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2012年3月 3日 (土)

・スマトラ島のジャングルに、世界最大の花ラフレシアとブンガ・バンカイを探し求めての旅(3)ブンガ・バンカイ(スマトラオオコンニャク)

さて、いよいよ靴をゴム長靴に履き替え、ブンガ・バンカイラフレシアを探しにジャングルに向かいました。これはジャングルの入り口に立つマリンです。道は最初はわりと整備されていましたが、熱帯ジャングルでけっこう下が湿っており、滑りやすくゴム長靴は必需品でした。

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一緒に参加したのは写真を撮っているマリンの姪御さんを含めて6でした。左端に写っているのがラフレシアを保護しているボランティアで、彼の弟さんの二人でガイドをしてくれました。驚くのは、政府の保護はまだ行き届かなく、彼のようなボランティア

果樹園の管理傍ら、見つけたラフレシアなどの保護をしていたことでした。

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そこで、まずが見つけ保護しているブンガ・バンカイのところに案内してもらいました。道は最初は良かったのですが、だんだんとジャングルの中に入ると、滑りやすくまた道がぬかるんで深みにはまったり、結構歩き難くなってきました。つかんだツルがスポンと抜けたり、足元をムカデに似た巨大な10cm位のヤスデがうごめいていたりして驚かされます。途中で手ぬぐいで覆うようにと注意があり、聞くと血を吸うヒルが落ちてくるとのことで、あわてて手ぬぐいを出すと共に袖のボタンを留めました。

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ブンガ・バンカイラフレシア世界最大の花です。それは、ブンガ・バンカイはたくさんの小花が集まった花序で、ラフレシア一つの花で、いずれも世界最大の花のです。ここベングルでは両方の花が見られる、貴重な場所です。

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ブンガ・バンカイの別名はスマトラオオコンニャクであり、またショクダイオオコンニャクとも言い、スマトラ島のジャングルにだけ生息しています。サトイモ科コンニャク属の植物で、地中にコンニャクと同様に塊茎を作ります。

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地中の塊茎から毎年1枚の葉が出て、その先端は3つに分かれ、更にそれぞれの先端に分裂してたくさんの小葉をつけます。この葉で光合成をして、栄養生長期には地下の塊茎をだんだんと大きく肥大させていきます。

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3年から7くらいの幅がありますが、塊茎が巨大大きさになると初めて蕾をつけ、それまで蓄えたすべての養分を使って巨大な花を咲かせて、種子を作るためにそれまで蓄えたすべての養分を使い切ります。

花の大きさは直径1.5m、高さ2.5mくらいあり、真夜中に咲いて開花期は二日間くらいしか咲かない幻の花です。

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花の形態も変わっており、仏炎苞と呼ばれる苞葉に囲まれた中に肉穂花序があります。その先に多数の雄花が、その下にまた多数の雌花が着きます。雌花は受精すると、たくさんの果実をつけるようになります。 Bk10b009_2

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この形は、コンニャク、アンスリウムカラーと同じで、以前「・ベランダでアロエの花が今頃咲いたのはなぜ? 」で紹介したことのあるサトイモの花と同じです。

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夜間に咲くため、受粉させる昆虫を誘引するために強烈な腐ったような臭いを放出します。受粉昆虫は、糞虫シデムシといった甲虫です。

東京の小石川植物園や鹿児島の指宿市の‘フラワーパークかごしま’でも、ブンガ・バンカイの開花が報道されましたが、完全には開花せずに途中で開花が停止してしまったようです。

Bk13

スマトラジャングルと違う、強い光高い温度か、何かの条件が不足するのでしょう。

少し大きな写真特性などは、右サイドの 海外の国 載せますのでそちらもご覧下さい

関連記事が 海外の国々 にもありますので、ご覧ください。 

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コメント

熱帯ジャングルは本当に自然の宝庫ですね。
危険な生き物もいることでしょうが、
貴重で多様な植物を目にすることができるのは
とても魅力的です。
ブンガ・バンカイの花の大きさには驚きました。
ジャングルの生命力を感じるようです。

投稿: hanano | 2012年3月 3日 (土) 14時11分

こんにちは。
いよいよ幻の花との遭遇編ですね。 ワクワク ドキドキ(^^)

コンニャクの花は花の展示会のときに1度だけ見た事があります。
ブンガ・バンカイもコンニャクの仲間だったのですね。
スマトラオオコンニャク というだけあって、コンニャクより相当大きそう。
約2.5mもあるのですね! 実の様子共々圧倒されました。
真っ赤なこんな実ができることも知りませんでしたが、日本のコンニャクも
同じでしょうか? そういえばマムシグサなどはやはりこんな風に赤い実を
つけますよね。コンニャクの長いサイクルの生態にも驚きました。
同じ夜咲く花でも、コンニャクのように腐ったような匂いを出すものと、
ドラセナの仲間や月下美人などのようなきつめの芳香を出すものとあるのですね。
これだけ大きさがあって腐ったようなにおいでは、においにも圧倒されそうですね(^^;)

珍しいものを見せていただけてとても嬉しかったです。ありがとうございます。

投稿: ポージィ | 2012年3月 3日 (土) 18時08分

初コメントにて失礼しますhappy01
ブンカ・バンカイのつぼみの大きさ驚きですshine
熱帯に育ってるからこその生命力なのでしょうか?
私は、蚊も嫌いなので熱帯なんて、とんでもハップンですが
珍しいお花などみせていただき感謝ですheart04
ブロフ・ユキさんも、ジャングル旅行だなんて
エネルギッシュですごいですねscissors

投稿: たらちゃん | 2012年3月 3日 (土) 22時05分

ブンガ・バンカイ、いよいよ登場ですね。初めてみました。大きさにびっくりです。匂いもすごいと聞きましたが。
それにしても熱帯の森は楽しそうですね。女性は虫が嫌いという人も多いのですが、私は野性児なので平気です。一度見てみたいです。

投稿: 木漏れ日 | 2012年3月 3日 (土) 22時10分

「ユキ・エージェント」(笑)を立ち上げて、海外ツアーのアテンドをぜひお願いします。観光旅行airplaneでは味わえないステキな旅に、私も連れてって(*^ー゚)bグッジョブ!!

