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2014年3月 6日 (木)

・一番寒い時期でも、ベランダの花たちはまだ元気に咲き続けています

 先に、如月のリビング窓際で咲いている花たちを紹介しましたが、その折にベランダでも元気に咲き続けているお花たちを撮りましたので、見て下さい。いつも紹介している植物達ですが、この厳寒期鉢植えにもかかわらずローズマリーとラベンダーは咲き続けており、夏の京の暑さには参っていたんだろうなと思ったりしています。今回はラベンダーの写真は除きました。マンションの6階でベランダは南西角にあり、日当たりは良いのですが北山からの北風は寒く、

厳寒期には水やりも手抜きになりがち家人に頼っています。

今日3月5日は旧の一期校の入試日で、いつも雪が降ったことを毎年思い出しています。大学に入って夏の冷房はなく、冬にはスチームの配管はあるのになぜか、石炭ストーブで暖をとっていたものです。

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ベランダの植物

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寄植

お正月の寄植でしたが、ハボタンの茎は伸びだしています。せっかくだから花を咲かせてそのまま栽培し、秋にもう一度何本かの枝に鮮やかな葉を着けさせようかと思っています。カスミソウに混じりパンジーは元気に咲いています。パンジーは別のポットに植え変えてやった方がよさそうです。

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ローズマリー

ローズマリーシソ科の低木で寒さに強く、以前イタリアのアッシジに行った際、近くの家の庭先に大きく育ったのを見て驚いたことを先に書きました仕事に疲れると、時折枝に触ってはリフレッシュしています。

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ベゴニア・センパフローレンス

同じベゴニアでも先に紹介しました球根ベゴニアシュウカイドウ科ベゴニア属ですが、ベゴニア・センパフローレンスはシュウカイドウ科シュウカイドウ属の常緑多年草です。元来は耐寒性がなく1年草扱いでしたが、現在では耐寒性・耐暑性のあるものも育成されている。雄花雌花があり、雌花には多数の種子ができます。

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ツルナ

ツルナは観賞用ではなく、ホウレンソウ代わりにを時折収穫して食べています。ツルナはツルナ科ツルナ属の草本で、日本原産の懐かしき伝統野菜で知る人ぞ知るで、よく自家栽培されています。浜菜、蕃菜、浜ヂシャとも呼ばれます。あったかい時期に生育は促進され、寒いときには生育は緩慢になります。目立たない小さな黄色の花をつけ、種子が自然にこぼれて増えてきます。ビタミン、ミネラルが豊富で病虫害もなく、自家栽培向きなのでもっと栽培されて欲しい野菜です。

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シャコバサボテン

サボテン科の多年草で、クリスマス頃に花が咲くことからクリスマスカクタスとも呼ばれます。茎の節ごとに1対の突起があり、その形はシャコに似ていることからシャコバサボテンと呼ばれています。この茎のぎざぎざが少なく小判型をしているのは、カニバサボテンと呼ばれます。

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パンジー

最近のパンジースミレから改良されて大型化していますが、小型に改良されたビオラも増えています。いずれもスミレ科スミレ属の1年草です。この大型タイプは結構寒さにも強く、元気に大きな花を咲かせています。開花後に種子を着けますが、耐暑性がないためその後枯れてしまいます。パンジーの花は、エディブルフラワーにされることもあります。

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ナデシコ

昨年植えたナデシコがまだ何とか開花を続けています。ナデシコはナデシコ属の宿根草で、日本にはカワラナデシコなど幾つかの固有種があります。ナデシコ属の園芸新種をダイアンサスと呼びますが、これはナデシコ属の学名から来ています。下のポットから伸びてきているのは、マリーゴールドの花です。

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チロリアンランプ

アオイ科のつる性植物のチロリアンランプは先に紹介しましたが、和名はウキツリボクですが、いろんな名前で販売されています。 耐暑性・耐寒性もあり非常に強健で、育てやすい花です。

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ワスレナグサ

これだけは先日頂いた切花で、ワスレナグサです。ムラサキ科ワスレナグサ属の多年草ですが、日本で夏の暑さで枯れることが多いため1年草として扱われています。同じムラサキ科のボリジ同様、綺麗な薄青色の花を春から夏にかけて咲かせます。本来のワスレナグサシンワスレナグサ(英名はtrue forget-me-not)を指しますが、この写真のように咲く様子はやや地味です。日本では一般にはノハラワスレナグサ( alpine forget-me-not)や、在来種のエゾムラサキ( garden forget-me-not)がワスレナグサとして流通しています。

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ワスレナグサの花(拡大)

 勿忘草の名前は、中世ドイツの悲恋伝説によっています。騎士ルドルフはドナウ川の岸に咲くこの花を、恋人ベルタのために摘もうと岸を降りたが、その時誤って川の流れに落ちてしまう。最後の力を振り絞ってルドルフは花を岸に投げるが、「僕を忘れないでVergiss-mein-nicht!)」という言葉を残し急流に飲まれてしまう。ベルタルドルフの墓にこの花を供え、彼の最後の言葉をこの花の名前にした。花言葉の「真実の愛」、「私を忘れないで下さい」も、この伝説に由来しているようで、英名もドイツ語の直訳からforget-me-not になり、どの国でも同じ意味の名前で呼ばれているようです。


少し大きな写真特性などは、右サイドの 観賞植物の紹介 載せますのでそちらもご覧下さい


関連記事が 園芸植物・園芸情報 にもありますので、ご覧ください。

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