・京都の街路樹には、都大路らしく雅なサルスベリも植えられています

京都の街路樹にはどこの街と同じスズカケンキ（プラタナス）、トウカエデがよく植えられています。それ以外に天神川沿いなどではエンジュが植えられており、真夏に黄白色の花をつけることを既に紹介しました。

それ以外にはイチョウなどが堀川通り北側に、また西大路通や北大路通などには所々ですが、クチナシなども植えられており北国の人などには珍しがられています。先日たまたま北大路通りを東に向かい、東大路通りとの交差点・高野を過ぎたあたりから、サルスベリのいろんな色の花が咲き乱れていましたので紹介いたします。サルスベリの花の形態などについては、「暑い夏に咲く百日紅」に紹介しています。

これは高野から北大路通り東に向かい、叡山電鉄の踏み切りを越えたあたりで咲いていた、赤色のサルスベリです。

これは下鴨本通・北大路あたり見かけたクチナシの、低く刈り込まれた街路樹です。西大路通の衣笠辺りにもあります。クチナシはアカネ科クチナシ属の低木で、西日本などの暖地では庭木、公園樹、生垣にされ、６-７月に真っ白で芳香ある花を咲かせます。八重咲の園芸種はガーデニアと呼ばれる事が多いようです。

葉だけでは寂しいので、７月の開花時に見たクチナシを載せました。

イチョウは大阪の御堂筋が有名ですが、京都の堀川通北側にも立派な並木通りがあります。これは堀川通と交差する紫明通のイチョウです。

これは最初に示した写真と同じで、高野から北大路通り東に向かい、叡山電鉄の踏み切りを越えたあたりで咲いていた、赤色のサルスベリです。これ以外にいろんな色の花が咲いています。

延々と続くサルスベリの街路樹にはちょっと驚きましたが、京都らしい街路樹だなあと感心しました。京都の夏はご存知の通り暑い日が続きますが、市内にたくさんあるお寺や個人の庭では良く見かけましたが、街路樹に植わっているとは思ってもいませんでした。

赤色だけかと思って車を更に走らせると、赤色以外に紫色や白色のサルスベリの花も咲いていました。

これは鮮やかな紫色のサルスベリでした。

これは白色の少し高いサルスベリでした。もう夏の終わりでしたが、しっかりと咲いていました。

これは白色のサルスベリです。どの木も周りがアスファルトに覆われ、散水車が潅水に回っているのを見かけたことがありません。グリーンベルトが幸い露地で、そこに降ったわずかの雨で木々をのばしているのでしょうが、限られた根域の水でよく頑張って見事な花を咲かせているものと改めて感心しました。

●少し大きな写真と特性などは、右サイドの　観賞植物　に載せますのでそちらもご覧下さい。

●関連の記事が　園芸植物・園芸情報　にもありますので、ご覧ください。