・学生時代に聞いた栗本尊子さん達音楽家はまだ健在で活躍されています
学生時代にはよく大阪でも京都でも、音楽会に行ったり、TVで音楽を聴いていました。まだカラオケがない時代で、むしろ歌声喫茶が幅を利かせていた時代でした。そんな折の音楽家達の歌声などをもう一度聞きたいなとふと思い出し、you tube でいろいろ探してみましたが見つかりませんでした。それから数年経ちまさか無いだろうなと思っていましたら、なんと栗本尊子さんの‘奇跡の歌声のリサイタル’が2012年にヤマハホールであり、そのリサイタルの様子がDV化されました。それをアップロードしてくれた人があり、彼女の奇跡の歌声を聴くことができました。
ここではそんな懐かしい学生時代の音楽家に、登場してもらいましょう。
93歳の現役歌手・栗本尊子
栗本尊子は現在の東京芸大卒で、数多くのオペラ公演で主要な役を務められ、その大半が日本初演だったそうです。日本の歌曲のリサイタルもよく開かれ、
日本の歌曲の持つ言葉の美しさと豊かな感情表現にすぐれた歌唱力をおもちでした。
それでは奇跡の歌声をyou tube からお聞きください。
曲目は次の3曲で、とても93歳とは思えない艶のある豊かな歌声でした。彼女の若々しいしぐさも印象的です。
霧と話した(中田喜直 曲/鎌田忠良 詩)
夏の思い出(中田喜直 曲/江間章子 詩)
この道(山田耕筰 曲/北原白秋 詩)
マリンバ演奏家・安倍圭子さん
これはまだ現役のマリンバ演奏家・安倍圭子さんです。安倍圭子のマリンバ演奏もよく聴いたもので、日本のマリンバ界の発展をリードしてきた方です。先に、お初天神の悲恋物語を紹介しましたが、その時には安倍圭子コンサートに行く途中でお初天神を訪れていました。ご近所のマリンバ奏者さんは郷里のサヌカイトの演奏家でもありますが、安倍圭子のお弟子さんでした。そんな関係でお二人のコンサートを聴きに行きました。
それでは you tubeから、2009年6月にキリスト品川教会で行われたコンサートをお聞きください。曲目はLeroy Andersonの Fiddle Faddle です。
ここでちょっと臼杵美智代さんのサヌカイトの演奏をお聞きき下さい。サヌカイトは古く縄文時代には矢じりに使われまして、固い石で叩くとよい音がします。サヌカイトの名前の通り、香川県の五色台で産出し、五色台には先に紹介しました白峰御陵があります。
マンドリン奏者・竹内郁子
昭和25年NHKのオーデションに合格し、ラジオ放送で活躍しました。その後独立して東京マンドリン・アンサンブルを主宰し、NHKのドラマ、N響との共演などにも活躍され、長年にわたり日本のマンドリン界をリードしてこられ、まだ現役です。学生時代にちょっとマンドリンを弾いていたこともあり、竹内郁子のマンドリン演奏はよくTVでも聞いていました。
小津安二郎監督の映画・早春
さわやかな早春を想わせるようなマンドリンの独奏に始まるこの曲はタイトルとエンドだけに用いられ、劇中には現われていません。マンドリンのあと弦、フルート、弦とつづいた後再びマンドリンによって曲は結ばれます。マンドリン独奏は当代の一人者、竹内郁子です。
●少し大きな写真と特性などは、右サイドの その他の写真に載せますのでそちらもご覧下さい。
●関連の記事が 随 想 にもありますので、ご覧ください。
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コメント
こんにちは!
お邪魔します!
栗本尊子さんが偉いですね~
投稿: 幸奈 | 2014年9月22日 (月) 15時32分
こんにちは 幸奈さん
栗本尊子さん、本当にすごいですね。
とても93歳に見えないしっかりした歌声に驚きます。
投稿: プロフユキ | 2014年9月22日 (月) 20時56分