投稿: Lisa | 2012年3月 3日 (土) 22時38分

今晩は hananoさん sign01

熱帯ジャングルには危険な動物、例えばスマトラトラなんかもまだいるようで、家畜や村人を襲った話も聞きました。happy02

まだまだ人間と動物が共棲しているようでした。happy01

いろいろまだ未知の薬用植物もあるようですが、まだまだ分かっていない状態のようですね。smile

あんな大きな花がむくむくと伸びてくる様は壮観ですね。delicious
もう4日ほどいれば開花に立ち会えたのですが、そうも行かず残念でした。gawk

投稿: プロフユキ | 2012年3月 3日 (土) 23時01分

今晩は ポージィさん sign01

お待たせしました、幻の花の第一部、ブンガ・バンカイを紹介しましたが、大きいでしょう。happy01

コンニャクの花とよく似ていますが、その大きさが巨大ですね。カラーやアンスリウムと同じ形態です。note

日本でもコンニャクの芋はなかなか大きくならないのですが、熱帯でも花芽ができるには5,6年は掛かるのでしょうね。smile

異臭を出すか出さないかは、受粉を媒介する昆虫の種類によるようですね。それとブンガ・バンカイの咲く期間が短いし、アレだけの大きさですから急速にたくさんの虫、特に甲虫類を誘引するため腐臭を出すようです。happy02

投稿: プロフユキ | 2012年3月 3日 (土) 23時28分

今晩は たらちゃん sign01

初コメント有難う御座います。私は登山が好きで、野原は歩き回ったのですが、アフリカのケニアに滞在したとき、知らない虫や蟻に刺され腫れた思いがあります。happy01

でもマラリアは怖いので、噴霧式の殺虫剤を持って行ったのですが、あまり蚊はいませんでしたね。代わりにヤスデとヒルがいましたが。happy02

体力の限界に挑んだ感じでしたが、世界最大の花を見られたので爽快感もありました。note

投稿: プロフユキ | 2012年3月 4日 (日) 00時55分

今晩は 木漏れ日さん sign01

私も昆虫採集などで、野山を走り回っていましたので、ジャングルにあまり抵抗感はありません。happy01

熱帯雨林は色んな植物や虫がいて、じっくり見れば面白いと思います。場所によれば着生ランや綺麗な蝶や鳥がいますしね。shine notesガイドツアーもあるようでしたよ。

途中で聞きましたが、スマトラにはトラがいるようで、まれに人家にも出てくるとか。happy02

投稿: プロフユキ | 2012年3月 4日 (日) 01時02分

今晩は Lisaさん sign01

実際にユキエージェントで、研究室の男女の学生11名をを連れてヨーロッパ5カ国、イタリア、フランス、ポルトガル、イギリスとオランダにゼミ旅行に行ったことがあります。happy01

良い経験だったとみんなに感謝されましたが、無茶なこともしましたので、よく何もトラブルが起こらなかったものだと、胸をなでおろしています。shinenotes

昨今の事情だと何かあれば、引率者の責任になりますからね。smile

投稿: プロフユキ | 2012年3月 4日 (日) 01時15分

ブンガ・バンカイの花というのを、初めて知りました。
そして、その大きさに驚きました。flair

ジャングルの中の生態系は凄いものがあると、
感動すらしてしまいました。
日本、特に都会にいると、自分の周りにあるものだけが
すべての様な気になってしまいますが、
実は本当に囲われたコップの中なんだと
改めて気付かされました。

それにしても、あれだけの大きい花が2日位しか咲かない
というのは、なにか意味があるのでしょうか?

不思議な世界をありがとうございます。

投稿: MadamPOT | 2012年3月 5日 (月) 02時29分

今晩は MadamPOTさんsign01

ジャングルはジュラシックパークに出て来るような、太古の世界も残っています。日本のような温帯よりはるかに暑くて物質代謝も高いのですね。happy01

あんな大きな花をつけるために何年もかかり、百余りある雌花に受粉するため昆虫を集め、それが済むと種子をつけるために、全エネルギーを使い[きるのでしょうね。happy02

結実してそれを虫や鳥が食べるようになると、やがて枯れてしまうようですね。おそらく精一杯力を使い切るので、二日くらいが限度なんだろうと思います。smile

次に紹介するラフレシアも巨大ですよ。note

投稿: プロフユキ | 2012年3月 5日 (月) 23時50分

こんばんは
ジャングルの中で、植物の保護活動をされている方々は、ほんとうに立派ですね。
今回のお花は、大きくて、「なんだかSF小説にでも出てきそうだわ」と思いました。

投稿: きいろひわ | 2012年3月 6日 (火) 00時51分

今日は きいろひわさんsign01

熱帯ジャングルの中でコーヒーを栽培しながら、奥さんが茶店をしている人でしたが、ちゃんとラフレシアなどの保護をしているんですね。happy01

政府がもっと保護活動をしているのかと思いましたが、ボランティアまかせなんですね、驚きました。happy02

それも面白半分に来る人には見せないで、私たちのような純粋にラフレシアを知りたい人にだけ、見せてくれているようでした。当然の謝礼とは別に、カンパをせずには居られませんでした。smile

本当に幻の花が見られて幸いでした。shinenote

投稿: プロフユキ | 2012年3月 6日 (火) 16時45分

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