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2012年6月24日 (日)

・意外とお花には毒がある種類があるので、菜園とお花畑は分けましょう(3完)

先日、お花の中には毒性を持つ種類が結構あるため、必ず菜園お花畑は分ける必要がある事を例をあげて紹介しました。今回は身近にあり食べている野菜の中にも、食べる部位によっては毒性のあるを、東京都福祉保険局と厚生労働省の資料から紹介します。

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ジャガイモ(ナス科)

ジャガイモは、塊茎の部分を食用としますが、発芽部分緑色部分には有毒物質ソラニンを多く含みます。このソラニンを多量に含んだ部分の除去が不完全だと中毒を起こします。調理の際、皮を良くむき、特に芽の部分を完全に除去するなど、十分な注意が必要です。

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・誤食部位:ジャガイモの発芽部分緑色表皮部分

・症状:おう吐、下痢、腹痛、脱力感、めまい、呼吸困難など。

・毒成分:ソラニンというアルカロイドソラニンは煮る、焼くなどの加熱調理をしてもほとんど分解されません。面倒でも分厚く切り取りましょう。

アオウメ(バラ科) 

果実は一般に加工して利用されます。しかし、未熟な果実の中心の部分には毒成分があります。生の梅は、梅酒や梅干しつくりのため身近にありますので、子供が食べないように十分注意する必要があります。

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・症状:頭痛、めまい、発汗、けいれん、呼吸困難など。

・毒成分:青酸配糖体アミグダリン。酵素により分解されて青酸を出し、中毒を起こします。アミグダリンはその他、スモモ、ビワ、アンズの種子にもあります。

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ギンナン(イチョウの実・イチョウ科) 

イチョウは中国原産の落葉樹で、夏から秋にかけて果実が黄色く熟します。この果実には特有の悪臭があり、触れると外果皮に含まれるビロボールが原因でアレルギー性皮膚炎を起こすことがあります。この外果皮を取り除き、かたい殻の中にある淡い黄色の部分をギンナンとして食用とします。

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・症状:通常食用としますが、一度に多く食べると、おう吐、下痢、呼吸困難、けいれんなどを起こすこともあります。子供が大量摂取し、食中毒を起こす事例があることから、「歳の数以上は食べない方が良い」という言い伝えがあります。

ビタミンB6は、脳内の神経伝達物質の生成に重要な役割を担っています。ギンナンには、ビタミンB6と構造の似た4'-メトキシピリドキシンを含んでおり、摂取するとビタミンB6の働きを阻害し、数時間のうちにビタミンB6欠乏症となり、中毒になると考えられています。

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白インゲンマメ(マメ科) 

白インゲンマメはインゲンマメの白色種で、日本では白金時豆大福豆などがその一種です。豆は和菓子などのあんとして使用されます。生のまま食べると、インゲン豆に含まれる「レクチン」という糖結合タンパク質が原因でおう吐、下痢等を起こすことがあります。インゲン豆を食べる時は、柔らかくなるまで十分に加熱する必要があります。

・症状:加熱調理を行わず、生のままで食べると、おう吐、下痢などを起こすことがあります。

・毒成分:食中毒の原因物質の1つとして、インゲン豆に含まれる「レクチン」という糖結合タンパク質が知られています。十分に加熱すれば、「レクチン」は活性を失います。

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コーンフリー (正しくは「シンフィツムムラサキ科)」)

別名ヒレハリソウ。通常のコンフリー以外に、プリックリーコンフリーとロシアンコンフリーがある。

コーカサス地方原産の多年草で、高さは60センチメートルから90センチメートル位になります。初夏から夏にかけて釣鐘状の白~薄紫色の花を咲かせます。わが国では、昭和40年代に健康野菜としてブームになり、家庭菜園などで栽培され、若い葉を天ぷら、おひたし、炒め物などにして食されていました。
 コンフリー等にはピロリジジンアルカロイドPAs)を含むことが知られています。このPAsを長期間、過剰に摂食すると肝障害等を引き起こすとされ、ドイツやオーストラリアなどでは、PAsの摂取量の基準を定めています。
 わが国では、コンフリー等によるPAsの食中毒は発生していませんが、平成16618日、厚生労働省はコンフリー及びこれを含む食品について販売禁止とすることにしました。 現在、家庭菜園などで栽培している場合には、これを摂食しない方がよいでしょう。

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・症状:肝障害が報告されており、急性又は慢性の門脈圧亢進、肝肥大、腹痛など。

毒成分:人の健康に重大な悪影響(肝毒性、発ガン性等)を及ぼすピロリジジンアルカロイド全草に含まれている。コンフリーを加熱することによって、その毒性が軽減されるというデータはありません。従って、加熱したものであってもコンフリー等を摂食することは避けてください。

