・小椋 佳の「歌談の会」京都コンサートに行ってきました
小椋 佳さんの歌は大好きで、よく無意識で口ずさんでいます。それほど力まなく、素直に歌う彼の歌がテレビで流れるときには、よくチャンネルを回したものです。おりよく丁度彼のコンサートが京都であるということで、昼間には別の予定があったのですが、早速切符を手配して楽しみに待っていました。当日は家人も別の会がありましたが、ともに早めに会を抜け出し、京都駅ビルにある京都劇場
に向かいました。
「歌談の会」は
大がかりな編成で行われるコンサートではなく確か7,8人編成で、小椋 佳さんが心に浮かぶ話をゆったりと語り、気の向いた曲を歌い綴るソング(歌)&トーク(談)ショーで、1998年から毎年全国の市町村で開催されています。
来年早々の「歌談の会」チラシ
小椋さんは1944年生まれで、東京大学法学部を卒業後、日本勧業銀行に入行しましたが、音楽活動のウエイトが増してきて1993年に退職。翌年東京大学文学部
に入り、大学院に進学し修士号も取得しています。
当日の「歌談の会」のチケット
一方、1971年からシンガーソングライターとして音楽活動を始め、「しおさいの詩」や、「彷徨」などでヒットを飛ばします。またソングライターとして布施明「シクラメンのかおり」、中村雅俊「」、堀内孝雄「愛しき日々」、井上陽水「白い一日」、美空ひばり「愛燦燦」等、多数のアーティストへ作品を書いています。
CD
ジャケット
コンサートは定刻に小椋さんが登場して始まり、“来年には70だと”歳を強調したり、昨日は“右手が痛くて今日は歌えるかどうか”危ぶんだなど心細いトークから始まりました。しかしお話されるのはお好きなようで、この「歌談の会」
は気張らない会なので、“どうぞ飲み食いしながら、あー携帯電話も切らなくて構いません”などと、口は滑らかでした。
前半は「少しは私に愛を下さい」、「さらば青春
」などの私も好きな歌が、次々と熱唱されました。やはり生で聴く歌声は滑らかで艶があり、音響も最高でした。
CD
ジャケット
おしゃべりが始まると、“いろんな歌手に歌を提供してきたが、もっと上手な人に歌ってほしかった”など冗談ぽっく語られました。こんな二人に歌って欲しいと、ピアノを弾いておられた伊東えりさんと、津軽三味線を弾いておられた高橋 孝
さんの紹介があり、続いて二人の熱唱がありました。
マリンバ奏者の大石真理恵さんのアルバムにボーカルで参加
その後、小椋さんお気に入りの「ユルンカシュの紅絹
」という歌と語りの物語がありましたが、少しこれが長くて後半の歌の時間が大丈夫かと心配しました。
後半は、小椋さんのヒット曲が続き、「シクラメンのかほり」、「夢芝居」、「愛燦々」など楽しく聞かせてもらいました。ここで小椋さんがどうも時間をかなりオーバーしているようだと話され、それからでも数曲はまだ歌われて幕が下りました。しかしアンコールの拍手がなりやまず、小椋さんが“もう歳が明ければ70なんですよ”とまたまた歳をアピールしていましたが、それでも元気に「山河」を歌われました。
小椋 佳
小椋さんは順調な人生ばっかりだったと思っていましたが、2度の大きな災難に見舞われていました。銀行を退職後は生来の医者嫌いで、定期検診を受けていなかったのですが、57歳のときに胃がんが分かり、胃の4分の3のを切り取られています。
もう一つの災難は、お子さんが中学生の頃、原因不明の脳梗塞で倒れたことがありました。小椋さんは病院でお子さんに歌を歌って聞かせ続け、奇跡的に回復されたようです。お子さんは現在も後遺症はなく、びわ製作者として活躍されています。
小椋 佳
最後にyou tubeから、私のだい好きな小椋さんの歌をお聴きください。
「
「
めまい
●少し大きな写真と特性などは、右サイドの その他の写真 に載せますのでそちらもご覧下さい。
●関連の記事が 随 想 にもありますので、ご覧ください。
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コメント
