・「ゲゲゲの女房」をNHKのオンデマンドで見ました
「ゲゲゲの女房」を見出すと主題歌に魅かれ、また茂夫妻の新婚早々からの生活風景が正に昭和世代には共感を覚え、貧しいなかにも必死にまい進してきてサクセスストーリーが高い視聴率を上げてきたことが良く分かりました。
二人の自転車シーン
私達昭和世代にとって、東海道新幹線開通(1964:私は大学2回生)と東京オリンピック(1964:大学2回生)、それに続く大阪万博(1970:私も結婚)は当たり前のよう受け取りつつも、何か日本の明るい将来を感じさせる時代であったと今にして痛感します。何も怖いものはなかった、ただ将来を信じて努力を続けることが当たり前で、目前の大きな目標に向かって生きてきた時代でした。
幼いときの二人の出会い
ひたひたとあとをつけるべとべとさんに付きまとわれた布美枝に気がつき、優しくエスコートした茂は偶然このときに出会っていたのでした。
結婚式
原稿の締め切り直前の茂(向井 理)はお見合い後、直ぐ結婚式を迎えます。何かとハプニングが続き、布美枝(松下菜緒)はなんとなく不安に駈られます。
結婚式2
何かと手元に永く置きすぎた布美枝の将来を考え、良かれと茂との結婚を勧めた父・飯田源兵衛も村井家の変わった人たちに不安を感じています。源兵衛役の大杉 漣も母・ミヤコ 役の古手川祐子も、実に味のある魅力的な夫婦役を演じています。
仕事に没頭している茂
新婚生活に夢を持って東京に来た布美枝は、粗末な家に驚くと共に、仕事に没頭する茂との生活に不安が募ります。
初めて買ってもらったプレゼント
良かれと思って仕事部屋を片付けた布美枝を叱ってしまった茂は、彼女の気持を考えていなかった自分の過ちに気づきます。そこで、なけなしの金で自転車を買い二人で近所の散策に誘い、自分のお気に入りの場所に案内し、深大寺では彼女が気に入ったワラ作りの馬をプレゼントします。
初孫の藍子を抱いて喜ぶ両親
仕事に追いまくられている茂は、布美枝と藍子を里帰りさせます。
可愛い初孫の藍子
可愛盛りの藍子ちゃんですね。
4人になった自転車シーン
はじめは2人であった自転車シーンも、2人の子供に恵まれ、4人家族となります。
別荘を訪れた茂一家
少し余裕の出た茂は富士山麓に別荘を購入しますが、あまりのぼろ屋に驚きます。しかし、気を取り直して片づけをして住みやすくします。
記念謝恩パーティー
まだ漫画が売れないで二人して努力していたときが一番の華でしたが、仕事が軌道に乗るにつれ別の心配も沸いてきます。ともあれ20周年の記念パーティーでお世話になった人を招待し今までのサポートに感謝をします。
最後に番組を盛り上げてくれた音楽をお聴きください。
まずは「ありがとう」は2011年1月17日に第83回選抜高等学校野球大会の開会式入場行進曲に選出されました。連続テレビ小説の主題歌がセンバツの入場行進曲に採用されたのはこの曲が初めてです。
ヒロインを演じた松下菜緒さんは、NHKの紅白歌合戦紅組の司会にも起用されました。それでは彼女のピアノ演奏による「ありがとう」をお聴きください。
最後は、番組中のバックでドラマをしっとりと盛り上げてくれていた、
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●関連の記事が 随 想 にもありますので、ご覧ください。
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コメント
ユキ先生、こんにちは^^
水木さんの作品、特に「ゲゲゲ」は、小さい時から
ずっと見ていました。
子どもにとっておばけ・妖怪は怖いイメージですが
水木作品によって、おばけ・妖怪にも気持ちがあることを
学んで行ったような気がします^^
漫画を世に送り出して今の地位を築くまでに
奥様と2人で頑張っていらっしゃったことが
よくわかりました。
ちょうど私が住んでいる所が、ドラマの舞台になった
C市のお隣なので、c駅周辺や深大寺をはじめ、
縁の地に訪れることがあるので
より親しみを持ちながら、毎朝楽しみに見ていました。
投稿: はるる | 2013年11月27日 (水) 17時33分
こんにちは はるるさん
「ゲゲゲ」は、小さい時から見ておられましたか。確かに以前はもっと
社会も暗く、お化けのような何か怖いものの存在がありましたたね。
子供の頃遅くまで遊んでいると、サーカスにさらわれるよとか言って、
早く家に帰るように注意されましたね。
水木さんの育った世代は正に貧乏と努力の時代で、苦しかったけれど
それが報われた時代で、それが懐かしいですね。
今の若い世代の人は何でもある豊かな時代に育ち、努力しなくても何でも
手に入ると錯覚して育ちましたね。
それが大学を出てもエリートではなく、努力より要領と運で稼げるような
へんてこな社会になっていますからね。
丁度お住まいがドラマの舞台近くでは、余計に親しみがもてたでしょうね。
投稿: プロフユキ | 2013年11月27日 (水) 23時38分