少し大きな写真特性などは、右サイドの 野菜とその花の紹介 載せますのでそちらもご覧下さい

関連記事が 園芸植物・園芸情報 にもありますので、ご覧ください。 

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コメント

こんにちは。
第3弾に登場したものの内、ギンナンの大量摂取や
白いんげんの生食で起きる中毒のことは知りませんでした。
どちらも自分の場合は心配ありませんが、小さなお子さんや
ペットは、食べてしまうかもしれませんね。
コンフリーは、散歩でよく歩く道沿いの畑の隅に一株、
もう何年も前からずっと毎年咲いています。
初めてその道を歩いたときからずっとありますから、
もしかすると昔の健康ブームのときに植えられたものが
ずっと残っているのかもしれませんね。
収穫して食べているような様子はないので安心ですけれど。
私は、毎年、今年も咲いたな、と花を楽しんでいます happy01
 

投稿: ポージィ | 2012年6月24日 (日) 14時52分

シリーズ記事の1~3まで、じっくり再読させていただきました。

銀杏の食べ過ぎは良くないって言われるのは、そういう理由だったんですね。
ただの迷信だと思うてましたが、解りやすく説明していただき、感謝です。

プロフユキさんの記事は、つんみたいなど素人にも大変解りやすく、面白いです。
ますます植物が好きになりそうな予感。

投稿: つんきち | 2012年6月24日 (日) 15時26分

今晩は ポージィさん sign01

ギンナンは茶碗蒸しに入っているくらいなら、問題はないのですが、お酒のつまみに
串にさして焼いたのがあり、ひょっとするとたくさん食べる
かもしれませんが、それでも大量に取ることはないでしょう。happy01

マメも生ではかじることはないでしょうが、子供の頃は何でも口にするので、
サツマイモなども生でかじった覚えがあります。
不味いのでそのうちに食べなくなるものですが。smile

自然の知枝で食べられるものと食べられないものを覚えていくのですが、
その体験がないと怖いですね。happy02

コンフリーも何となく発がん性があるように感じていましたが、少しくらい
ならいいかと思っている人も多いかと思います。しかし世界中でその危険が指摘
されるから、中毒する人が出ているのでしょうか。happy02 お花は可愛らしいですけれどね。

投稿: プロフユキ | 2012年6月25日 (月) 01時06分

今晩は つんきちさん sign01

ギンナンは子供はあまり食べませんが、男性は特にお酒のつまみに
焼きギンナンが出ることがあり、食べることがありますね。happy01

植物のいろいろを知っていただければ、それだけで嬉しいです。私自身はお
花ができることが不思議で、ただひたすら花の形態とでき方に興味が
ありましたが。smile

ツンきちさんの記事も最初から読ませてもらいました、軽妙な書き方で引き込まれて、
読んでしまいました。delicious lovely

投稿: プロフユキ | 2012年6月25日 (月) 01時14分

こんばんは(^^♪
ゆっくり拝見したいと思ってましたら今頃になってしまいました。
花の毒性についてはとても興味があります。
水仙などいけばなでもよく使います。
しかも粘液を使ったりして・・(冷汗)
植物のことをもっとよく知らないといけないと
つくづく思います。
これからもよろしくお願い致します。
有難うございましたclover

投稿: はなのいろ | 2012年6月26日 (火) 23時12分

今晩は はなのいろさん sign01

生け花に使われるお花にも色々毒性のものがあるのですね。happy01

グロリオーサとか水仙など、剣山に刺したり花瓶に入れるにしても、よく手で
触れていること思います。smile

でも以外と何もトラブルが起こっていないのは、やはり手洗いの励行があるからだと
思っています。happy02

それと天使のラッパなども最近よく増えて、庭先や花壇に植えられているので、子供
さんが触らなければ良いなと思っています。smile

投稿: プロフユキ | 2012年6月26日 (火) 23時56分

銀杏で急性のビタミンB欠乏症になって中毒になるんですね・・
・・って事は銀杏沢山食べたい人は、ビタミンBを多めに取ってから食べたら大丈夫なのかな・・smile
そこまでして食べたい人もいないですよね(笑)
コンフリー自体しりませんでしたが、怖いものなんですねbearing
いつも色々勉強になりますhappy01
次回のブログも楽しみにしていますnote

投稿: たらちゃん | 2012年6月29日 (金) 22時38分

今晩は たらちゃん sign01

ギンナンを食べるのは大人になってからでしょうね。ちょっと苦味がありますが、
焼きギンナンもおいしいですね。happy01

ビタミンB6を食べてまで、ギンナンを食べようという人は、たらちゃんくらいでしょうか。bleah

コンフリーは一頃は、健康にいいということ流行ったですね。そのとき増えたのが、
あちこちの野原で見かけますね。根ががんになるからといわれて消費は減りましたが、
葉も危ないのですね。happy02

そのうち怖いお話も載せましょう。ご期待ください。smile

投稿: プロフユキ | 2012年6月29日 (金) 23時46分

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