小椋佳さんのコンサート、良いですね。
近くであったら絶対行きたい人の一人です。
田舎に住んでいても、最近ではあまり不自由はないのですが、こういう講演などが都会と比べると圧倒的に少ないのです。
私の住む処から都内までは2時間ちょっと、若い頃はそれでもちょくちょく出かけコンサートや演劇、ミュージカルなども思いつくと一人(一人というのが案外当日券でいい席が手に入るのです)で気ままに見にいっていたのですが、最近はおっくうで。
ダメですね。もっと知的好奇心を磨かなくては。
投稿: 木漏れ日 | 2013年12月 4日 (水) 09時35分
こんばんは。
小椋桂さんのコンサート、いいですよね♪
私も2回ほど行ってます~
力まず自然体のコンサートは、こちらも自然体でいられて
落ち着いた味がありますよね♪
機会があれば又行ってみたいです
投稿: ポエポエ | 2013年12月 4日 (水) 22時39分
今日は 木漏れ日さん
京都でも似たようなものですよ。コンサートホールが古くなって、
よい音楽会は大阪か大津で開かれ、京都は素通りされることが多いです。
長野は自然環境のよさに加え、意外と東京へも短時間で行けますね、
今後はますます便利になることでしょう。
最近ではテレビでも良い音楽の特集がありますが、やはり受け身に
なってしまいますね。
時には気分転換でお出かけして劇場の雰囲気に浸るのも、リフレッシュに
なりよいかもしれませんね。
投稿: プロフユキ | 2013年12月 4日 (水) 23時26分
今日は ポエポエさん
あれー 2回も小椋 佳のコンサートに行かれていますか、
いいですね。
本当に小椋さんのコンサートは自然体で、彼のヒットメロディーが
楽しめますね。元来がシンガーソングライターですから、うまくて当然ですが、
どうしても作曲家と言うイメージが強すぎてね。
今回は予定のない時期に彼のコンサートがあり、ラッキーでした。
本当にまた機会があれば行きたいものですね。
投稿: プロフユキ | 2013年12月 4日 (水) 23時37分
こんばんは。
小椋さんのコンサートに行かれたんですね
心にしみる曲をかかれるなと思っておりましたが
いろいろな体験をされた方なのですね。。。
好きなアーティストの生歌を聴くのって、最高の気分ですよね
また近くで開催されるといいですね。
投稿: snufkin♪ | 2013年12月 7日 (土) 22時25分
今晩は snufkin♪ さん
小椋さんは順風満々の人かと思っていましたが、2足のわらじを履いたことの
苦労意外に、色々問題を克服されて音楽活動をされてきているんですね。
特にお子さんの難病を音楽で克服されたなんて、すごい事ですね。
若い頃はいろんな音楽会にも行きましたが、最近は肩肘張らないで自分の
好きな音楽を聴くのが一番だと思っています。
また機会があれば行きたいですね。
投稿: プロフユキ | 2013年12月 8日 (日) 18時00分
ユキ先生、こんにちは^^
コンサートの様子を拝見して、
とても中身の濃い素敵なコンサートだったのが
伝わってきます。
先生の貼ってくださった小椋さんの動画をみながら
久しぶりですが一緒に私も歌えてしまいました♪
それだけ小椋さんの歌を当時たくさん耳にしていたという証ですね^^
投稿: はるる | 2013年12月11日 (水) 13時13分
今日は はるるさん
お嬢さん、大変でしたね、早く落ちついてよかったですが、試験と重なった
のは厳しかったですね。
卵アレルギーだと?注意が必要で大変ですね。
コンサートは小椋さんもリラックスして、楽しみながらやっておられた
ようで、本当にこちらもくつろいで聞けました。
アップした歌を歌っていただけましたか、良かったです。並べて見ると
同じような調子になりますが、それが小倉さんの持ち味なのでしょうね。
投稿: プロフユキ | 2013年12月11日 (水) 22時57分