« ・ちひろさんの可愛い切手・「季節のおもいでシリーズ春」(第2週)が出ましたよ | トップページ | ・久しぶりに平安神宮での紅枝垂れコンサートで、夜桜と音楽を楽しんできました »

2013年4月13日 (土)

・桜を歌った和歌はまだまだありました

先に、桜を歌った和歌を「桜の花が咲けば、学生時代に習ったあの和歌が思い出されます」として紹介しました。でもまだまだ桜の花を愛でて、あるいは思いを込めて歌った和歌が思い出されましたので、10首ほど載せてみます。

先日久しぶりに近くのイタリアンレストランで夕食をとったあと、散歩しながら平野神社の横を通りました。満開の花の下で、たくさんの人がお酒の飲み食事をしながら楽しんでいましたが、桜の花が満開で見事でした。そこで、翌日の昼間に撮った桜の花の写真と和歌をコラボして見ました。

Asy1a

Asy2b_003aa

「風さそふ 花よりもなほ われはまた 春の名残りを 如何にとかせむ」

浅野内匠頭・辞世の歌

風に吹かれて散る花よりも急いて(天寿を全うすることなく)生涯を終えようとしている私は、この心残りを、どうしたら良いのでしょうか?

Asy3b_006aa

「さくら桜 そして今日見る このさくら 三たびの春を 我ら歩めり」

(俵 万智) 説明は省略します。

Asy4b_018aajpg

「おしなべて 花の盛に なりにけり  山のはごとに かかる白雲」 

(西行法師・山家集)

すべての桜が盛りになった、山のどの稜線にも、白雲がかかったような花が咲いている。

Asy5b_021aa

さざ浪や 志賀の都は あれにしを 昔ながらの 山ざくらかな」

(平忠度・千載集)

さざ波寄せる琵琶湖畔の志賀の旧都――都の跡はすっかり荒れ果ててしまったけれども、

長等(ながら)山の桜は、昔のままに美しく咲いているよ。

Asy6b_023aa

「山里の 春の夕暮れ 来てみれば 入相(いりあい)の鐘に 花ぞ散りける」

(能因法師・新古今和歌集)

 山里の春の夕暮に来てみれば、山寺の晩鐘の響きとともに桜の花が散るのであった。

Asy7b_024aa

「高砂の 尾上の桜 さきにけり 外山(とやま)の霞 立たずもあらなむ」

(前中納言匤房・小倉百人一首)

遠くにある高い山の、頂にある桜も美しく咲いたことだ。人里近くにある山の霞よ、どうか立たずにいてほしい。美しい桜がかすんでしまわないように。

Asy8b_039aa

「あしひきの 山桜花 日並べて かく咲きたらば いたく恋ひめやも」

(山部赤人・万葉集)

もしも山のが何日も咲いているのだったら、こんなに恋しいとは思わないでしょうに。

Asy9b_043aa

「人知れず もの思ふことは ならひにき 花に別れぬ 春しなければ」

(和泉式部・詞花和歌集)先に彼女の晩年を紹介しました。

自分だけで思い悩むことは、とうに慣れっこです。花に別れない春はないのですから。

Asy10b_046aa

「春風の 花を散らすと 見る夢は 覚めても胸の 騒ぐなりけり」

(西行法師・卯月日記)

春風が桜の花をさんさんと散らす美しさにわたしは息をのむ、夢のなかで。目覚めてもなお、乱れに乱れて散る花の情景は、私の胸をざわめつかせる。

Asy11b_049aa

「さくら花 ちりぬる風の なごりには 水なき空に 浪ぞたちける」

(紀貫之・古今和歌集)

桜の花がさいたらしいなあ。山の峡を通して見える白雲。あれがそうなのだ。

少し大きな写真特性などは、右サイドの 京の街角  載せますのでそちらもご覧下さい

関連記事が 京の街角 にもありますので、ご覧ください。

|

« ・ちひろさんの可愛い切手・「季節のおもいでシリーズ春」(第2週)が出ましたよ | トップページ | ・久しぶりに平安神宮での紅枝垂れコンサートで、夜桜と音楽を楽しんできました »

・京の街角 The Hilight of Kyoto」カテゴリの記事

コメント

プロフユキさん、こんにちは。
桜はどこで咲いていてもそれぞれも風情があり美しいと
思うのですが、やはり京都の桜は一層風情がかんじられるのはなぜでしょうか。
写真と和かのコラボがとても素敵です(^_-)-☆

投稿: もみじ | 2013年4月13日 (土) 15時07分

こんにちは もみじさん sign01

全国に素晴らしい桜の名所がありますが、京都の桜は古い品種が多くて、cherryblossom
色形も色々なんです。また神社など古い建物が多いので、その対比が落ち
着きを見せるのでしょうか。happy01

のんびりと平安の昔にかえった気持で、ゆったりと桜を楽しみたいものですが、
なかなか忙しい現代生活ではそうもいきませんね。bleah

菜園も順調に育ってきたようですね。smile note

投稿: プロフユキ | 2013年4月14日 (日) 12時57分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/562363/57163350

この記事へのトラックバック一覧です: ・桜を歌った和歌はまだまだありました:

« ・ちひろさんの可愛い切手・「季節のおもいでシリーズ春」(第2週)が出ましたよ | トップページ | ・久しぶりに平安神宮での紅枝垂れコンサートで、夜桜と音楽を楽しんできました »