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2015年11月13日 (金)

・今年も京都府立桂高校で行われました、第64回全京都農林産物品評会での審査に行ってきました

今年も京都府立桂高等学校OBである桂農友会依頼をうけ、就農している卒業生たちが栽培された農産物品評会に行ってきました。毎年立派な野菜、果物、草花お米を拝見できる楽しい機会ですが、限られた時間内に京都府知事賞をはじめとする36もある賞を決めなければならないので大変です。私は野菜担当ですが一番点数も多く、毎年ベテランのOBの先生と協力して実施しています。

先には第61回の様子を紹介しましたが、今年は例年メインとなる野菜以外の、ちょっと珍しい野菜たち果物などを紹介いたします。出展農産物集計、配置、審査お手伝いなどは、毎年現役の学生さんたちがてきぱきと処理をしてくれています。

 

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審査会場(根菜)

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シロナ

 シロナはアブラナ科のつけ菜の仲間で、不結球ハクサイ類、巻かない白菜です。

漢字で書くとハクサイ区別がつかないので、やはりシロナと書いてほしいものです。

 

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ヒノナカブ 

滋賀県蒲生郡日野町が発祥の、長さが2025cmほどの細長い大根のような形をしたカブです。葉に近い首の部分は赤紫色で、下のほうは白色をしています。肉質はかたくて独特の辛味があり、漬け物にすると風味がよくなります。

 

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チンゲンサイ 

大きなスプーンが重なったような形のチンゲンサイは、中国野菜1つです。淡緑色は幅が広くて厚みがあり、大きめの緑色丸みを帯びています。最近ではミニもできています。

 

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ミズナ

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赤ミズナ

シャキシャキと歯切れのよい食感が特徴のミズナ。古くから京都で作られていたため京菜(きょうな)や千筋京菜とも呼ばれる野菜です。クセのない味わいでサラダお浸し鍋物など幅広い料理に使われます。緑色以外に赤色の赤ミズナもあります。

 

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サトイモ

親芋にこのように小芋、更にそれに孫芋が着くこともあります。これは正規の出品方法ではないのですが、教育的にこのような形でよく出されます。

 

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いぼ無キュウリ

キュウリには白いぼ黒いぼのあるキュウリが普通ですが、これはそのいぼを無くした品種です。

 

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タマネギ(オニオンセットから育成)

タマネギ本州では秋まき春どりが普通ですが、これはオニオンセットから育てたタマネギです。タネマキして育てた小球5月に掘り上げて夏まで保存し、8月末に植えるとこのように11月に立派なタマネギ収穫できます。抽苔の無いのもこの作型の特徴です。

 

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ニンジン

普通に見られる橙色、赤色、以外に黒色、黄色、白色などのカラフルニンジンがあります。

 

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生キクラゲ

黒くて平たくコリコリとした歯ごたえのあるキクラゲ。名前に「クラゲ」と入っていますが、海産物ではなくキノコの一種です。天然のキクラゲは広葉樹の枯れ木などに生えますが、流通しているものの多くは人工栽培されたもので、生キクラゲ乾燥させたものがあります。

 

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ユズ

芳香と適度な酸味を持っている香酸柑橘です。果汁調味料に加えたり、果皮を細かく切って七味唐辛子に入れたり、和菓子に入れて香り付けをしたりするなど、食味アクセントとしてよく利用されます。

 

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レモン

レモン個分ビタミンC」という指標として使われるように、レモンビタミンC豊富に含まれている果物です。このため、風邪予防や美容効果期待できます。また、疲労回復にも効果が高いといわれているクエン酸も豊富です。

 

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ザクロ

果実の中には赤いツブツブがたくさん詰まっていて、この部分を食べます。さわやかな甘味酸味があり、独特食感があります。食べるときは手で割って、中の赤い果粒をそのまま食べ、中のタネはそのまま食べても大丈夫です。

 

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イトウリ

イトウリ(素麺カボチャ)は皮が固くて中はカボチャのようですが、よく見ると細い素麺のように渦巻いています。輪切りにしたものを茹でて、タネを取り除き、内側から実をほぐして素麺のようにして食べます。

 

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生シイタケ

シイタケ食用キノコの代表選手の1つで、煮物や鍋物などに欠かすことのできない食材です。乾燥シイタケはおもに香りやうま味成分を生かす調理に向いていて、生シイタケ食感風味を味わうのに適しています。

 

 

少し大きな写真特性などは右サイドの 京野菜・伝統野菜の紹介 に載せますのでそちらもご覧下さい

 

関連の記事が 京野菜 にもありますので、ご覧ください。 

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コメント

カラフルな人参が面白いですね。それぞれ味が違うのでしょうか。インドでは冬になると金時人参と黒ニンジンが出回ります。黒は甘いんですけど、お皿も口の中も、一緒に調理した食材も全てどす黒くなるのが困ります。どうやって食べるのが良いのでしょうね。

日本のザクロで、食べられるほどに大きくなった物は初めて見ました。割れているのを見るのも初めてです。インドでは、硬い皮に包丁で切り目を入れて、割った途端に粒が床に転がって大変です。最初から割れている方が食べやすそうで良いですね。

投稿: わさんぼん | 2015年11月16日 (月) 20時42分

こんにちは わさんぼんさん 

お変わりありませんか? 京都は紅葉まっただ中です。野菜の品評会も
あちこちであり、野菜の種類も増えました。

赤い野菜も増えてきましたが、黒いダイコン、ニンジンも出てきましたね。
赤や黄色、緑色の野菜と混ぜ、サラダやスープに、ピーラー和えなどが
あるようですね。

ザクロは大型でよく熟れたものが店頭に並んだりしていますね。昔は
家庭果樹でしたが、今ではちょっと高級感を味わうようにして大型が
人気のようです。

投稿: プロフユキ | 2015年11月17日 (火) 14時53分

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