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2015年7月28日 (火)

・ベゴニア・センパフローレンスの花盛りで、雌花にタネのできる前に摘み取るのに追われています

ベゴニア・センパフローレンスベゴニア・センパ)は一番ポピュラーなベゴニアで、鉢植えや花壇などでよく咲いているのを見かけます。ベゴニアシュウカイドウ科ベゴニア属に属し、3つのグループがあります。まずベゴニア・センパなどの木立ベゴニアと、地下部に根茎を作るレックスベゴニアなどの根系性ベゴニア、更に丸い八重のカラフルな花を咲かせる球根ベゴニアに分けられます。

 三重県のナバナの郷には立派なベゴニア園があり、見事な木立ベゴニアと球根ベゴニアを紹介しました。また一番寒い如月にリビング窓際でさいた球根ベゴニアも、先に紹介しています。球根ベゴニアに比べ放任でも元気に育つベゴニア・センパは丈夫な花で、小さな苗からでもすぐ大きくなりをたくさん咲かせ、霜が降りるまで元気に咲き続けてくれます。しかし開花盛期になると枯れ落ちたが葉にまとわりついたり、風通しを良くするように整枝をしてやらないと、内部に枯れ枝がでてきたりします。 

 更に、ベゴニア・センパ雌雄異花で、雄花雌花が付きます。どちらも綺麗なですが、雌花はめしべの子房にたくさんのタネをつけます。一つの雌花には数百個タネができるため、雌花がたくさん咲くとそれだけ養分吸収してしまうため、盛りを過ぎた雌花は早めに摘み取ります。その作業が大変で、他のペチュニアナスタチウムトレニアスイートバジルなどの開花後の摘み取りもあり、用事のない午前中麦わら帽子をかぶりベランダで頑張っています。

 

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ベゴニア・センパの花と雌花に着いたタネ

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ベゴニア・センパの花 

ベゴニア・センパ葉色濃緑色系と黒っぽい茶色の銅色系があり、それぞれにはピンクが付きます。ベゴニア・センパ四季咲き系で、4月から10月頃まで咲き続きます。本来は毎年を咲かせる多年草ですが、日本では冬の寒さで枯れてしまうため、一年草として取り扱われています。

 ベゴニア・センパはブラジル原産種ククラタの変種フーケリー〔B. cuculata var. hookeri(以下、フーケリー)を元として改良された園芸品種の総称です。豊富な色彩で、春から秋まで長期間花を咲かせ、草丈が低く株姿もキレイに まとまります。

 

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雄花と雌花

 雌花雄花が付き、雄花は上向きに、雌花はやや下向きに着くことが多いようです。

花言葉には「愛の告白」、「片思い」、「親切」、「丁寧」、「幸福」、「不格好」、「奇形」、「慈しみ」、「美しい瞳」ですが、「不格好」、「奇形」は雌花雄花の形の違いから来たのでしょうか?

 

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雄花と雌花2

 ここは雌花が2つ、雄花が3つ咲いていますが、どれがそうか分かりますか。

 

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雄花と雌花3

 ここには雌花が3つ、雄花が3つ咲いています。

 

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雄花と雌花4

 ここには雌花が2つ、雄花が4つ咲いています。

 

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雌花

これが雌花で、2枚ガク3枚花弁があり、どちらも同じ色をしています。

ガクの方がやや大きく、花弁より下側についています。中央に3本に分かれた雌しべがあり、その先はまた2本に分かれています。

 

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雄花

 これが雄花で、2枚の大きなガクの上に2枚の細長い花弁があり、どちらも同じ色をしています。中央には雄しべにたくさんのが見られます。

 

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雄花と雌花5

2つ並んだところを撮りました。左が雄花で、右は雌花です。

 

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雌花の上部

 先の若い花では分かりにくかったので、やや老化した花弁ガクを観察してみました。大きな2枚のガクに比べ、それより上にやや小さい3枚花弁がついています。

 

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 雌花の基部

ベゴニア・センパ子房下位で、基部の子房果柄の組織に包まれています。結果として雌花の基部には3個翼状突起がみられ、これが果実でありこの中に多数のタネが入っています。

 

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果実

果実を作っている3個翼上突起の間には、3枚苞葉がついていました。

 

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雌花の上部拡大

 雌花先端を更に拡大して見ました。2枚ガク3枚花弁が明らかにみられ、その中央に役目を終えて枯れてきた雌しべが見られます。

 

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果実の横断面

 果実の中のタネを見るため、横断してみました。3つの部屋が見られ、それぞれの中にたくさんのタネができます。

 

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果実の縦断面

 今度は果実縦断してみました。タネのつぶつぶが観察されます。

 

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果実内の種子

 先の果実はまだ若い果実でしたので、かなり老化して茶色くなりかけた果実を、縦断してみました。数百の小さなタネができているのが見られます。このタネが大きく育つためにはかなりの養分必要で、やはり早めに雌花摘み取るのがよさそうです。

 

少し大きな写真特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介 載せますのでそちらもご覧下さい

 

関連記事が 園芸植物・園芸情報 にもありますので、ご覧ください。

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コメント

こんにちは。
 
育てやすい植物でしたので、実家にもありましたし
お裾分けしてもらって 我が家にもありました。
留守の間に消えてしまったのですが・・・ (*´Д`*)
センパ系と言うのですね。
 
雌雄が別花と言うのは 花の形が違うのでわかっていましたが
雌花の後ろの「羽(と我が家では呼んでいました)」が 果実だったとは。
すごい数の種が出来るのですね。
種を熟させることが可能であれば、種から育てることも出来るのでしょうか。

投稿: 花mame | 2015年7月29日 (水) 12時49分

こんにちは 花mameさん sign01

良く咲く花ですから、ついつい途中で忘れてしまい、気が付くと消えているって
こともよくありますね。happy01
霜には弱くて寒くなるにしたがって元気がなくなりますね。部屋にいれてやれば
よいのですが。smile

雌花の羽の間にもちっちゃな葉が律儀にちゃんとついているのには初めて今回
知りました。happy02
果実が茶色くなるまでほおっておけば、充実したタネになりこぼれ落ちて、また
翌春に出てくることはあるようですよ。eye note

投稿: プロフユキ | 2015年7月29日 (水) 22時27分

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