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2013年5月11日 (土)

・タイで買ってきた金メッキのピンブローチ・コレクション

笑みの国・タイで良く見かけるのは巨大な金ピカの寺院です。いつも常夏のタイでは寺院に行くと、その外側にはご丁寧に色とりどりの鏡のかけらが貼り付けてあるため、太陽の光が乱反射して頭がくらくらしそうになります。タイでもう一つ多いのは、どこに行ってもランの花々が咲き乱れていることです。

そこで今回はタイで買ってきたランの花などを金メッキしたピンブローチの幾つかを紹介します。タイでは信者がいつも仏像にキンの薄片を貼り付けるため、仏像は金ピカ色に輝いていますが、ブローチ金メッキするのも、タイでは自然なことでしょうか。

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タイ古都チェンマイの西北には、海抜1080mの山頂にドイステープ寺院があります。京都の比叡山が京都を守護しているように、ドイステープ寺院チェンマイを守護している聖なる寺院です。その寺院の一番上には、御多分にもれず黄金に輝くチェディ(仏塔)があります。

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これはタイのお土産屋さんでよく見かけるの置物ですが、カラフルに彩りされた上に四角く切った鏡の破片が貼り付けられています。

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これはタイのあらゆるところ、特にチェンマイ周辺では到る所にランガーデンがあり、そこでは色とりどりのランの花にカラフルな蝶類が戯れています。個人の家でも気候が年中夏ですから、ごく自然に色とりどりのランが咲き乱れています。日本人好みの真っ白のランも多いのですが、赤、黄、緑、紫などの多種多様な色を見かけます。

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デンドロビウムピンブローチです。樹脂加工した乾燥花の裏面と縁を、24金で金メッキしています。樹脂の中にランの花を入れたブローチやキーホルダーもよく見かけますが、それはまた別の機会に紹介します。ランの花が入ったペーパーウエイトについては、先に紹介しました。

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これもデンドロビウムピンブローチです。樹脂加工した花と、形の綺麗なを組み合わせ金メッキしています。

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これはタイ寺院でよく見かける、インド菩提樹の両面と縁を金メッキして、ピンブローチにしたものです。葉の葉脈だけに金メッキしてあり、とても美しいものです。

インド菩提樹はクワ科イチジク属(フィクス属)の植物で、この木の下で仏陀が悟りを得たことから仏教聖樹とされています。

学生時代に広葉樹の葉を薬品で葉脈だけにし、カラフルに染めてしおりにして文化祭で配ったことを思い出します。

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チェンマイで見かけた、インド菩提樹の木です。

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これがインド菩提樹で、ピンブローチと比べてみてください。葉の先端が細く伸びています。

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これはインド菩提樹の葉に玉虫を組み合わせています。玉虫はよくエノキやケヤキにいるので、私の子供の頃にはよく補虫網と虫かごを持ってとりに行ったものです。思えは大阪にもまだまだ自然があちこちに残っていたのでしょうか。

玉虫は細長い米型の甲虫で全体に緑色の金属光沢があり、背中に虹のような赤と緑の縦じまが入るとても美しい昆虫です。この羽の色は死んでも色が変わらないので、装身具に加工されたり、法隆寺宝物「玉虫厨子」の装飾としても使われています。

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これはアヘンをとるアヘンケシ(オピウム ポピー)の開花後の果実に、金メッキしたピンブローチです。

アヘンケシの開花後、1020日経って花弁の落ちた未熟果(いわゆるケシ坊主)の表皮に朝のうちに浅い切り込みを入れると、乳液状の物質が分泌します。これを夕方掻きとって集め、乾燥させると黒い粘土状の半固形物になりこれが生アヘンです。チェンマイの北のタイ・ラオス・ミャンマーにまたがるゴールデントライアングル(魔の三角地帯)では、ジャングルでケシが栽培されアヘン生産がされていました。このケシ栽培を止めさせるため園芸バイテクを広めるJICAプロジェクトで、チェンマイ大学を基点に私は10数年かかわっていました。そのプロジェクトの成果もあり、今では山岳民族によるイチゴレタスバラカーネーションなどの栽培が軌道に乗り、ケシ栽培は激減したようです。

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以前の山岳民族は現金収入がなく、止むを得ず焼き畑農業をしながらアヘンケシ栽培をしていたようです。写真では、幼果に傷をつけ乳液の分泌を促している様子が見えます。

少し大きな写真特性などは、右サイドの マイコレクション  載せますのでそちらもご覧下さい

関連記事が マイコレクション にもありますので、ご覧ください。

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コメント

葉や蘭の花を金メッキしたり、樹脂加工したブローチ、
自然のものがこんなふうに華やかなアクセサリーに
なるなんて、とても素敵ですね!
ドイステープの抜けるように青い空、本当に綺麗です。
タイは一度、それもほんの数日しか訪れたことがありませんが、
ぜひまた訪ねてみたいと強く思う国のひとつです。

投稿: hanano | 2013年5月11日 (土) 16時21分

こんにちは
 
記事はいつも拝見していたのですが、コメントは久し振りになってしまいました。
タイのブローチは、蘭の花も菩提樹の葉も、そして玉虫も!本物の上に
コーティングが施されたものなのですね。どおりでリアリティーがあると
思いました。
葉脈の美しい菩提樹のピンブローチとケシの実が気に入りました♪
玉虫は、私が子供の頃もよく見かけましたが、いつの間にか見かけなくなり、
この10年で見かけたのは1回・1匹きりです。ずいぶん減ってしまったのでしょうね。
 
ケシの実は、わが家でも咲く、ナガミヒナゲシの果実のような形です。
プロフユキさんは、タイのアヘンを採るためのケシ栽培抑制にも尽力なさって
いらしたのですね。そのご努力が実って花や果物の栽培に変更されてきたこと、
素晴らしいですね。
ときに、モルヒネもアヘンから作るのですよね? モルヒネのためのケシ栽培は
どこで行われているのでしょう? 特別に許可された所でのみ可能なのでしょね。

投稿: ポージィ | 2013年5月11日 (土) 16時28分

今晩は hananoさん sign01

タイのチェンマイは古い都で、今回のピンブローチ以外にもシルバーの
ブレスレットや可愛い装身具がたくさんあります。happy01

バンコクは東京みたいに忙しい町ですが、チェンマイは京都みたいに
いまだに自転車で市内めぐリができ滞在料金も格安ですよ。smile

ドイステープの空は本当に抜けるような青で、金色の仏塔がまぶし
かったですね。bleah

心ゆさぶられるような『Live in Marciac』をお聞きし感動を
もらいましたが、〝petit bonheur* bis〟の近況も心配ですが、
頑張ってほしいですね。up note
人の命は何にも変えられませんからね。shine

投稿: プロフユキ | 2013年5月11日 (土) 23時27分

今晩は ポージィさん sign01

いつもコメントを有難う御座います。金メッキのピンブローチもなかなか素敵でしょう。happy01

菩提樹の葉とケシの果実のブローチがお気に入りでしたか、heart01
特に菩提樹の葉は本当に綺麗ですよ。チェンマイは古い都だった関係で、
こんな金細工、銀細工の技術がまだ残っています。happy01

タイの山岳民族は文化も習慣も平地の人と異なり、貧しいせいでアヘン
つくりをしていましたが、何とか園芸生産が軌道に乗り、少しはお役に
立てたかとほっとしています。lovely

モルヒネもどこか厚生省の管理施設でケシからとっていることと思います。
ガンなどの末期患者の痛みを和らげるにはやはり必要ですからね。happy02

投稿: プロフユキ | 2013年5月11日 (土) 23時41分

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