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2015年6月16日 (火)

・手に刺さっただけでなく、心に刺さった釘も抜いてくれる釘抜地蔵へお参りしました

4月のの時期に、千本通りにある釘抜き地蔵に行きました。釘抜き地蔵の正式名称は石像寺(しゃくぞうじ)という浄土宗の寺院で、この千本通りの北には先に桜と椿を紹介した千本釈迦堂(乙女椿)、・千本釈迦堂(桜)千本閻魔堂(引接寺)や更に上品蓮台寺など多くの寺院があります。それは先にも書きましたように船岡山山麓は蓮台野と呼ばれ、「化野」「鳥辺野」と並び、平安京三大葬送地のひとつ「蓮台野」の入口にあたつためであったと思われます。

 石像寺弘法大師・空海によって弘仁10819)年に創建されたお寺で、弘法大師遣唐使の帰途日本へ持ち帰った石を刻んで地蔵菩薩を彫り、人々の「諸悪・諸苦・諸病を救い助けん」と祈願されたと伝えられています。種々諸々の苦しみを抜き取ってくださるお地蔵様ということから、「苦抜(くぬき)地蔵」と呼ばれるようになり、その後「くぬき」がなまって「くぎぬき」の名が通り名になってしまいました。

 私はうかつにも、手に刺さったとげくぎを抜いてくれる有難いお寺くらいに思っていましたが、心の苦しみを抜いて欲しい多くの人が訪れており、実際に御利益があるようです。長い人生の3コーナーにある私にも、心の苦しみを親しい人に告げて共に苦しませるより、お地蔵様観音様にすがる気持ちがよく分かります。

 

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釘抜き地蔵

千本通り上立売通りの交差点から少し上がった右側に、釘抜き地蔵(石像寺があります。平安時代に住んでいたとされる歌人の藤原定家・家隆の墓が、境内の裏にあります。

 

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釘抜き地蔵釘抜地蔵ヘのアクセス

詳しいアクセス地図にある通りですが、南西には北野天満宮平野神社、西には千本釈迦堂、北には千本閻魔堂があります。北側の船岡山には、織田信長を祀る建勲神社があります。

 

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釘抜き地蔵

 入口の三門の左には、正式名称の石像寺の名前が釘抜き地蔵の名前と共に彫られた石柱があります。右側には、「自然に抱かれる 仏の胸に抱かれる 仏・菩薩の大慈大悲

というのは 自然の根底にある包容力じゃないか」という 西陣で生まれた人類学者今西錦司博士の言葉が掲げられていました。思いがけない所で今西先生の言葉があり、驚きました。

 

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巨大な釘抜き

 三門を入った参道の左側には高さ1mを超す巨大な釘抜きがあり、正にここは釘抜き地蔵と納得させられます。

 

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桜の木

更に進むと右側に1本の、八重桜が咲いていました。

 

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桜の花

正に満開でした。

 

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落花した桜

木の根元には落花した花びらが、敷き詰めたように芝生の緑と鮮やかなコントラストを示していました。

 

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本堂前

絵馬がびっしりと並べられた本堂の前には巨大な釘抜きの像があり、本堂には本尊の釘抜地蔵が安置されています。本堂の裏手には鎌倉時代につくられ、重要文化財に指定されている石像弥陀三尊像もあります。

 

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本堂前の釘抜きの像

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釘抜きの像の足元

巨大なブロンズ釘抜き像1964年に、日本画家・堂本印象1891-1975)が、自らの母の回復祈願に奉納したものです。台座は日本画家・岩澤重夫(1927- 2009)の意匠によります。足元には可愛いお地蔵様がおられました。

 

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地蔵堂前ローソク台裏の歌

地蔵堂の手前のろうそく台の裏には、五十枝作のが刻まれています。

 

ありがたや 苦ぬき地蔵の みあかりを
絶やすまいぞへ のちのみ世まで

 

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お礼の絵馬

体や心の痛みの治癒に願に人が絶えず訪れるようになり、苦しみが癒された人は2本の八寸釘釘抜きを貼り付けた絵馬奉納する習わしとなっています。本堂の壁面には、1000絵馬がぎっしりと並んでおり、多くの人の苦しみを救ったことがうかがえます。

 

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お礼の絵馬・拡大

絵馬には大きな八寸釘2釘抜きがかけられ、上には御礼と書かれています。

 

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十一面観音

本堂右横には素晴らしい十一面観音像があり、十一面観音はその深い慈悲により衆生から一切の苦しみを抜き去る功徳を施す菩薩であるとされ、女神のような容姿に造られています。

 

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十一面観音の上半身

多くの十一面観音像は、頭頂仏面、頭上の正面側に菩薩面3面)、左側(向かって右)に瞋怒面3面)、右側(向かって左)に狗牙上出面3面)、拝観者からは見えない背面に大笑面1面)があります。また、左手には蓮華を生けた花瓶を持っています。

 

少し大きな写真特性などは、右サイドの 京の街角 載せますのでそちらもご覧下さい

 

関連記事が 京の街角 にもありますので、ご覧ください。 

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