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2015年4月17日 (金)

・城南宮の庭園にある椿の花コレクションを見てきました

3月末に城南宮にいき、見事な梅の花・散り梅と更に散り椿を紹介しました。ツバキのコレクションとしては哲学の道横にある霊願寺の見事なツバキのいろいろの花を見たことがあります。ここ城南宮には自生する藪椿に加え、城南椿をはじめ300本のツバキが咲いています。前回紹介した散った後も存在感のあったツバキの花は、城南椿の花でした。

ここでは散る前の城南椿の花も紹介します。私はツバキの花では、乙女椿の幾何学的に整った形が大好きで、いつも心惹かれます。城南宮乙女椿はまだ開花初めでしたが、千本釈迦堂には数本の見事な乙女椿がありますので、また見に行きたいと思っています。

 

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城南宮のツバキ

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初嵐

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初嵐の花

白一重、筒咲きで11~3月が開花期

 

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白玉の花

白一重、筒咲きで11~3月が開花期

 

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白侘(わび)助の花

白一重で、筒咲きでおちょぼ口の様に咲き11~3月が開花期

 

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藪(やぶ)椿の花

白一重で、平開咲きで2~4月が開花期

 

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加茂本阿弥の花

白一重で、抱え咲きで2~3月が開花期。別名「窓の月」、端正で重みの感じられる白一重の花と濃緑の葉は、気品があり茶花としても知られています。

 

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白千重咲き

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白千重咲きの花

白色の八重咲で、柔らかい花弁が美しい

 

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蝦夷(えぞ)錦

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蝦夷錦の花

白地に紅縦絞り、八重咲で2~3月が開花期

 

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曙(あけぼの)

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曙の花

淡桃色で、一重椀咲き葯が大きく黄金色で、花弁はしわが少なく厚みがある。花期11月~4月。

 

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乙女椿の花

桃色で千重咲き、花弁幾何学模様が美しい。3~5月が開花期。

 

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有楽(太郎冠者)

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有楽(太郎冠者)の花

紫色を帯びた桃色で筒咲き、12~3月が開花期。有楽椿の名は、織田信長の実弟である織田有楽斉が茶席の花として愛用したことに由来しています。京都では有楽椿、江戸では太郎冠者の名で呼ばれるようになりました。現存する古木は、京都や奈良などの古社寺や格式ある旧家にしか見られない価値ある銘椿です。

 

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胡蝶侘助

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胡蝶侘助の花

紅色の白斑入り、ちょこ咲き。2~4月が開花期。

 

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玉の浦

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玉の浦の花

真紅の白覆輪、一重でラッパ咲き。4月が開花期。

 

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紅侘助

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紅侘助の花

紅色でちょこ咲き(ワビスケ咲き)、2~3月が開花期。

 

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藪椿

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藪椿の花

紅色一重で中輪で、開花期は2~4月。

 

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城南椿

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城南椿の花

濃紅色で筒咲き、2~4月が開花期。苔の上の散り椿が見事。

 

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菱唐糸

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菱唐糸の花

桃色で八重唐子咲きの中輪、3~4月が開花期。

 

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錦魚葉椿

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錦魚葉椿の花

紅色の一重咲き、開花期は4月。錦魚葉椿とは葉の先が帯化し、3~5裂して金魚の尾のように見えることからそう呼ぶ。この写真ではそのような葉は見られなかった。

 

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百合椿

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百合椿の花

濃紅色で一重咲き枝垂れ性で開花期は3~4月。

 

 少し大きな写真特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介 載せますのでそちらもご覧下さい

 

関連記事が 園芸植物・園芸情報 にもありますので、ご覧ください。    


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コメント

こんにちは~

驚きです。
椿ってこんなに種類が沢山で。。。。
それを一度に見ることができるなんて、、素晴らしいです。
同じように見える花もどこか異なる所があるのでしょうね。ちゃんとそれぞれに名前がついてるのがすごいと思います。
それぞれに意味があって、いわれがあったりするのでしょうね。

私は、、、単純に真っ白な一重の椿が一番好きかな~

最近、神社、寺院に油をまくいやなニュースが。。。。
悲しくなってしまいます。
是非、犯人には気持ちを改めて、止ること願っています。

投稿: 野花 | 2015年4月17日 (金) 11時21分

こんにちは 野花さん 

ツバキは日本在来の植物ですから、品種が多いんですね。特に京都の寺院は
それらを栽培していたので、いろんな品種がいまだ残っているようです。

以前東山の霊願寺のツバキを紹介したことがあったんですが、今のブログ
ではまだでしたのでちょっと多かったのですがまとめてみました。

白の一重の花がお好きですか。私は乙女ツバキが好きなのですが、侘助も
おちょぼ口をして可愛いですね。

ツバキの生えた庭園をのんびり散策すると、本当に心が落ち着きます。
いたずらをしたり落書きをする人の気持ちが分からないですね。

投稿: プロフユキ | 2015年4月18日 (土) 00時00分

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