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2014年4月10日 (木)

・京都歴史探訪:北野天満宮に残る御土居の遊歩道が整備され公開されています

北野天満宮はいつ行ってもたくさんの見どころがあり(その幾つかは先に紹介しました)、多くの観光客や参拝者であふれています。その多くの人は受験祈願であったり、節分祭と能狂言紅梅・白梅を見に来られる人も多いのですが、本殿左側にある御土居周辺まで見に来られる人は少ないようです。境内にはたくさんの人がいても、この御土居周辺に遊歩道はいつも緑豊かで、特に5月新緑と秋の紅葉の季節には訪れたいところです。歴史好きと怖いもの好きな人には、参道西にある土蜘蛛燈籠も訪れてほしいものですが……。


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御土居紅葉の碑

東千家家元の書による御土居の紅葉碑

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御土居の説明書1

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御土居の説明書2

豊臣秀吉公が戦乱で荒廃した京都市内の整備のため、まず外敵から守る防塁と鴨川の氾濫からから市街を守る堤防として、1591年に土塁を築きましたがこれが御土居です。御土居のほとんどは江戸時代に取り壊され、現存するのは北野天満宮他約9か所で、都市計画の需要な遺構として史跡の指定を受けています。

 

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欅の巨木

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欅の巨木2

この辺りにはもともと楠(クスノキ)や欅(ケヤキ)の林があり、何本かは落雷で枯れたものがありますが、これは樹齢600大欅です。太い幹や枝にはたくさんの風蘭が着生していて、その樹齢をうかがわせます。

 

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御土居の高さを示す図解説明書

御土居は図のように総延長22.5kmにおよび、御土居の中が洛中で外側が洛外になります。この御土居には主要な七口の門があり、今に残る鞍馬口丹波口などの地名はその名残です。

 

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京セリ

豊臣秀吉公による御土居築造は思いがけない、京野菜育成の道を開いています。それはこの築造に必要な土砂を求めてあちこちに深い溝を掘りましたが、その幾つかからは豊かな地下水が湧きだし、その水は澄みきり夏は涼しくて冬は暖かでした。それを利用して、京野菜の一つ京セリ促成栽培が始まりました。

 

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ミョウガタケ

同様にして伏見周辺ではこの豊かな湧き水を利用して、ミョウガタケの促成栽培が始まり、食卓を豊かにしました。

 

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整備された御土居

昨年末より御土居の整備工事がされていましたが、先日行った際には整備が終わり遊歩道として公開されていました。

 

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馬酔木

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馬酔木の拡大

 

遊歩道のすぐそばには、馬酔木がちょうど白い花を咲かせていました。馬酔木については先に丹波の植物で書きましたが、和名はアセビでツツジ科の高さ16mの低木で、開花期は2月下旬~4月です。

 

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紅葉

この写真は昨年11月に撮ったのですが、紅葉始まりの頃でした。

この史跡御土居には、現在でもかつてからの自然林が残り、四季に応じ様々な美しさを感じることができます。なかでも秋の紅葉菅公がこよなく愛でられたと同様に御縁のモミジが、御土居一帯にはおよそ250本、樹齢350年から400年のものが数本あり、秋には鮮やかに彩られます。

 

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紅梅・白梅の遊歩道

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紅梅・白梅

先日訪れた折には、ちょうどこのような紅梅、白梅が綺麗に咲いていました。

 

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歌碑

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歌碑説明書

このたびは 幣もとりあへず 手向山

紅葉の錦 神のまにまに  (小倉百人一首 第二十四首

 

 菅原道真公は、平安時代宇多上皇が大和の国へ御幸された折にお伴され、道すがら若草山のほとりに鎮座する手向山八幡宮へ参拝されました。急な参拝ゆえ幣帛を持ち合わされなかったため、境内の錦のように色づく紅葉を御神前に手向けたい、というお気持ちで詠まれた歌です。

 

 

少し大きな写真特性などは、右サイドの 京の街角 載せますのでそちらもご覧下さい


 

関連記事が 歴 史 にもありますので、ご覧ください。 


 

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