・5月15日の上賀茂神社下鴨神社の葵祭りに先立ち、葵祭りの記念切手が売り出されています
京都3大祭りの一つ、葵祭りの記念切手がふるさとフレーム切手として京都で売り出されています。また葵祭りの当日は、会場周辺でも販売されるようです。
葵祭(あおいまつり、正式には賀茂祭)は、京都市の賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で、5月15日に行なわれる例祭です。平安時代以来、国家的な行事として行われてきた歴史があり、日本の祭のなかでも、数少ない王朝風俗の伝統が残されています。
斎王代 御禊の儀(下鴨神社)
葵祭りに先立ち5月4日、下賀茂神社で斎王代(さいおうだい)と、女人列に参加する五十人の女性が御手洗池に手を浸して身を清める儀式です。下鴨神社と上賀茂神社両社で毎年交替で行われます(2014年は上賀茂神社)
記念切手
先の半木神社の春祭りでも、また初詣に行った世界遺産の上賀茂神社・下賀茂神社でも書いたように、大和朝廷が奈良から遷都するまでこの地を支配していた加茂氏の祭祀を京都の守護としたもので、加茂氏と朝廷の行事として実施してきています。そのため、斎王代が主役と思われがちですが、祭りの主役は斎王代ではなく勅使代です。実際の天皇(=今上天皇)の使いである勅使として、天皇から掌典職の掌典が遣わされていますが、勅使は行列には加わらず「近衛使代」と呼ばれる代行者が行列に参加しています。
競馬(くらべうま 上賀茂神社)
舞楽装束を身にまとった乗尻(騎手)が馬に乗り、左右に分かれて参進shします。境内の馬場でその速さを競う競駈(きょうち)は儀式の後、14時頃より始まります。
斎王代
かつて未婚の内親王が務めていましたが、現在は京都在住の未婚女性から選ばれています。豪華な十二単衣の重さは30キロもあります。乗っている腰輿(およよ)は四方が開放され御簾(みす)が取り付けてあるので、四方輿ともいいます。唐衣裳装束(からぎぬもしょうぞく)を着用、白塗りの化粧をし、お歯黒も付けています。
楼門(下鴨神社)
鳥居をくぐり、本殿へ入る最初の門が楼門です。正月にはこの朱塗りの楼門に、王朝のお正月飾りが飾られます。
斎王代 社頭の儀 参進(下鴨神社)
「社頭の儀」は上賀茂神社、下鴨神社両社に到着した際に、それぞれの社頭で行われる儀式で、勅使が御祭文を奏上し、御幣物を奉納します。
「斎王」(さいおう)とは、賀茂神社に御杖代として仕えるために皇室から差し出された内親王・女王のことです。1956年(昭和31年)に斎王にちなみ、斎王代と女人列が創設されました。京都ゆかりの一般女性から選ばれるので「斎王代」(さいおうだい)とよばれます。
東游(下鴨神社)
御幣物を奉納した後に、神馬の牽き回し、舞人による「東游(あずまあそび)」の舞の奉納があります。
牛車
本列の牛車とは飾りが異なり、葵と桂のほか、桜と橘が飾られています。斎王の牛車で女房車とも言われています。
冠の飾り(フタバアオイ)
当日御所の内裏宸殿の御簾をはじめ、牛車(御所車)、勅使、供奉者の衣冠、牛馬にいたるまで、すべて葵の葉で飾るようになって、葵祭りと呼ばれます。
最近ではこのフタバアオイも数が少なくなり、先の半木神社の春祭りでも書きましたように、あちこちで増殖されています。
斎王代 腰輿(およよ)
斎王代が乗っている腰輿(およよ)は四方が開放され御簾(みす)が取り付けてあるので、四方輿ともいいます。
騎女
斎王付きの清浄な巫女(みかんこ)で、騎馬で参向するのでその名があります。
斎王代 参進(上賀茂神社)
斎王代をはじめとする女人列が、神霊を奉安する本殿まで参上すること。主として可愛い女のお子さんが斎王代周囲に供奉(ぐぶ)しています。
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