・家人の誕生祝のリクエストで、伊勢神宮参拝となばなの里のウインター・イルミネーションを見に行きました(1)
今年も家人の誕生日が近づいたある日、新聞広告に載っていた“伊勢神宮参拝となばなの里のウインターイルミネーション”に行ってみたいとのリクエストで、早速申し込みました。伊勢神宮は何度も行っているのですが、今年は式年遷宮の年に当たり、20年に一度の社殿の造り替えの大祭が終わったばかりでしたので、その新宮を見たいと思いました。
内宮マップ
9時半に京都駅をバスで出発して、昼前には伊勢神宮前につきおかげ横丁で自由昼食となりました。せっかくの機会だからと松阪牛の料理を食べようと、人ごみを掻き分けレストランに直行しました。赤福餅の本店も大変な人ごみで、寄るのはパスしました。
内宮由来
昼食後は個々にまず内宮(皇大神宮)参拝に向かいました。神宮は、伊勢の宇治の五十鈴川上にご鎮座の皇大神宮(内宮)と、伊勢の山田の原にご鎮座の豊受大神宮(外宮)の総称で、古くは伊勢太神宮ともいいました。
内宮神楽殿
内宮正殿は唯一神明造という出雲大社の大社造とともに、日本最古の建築様式を伝えています。屋根の両端には内削(水平切)の千木が高くそびえ、棟には10本の鰹木(かつおぎ)が並んでいます。
内宮御正宮
伊勢神宮の鳥居は神明鳥居というとてもすっきりとした形の鳥居です。ヒノキの白木造りで、上部の笠木(かさぎ)の切り口が五角形になっており、貫(ぬき)という二本目の部材の両端が柱の外に貫通していないのが、神宮の鳥居の特徴です。笠木は平らで反り返ったりしていません。
正宮横
新正宮の横を通ると、付随の古びた建物の一部が見えました。
宇治橋
帰りに見た宇治橋です。手前に真赤のモミジが見え、下には五十鈴川の清流が流れています。
神宮司庁横
神宮司庁横の五十鈴川沿いにの植え込みには紅白のサザンカと共に、寒桜が咲いていました。
宇治橋たもと
宇治橋をわたりツアーの集合を待っていると、この辺りにも見事な紅葉がありました。
外宮マップ
バスで外宮(豊受大神宮)に向かいました。
外宮由来
外宮には、丹波からお迎えした豊受大御神がお祭りされています。他の由来には天照大神を慰めするために迎えられたともありますが、先に「・京都歴史探訪・浦島伝説ととよを祭る元伊勢の社の籠神社」で紹介しましたように、大和王朝では滅ぼした出雲大朝の助けを借りて祟りを鎮めるために、手厚くお祭りする必要があったようです。
外宮旧正宮
外宮では幸いにも、まだ旧の正宮が残っていました。20年でこのように屋根も苔むすものだと納得されました。
外宮新正宮
新装成った正宮では、手前の建物の屋根の萱葺きも新しくされています。外宮では屋根の両端には外削(垂直切)の千木が高くそびえ、棟には9本の鰹木が並んでいます。
●少し大きな写真と特性などは、右サイドの 日本の街角 に載せますのでそちらもご覧下さい。
●関連の記事が 日本の街角 にもありますので、ご覧ください。
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