動物シリーズ第2集として可愛いネコたち20種類の記念切手が売り出されています
先にホッとする動物シリーズ2で、動物園で見かける可愛い動物のパンダ、コアラ、カピバラ、ライオン、フェネックなどの記念切手を紹介しました。久しぶりに郵便局へ行くと、身近な動物シリーズ第2集として、可愛い猫たちそれも20種類の記念切手が出ていました。現在の家ネコはネコ科の野生動物のうちでは、人間と共生関係を持つ生き方を選んできたようです。中でも特に北アフリカから西アジアに生息するリビアヤマネコが、現在の家ネコの先祖とされています。今ではいろんなネコの種類を見かけますが、今回の記念切手でも20種類ものネコが紹介されていてその種類の多さに驚きます。
切手2種類
今回の記念切手は52円切手と82円切手があり、どちらも使いやすいシールタイプです。日本郵便の説明書から、それら20種類のネコの特性を紹介します。
(1)スコティッシュフォールドと(6)オシキャット
(1)スコティッシュフォールドはイギリス原産。スコットランドの農場で飼育されていたネコの中から、突然変異で耳が前方に倒れたものが生まれ、このネコ種の起源となったと言われています。目はまん丸で、体型も全体に丸く、短い首で大きな頭を支えています。
(6)オシキャットはアメリカ原産。アメリカに住む、オセロットという美しいまだら模様をもつ山猫に似ていることから、オシキャットと名付けられたと言われています。体型はアビシニアンに似ていますが、より大型でヒョウ柄が特徴です。
(2)ロシアンブルー、(3)メインクーン、(7)マンチカンと(8)ペルシャ
(2)ロシアンブルーはロシア原産。ロシアに生息していたブルーの美しいネコが起源になったと言われています。エメラルドグリーンの大きな目が特徴で、ほっそりと した体つきに、くさび形の小さな頭を持っています。横から見ると、ヘビが頭をすっと上げた姿勢に見えることから、「コブラヘッド」と呼ばれることもあります。
(3)メインクーンはアメリカ原産。起源には諸説あり、大きな体やその毛色からアライグマとネコの交雑から生まれたとする作り話もあります。大きくがっちりとした骨格や胴長が特徴で、セミロングの厚い被毛に包まれています。
(7)マンチカンはアメリカ原産。ダックスフンドのような短い足が特徴で、アメリカで偶然見つかった足の短いネコが起源になったとされています。本格的に繁殖が始まったのは1980年代の初め頃と言われる歴史の浅いネコです。足は短くても、ジャンプも走るのも得意です。
(8)ペルシャの原産国はアフガニスタンやイランなど諸説あります。純血種のネコの中では、最も古い品種とされ、はっきりとした起源は分かっていません。長毛種のネコの代表格で、扁平な顔立ちとやわらかくふさふさの毛並みが特徴です。
(4)アビシニアン、(5)ラグドール、(9)トンキニーズと(10)アメリカンカール
(4)アビシニアンの原産国はエチオピアやエジプトなど諸説あります。古代エジプトの壁画によく似たネコの絵が描かれており、昔からアビシニアンに近い種が人間と生活を共にしていたと考えられています。「アーモンド・アイ」と呼ばれるアーモンド型の目も特徴の一つです。
(5)ラグドールはアメリカ原産。ペルシャ猫のブリーダーが他種との交配により作出した子ネコが起源となったとされています。ラグドールは英語で「ぬいぐるみの人形」という意味があり、やわらかな抱き心地からそうした名前がついたとも言われています。
(9)トンキニーズの原産はカナダと言われています。シャムとバーミーズを交配し、互いの特徴を受け継ぎ作出されました。丸みのある顔つきやがっしりとした体型に、ミンクのようなやわらかい毛並みが特徴です。
(10)アメリカンカールはアメリカ原産。反り返った耳が特徴です。アメリカンカールの両親から生まれた子ネコが同じように「カール耳」になる確率は50%ほどと言われています。生まれたては普通のネコと変わりありませんが、生後4~7日で少しずつカールし始めます。
(1)アメリカンショートヘアーと(6)シンガプーラ
(1)アメリカンショートヘアーはアメリカ原産。がっしりとした力強い体型に、大きく丸い頭を持っています。このネコ種の先祖は、船の貯蔵庫でねずみから食糧を守るために働いていたと言われています。銀色の毛色にくっきりとした黒いラインが特徴です。
(6)シンガプーラはシンガポール原産。成長しても子ネコのように小柄なからだが特徴で、公認されているネコ種のなかで最も小型のネコです。その名のとおり、シンガポールに起源を持つと言われています。
(2)ブリティッシュショートヘアー、(3)ノルウェージャンフォレストキャット、(7)ソマリと(8)シャリュトリュー
(2)ブリティッシュショートヘアーはイギリス原産。このネコ種の歴史は古く、ローマ時代までさかのぼることができます。ローマからネズミ捕りのためにイギリスに持ち込まれたネコが起源となったと言われています。丈夫な骨格に、発達した筋肉が特徴です。
(3)ノルウェージャンフォレストキャットはノルウェー原産。名前のとおり、ノルウェーの森に住んでいたネコが起源となったと言われています。大型のネコで、このネコが引く車に乗って女神が登場するという神話があるほどです。寒さに強そうな厚みのある長毛も特徴です。
(7)ソマリはイギリス原産。突然変異で生まれた長毛のアビシニアンを先祖に持つネコ種です。独特の神秘的な色合いが特徴で、機敏に動きまわる姿はキツネを連想させます。鈴を転がしたような澄んだ鳴き声はアビシニアンに似ています。
(8)シャリュトリューはフランス原産。青みがかった銀色の美しい毛色が特徴です。フランスのシャルトリュー派の修道士が、このネコの祖先を北アフリカから連れ帰ったという逸話から名付けられたと言われています。
(4)ヒマラヤン、(5)ベンガル、(9)ラガマフィンと(10)シャム
(4)ヒマラヤンの原産はアメリカともイギリスとも言われています。特徴的な配色の毛色がヒマラヤウサギに似ていることから、その名が付けられたそうです。ペルシャとシャムをかけあわせて誕生したネコ種で、ブルーの瞳が特徴です。
(5)ベンガルはアメリカ原産。アジアンレオパードキャットと呼ばれるヤマネコと他種の交配から生まれたネコ種です。精悍な顔立ちやたくましい足つきなど野性味あふれたネコですが、見かけによらず温和で穏やかな性格をしています。
(9)ラガマフィンはアメリカ原産。ラグドールにペルシャなどの長毛のネコ種を交配させ、生まれたネコです。オスは10kg近くにまで成長するものもいる大きなネコです。ぬいぐるみのような体格と被毛が特徴です。
(10)シャムはタイを原産とする世界的に人気のあるネコ種です。「シャム」はタイの古い国名で、海外では「サイアミーズ」とも呼ばれています。流れるようなボディーラインと、つり上がった青い瞳が特徴です。
●少し大きな写真と特性などは、右サイドの マイコレクション に載せますのでそちらもご覧下さい。
●関連の記事が マイコレクション にもありますので、ご覧ください。
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