・今年のバースデイ・プレゼントのミニシクラメン寄植とベランダの風景

今日はワイフの誕生日です。毎年ワイフのバースデイには、普段家事をまったく手伝わない罪滅ぼしに、お花をプレゼントしています。今年は、ミニシクラメンの寄植をしてみました。いつもこの時期は前に紹介しましたように、ベランダは吊り下げられた一杯の干柿に占領されています。でも今年はまだ次の柿が届くまで時間があり、他の花々も何とか見られますのでそれらを紹介します。

今年も徳島県板野郡の板野農協土成支所から大和ガキが届くと、ワイフはいそいそと柿の皮をむき、自分で工夫したハンガーに吊り下げていきます。あまりたくさん干柿を作ったために、いつも「干しガキに　ベランダとられて　風呂場干し」状態になります。

ベランダの条件が、日当たり・風通しなどに丁度良いのか、このように毎年柔らかくて立派な干柿ができます。私は干柿が大好物なので、吊り場所の設営には若干お手伝いします。

これが今年寄植したミニシクラメンです。シクラメンはサクラソウ科の多年草で、塊茎を作ります。原産地は地中海沿岸で、トルコからイスラエルに原生種が自生しています。原生種はこのように小形の可愛い花をつけています。

和名には「豚の饅頭（ブタノマンジュウ）」と「篝火草（カガリビバナ）」の二種類があります。ヨーロッパでは古くからこの塊茎を食用としていましたが、中南米からジャガイモが導入されると食べなくなり、豚の餌にしていたため豚の饅頭と呼ばれたようです。花の形は篝火草のように綺麗な形をしています。

４種の色の異なるミニシクラメンをこのように寄植してみました。開花後、日陰において夏を越せば、シクラメンはまた冬から綺麗な花を咲かせてくれます。

まだ日のよく当たるところでは、ベゴニア・センパフローレンスがたくさん花をつけています。ベゴニア・センパフローレンスはシュウカイドウ科の１年草ですが、原産地のブラジルのように温度があれば多年草となります。写真に示しましたように雄花と雌花があり、雌花の子房にはたくさんの小さな種子が入っています。

チロリアンランプも、まだたくさんの可愛い花をつけています。アオイ科のつる性植物で、和名はウキツリボクでブラジル原産です。

これは若い蕾で、この後開花すると赤い萼（がく）の中から黄色の花弁をのぞかせて下垂してきます。

ローズマリーは寒さにも比較的強く、まだまだたくさんの花をつけています。ローズマリーはシソ科の低木で、地中海原産です。茎葉には芳香があり、ヨーロッパでは肉料理によく用いられています。大抵のものは匍匐（ほふく）性で、この写真のように枝がポットから垂れ下がってきます。

レースラベンダーです。ベランダでのラベンダーは先に書きましたが、シソ科の芳香を持つ、常緑小低木です。地中海沿岸が原産で、香水原料としてヨーロッパなどで営利栽培されています。

パンジーはスミレ科の１年草で、ヨーロッパでは古くからいろんな色の花弁や大型の花を咲かせるように育種されてきています。

パンジーの花の花弁は５枚で大型化し、多様な色があり基部に模様の入っている品種もたくさんできています。後ろのネットはハトの侵入防止にやむなく張っています。

場所がないので、足元にはこのようにミニストックも咲いています。

これは息子夫婦から母の日に貰ったワンちゃんの寄植ケースで、今はそこにパンジーを入れています。

●少し大きな写真と特性などは、右サイドの　観賞植物の紹介　に載せますのでそちらもご覧下さい。

●関連の記事が　園芸植物・園芸情報　にもありますので、ご覧ください。